今回は赤ちゃんではなくママの出産時のうんちの話をします。
妊娠すると都市伝説のように聞く「出産時の排便」。
これって女性としてはかなり屈辱的なことですし、立ち会い出産を希望している人なら、そんな姿は絶対、夫に見られたくないと言う人も多いのではないでしょうか。
いなば ゆみ(イラストレーター)
分娩時の排便はけっこうあること?
実際に分娩のときにうんちが出てしまうことがあるのか、何人かの助産師さんに聞いたことがあります。
すると、そんなに珍しいことではなく、たまにあることのようでした。
しかも、ママは痛みでそれどころではないため、気づかない間に出ちゃってることもあるみたい。
そんな恥ずかしいことが起こるかもしれないなんて、出産前の女性にとっては衝撃的ですよね。
うんちが出るのはもうすぐ生まれるサイン
でも安心してください!
私が話を聞いた助産師さんたちは、「排便してしまっても全く問題ないですよ」と笑顔で言ってくださる方ばかりでした。
中には「うんちが出るのはお産が順調に進んでいる証拠。うれしいくらい」と言う人もいました。
毎日のように出産に立ち会っている助産師さんにとっては、ママたちが思っているような恥ずかしいことではないみたいです。
立ち会い出産だったとしても、パパにバレないようにササッと片付けもしてくれるそうです。本当に助産師さんには頭が下がります。
いきむってどこにどんなふうに力を入れること?
よくドラマなどで見る「はい、いきんんで!」と言うかけ声。
初めて出産する人は「いきむ」と言うのがどんなものなのかわからないと思いますが、実は排便をするときとほとんど変わらないそうです。
赤ちゃんを産むときに、まるで排便をするかのように力を入れることが「いきむ」と言うこと。だからこそ、腸内にうんちがあれば出てくるのは当たり前なんですね。
なので、もし出ちゃったとしたらそれは上手にいきめてると言うことでもあります。
実際には、いきみたくなっても「今はいきまないで」と言われることもあり、これがけっこう難しかったりします。
今ではさまざまなバースプランに対応してくれる産院も多くなりましたが、出産のいちばんの目的は「母子ともに健康」につきます。
ママなら出産時のちょっとした赤っ恥や青っ恥の1つや2つは必ずあるもの。ママトークでも盛り上がるネタです。
もし、自分が分娩時に排便してしまったとしたら、これから出産するママには「たいしたことなかったよ!」と笑顔で伝えてあげてくださいね。
ライター サトウヨシコ
大学卒業後、大手食品会社に勤務。未経験から編集者を目指し転職。その後、結婚と出産を経て妊娠・育児雑誌のディレクターに。WEBメディアの新規事業立ち上げをし、現在はフリーランスで数々のメディアに携わる。