人生を変えた、藤田紘一郎先生との出会い

2018-04-23
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こんにちは。アレルギー体質と付き合って約半世紀、看護師歴14年のちいです。看護学校生時代、免疫と腸研究の第一人者・藤田紘一郎先生との出会いは、アレルギー改善に希望を与えてくれました。

連載「アレルギーと肥満に悩む看護師の腸活記録 」

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イラスト:キリ

看護学校の授業で……

私が藤田先生を知ったのは看護学校の文化人類学という授業でした。 文化人類学では、世界各国の文化、部族、変わった人達の事を知ったり考え方を学んだりしました。看護師としてどのような人にも分け隔てなく平等な看護が出来るように、という目的があったのだと思います。 その中で、藤田先生が話している映像が紹介されました。 国家試験に直接繋がる授業では無かったのでボンヤリと聞いていましたが、「アトピー性皮膚炎が治る」、「サナダ虫をお腹に飼っている」という言葉が大変印象に残りました。 当時の私は、誰が見てもアトピー性皮膚炎だと分かるほどひどい症状で、顔は赤黒く、頬からは黄色い浸出液が出る程腫れている状態でした。身体もサメ肌でカサカサ、アザのように所々搔き壊した跡がありました。 加えてアレルギー性鼻炎もあり、花粉の時期には更に悪化。喘息も点滴治療に通う程酷く、東京都の喘息患者に認定されていました。 アトピー性皮膚炎は酷い時でしたが、だからといって特に調べて藤田先生を探しだすまでには至りませんでした。国家試験前の余裕のない時だったのですぐに先生の名前も忘れてしまいました。

藤田綋一郎先生との再会

看護学校では身体の組織や機能、病気や薬など基本的なことを学びました。 看護学校を卒業し、看護師として脳神経外科で働きましたが、2年ほど経った頃、もっと知識を深めていきたいと思うようになりました。 まだまだ知らない身体の不思議があると思ったんでしょうかね。外国の病院や施設を学びに留学するのもいいかな、とも考えていた時期でした。 看護師の通販雑誌に広告が載っていた通信制の大学が気になり始め、3年次から編入が出来る事が分かり、入学しました。 入学後、選択科目を選ぶ中で免疫学という科目の講義内容の短い説明文を見て、もしかしたら文化人類学の時のあの先生かもしれない、と期待し選択しました。 指定された教科書は「原始人健康学」でした。 通信制の大学なので、先生から出される課題を自宅で学び大学に郵送したり、大学に直接行って学ぶスクーリングという必修授業がありました。 はじめはなんとなく教科書を読み、通信の課題をこなしていたのだと思います。 衝撃を受けたのは、スクーリングでのことでした。 文化人類学の時の藤田先生だと確信しました。 直接先生の講義を受けると、当然かもしれませんが説得力と情熱が感じられ、一番前の席で必死に聴いていて、なぜか泣いてしまいました。

悩んでいたアレルギー体質に希望が持てた

藤田先生のお話から、アレルギーについて初めて知る事がたくさんありました。 日本は戦後、アメリカ人がたくさん日本に来た事から寄生虫の除去を徹底されたそうです。完全に寄生虫がいなくなった頃からアレルギーが流行り始め、現在では日本人の国民病の一つになってしまったと。 寄生虫は排除するものではなく、共生するものである事、先生は長年お腹にサナダ虫を飼っている事、それが体調を整えてくれている事なども教えていただきました。 そして、この完全に寄生虫がいなくなった時期と私が生まれた時期が重なったことで、自分がアレルギーに悩んでいる理由とピッタリ当てはまりました。 食事の欧米化や、食品添加物の摂取が増えた事により便秘で悩む人が増えた事が、アレルギーが増えた原因の一つというのも自分にとって納得できる事お話でした。 腸が元気になればアレルギーが治る。なぜか確信でき、自分の病気が治るかもしれないと希望が持てました。 先生の教え子さんでアレルギーが完治した方のお話や、アレルギーの薬の開発にも取り組んでいる事の説明もしていただきました。 細胞の話や薬の開発の説明は難しくて頭に入ってこない事も多かったですが、楽しい講義でした。 他の先生のスクーリングが丸1日や丸2日連続という超疲れるスケジュールで寝ちゃったのに対し、藤田先生のスクーリングは、短い時間を数回に分けて(毎週の夜に2時間ずつ)だったので、毎回集中して受講できました。何回も先生に会いに行けると思うとワクワクしましたね。 先生はとても真面目で誠実な人柄で、日々沢山の人のウンコを集めて実験をしていて、凄い人だなぁって感じました。沢山の書籍を出されている事を知り、本屋ではみつからなかったので通販で買い求めました。先生の著書はどれも読みやすく、分かりやすく、勉強になります。 藤田先生との出会いをきっかけに、ダイエット目的の腸活から、アレルギー改善のための真剣な腸活を始めました。 卒業論文のテーマは、便の性状が悪いのは便秘が先かアレルギーが先か?みたいな感じだったと思います。
※藤田紘一郎先生のプロフィール 1939年、中国、旧満州生まれ。東京医科歯科大学医学部卒、東京大学伝染病研究所(現・医科学研究所) 大学院博士課程修了。医学博士。東京医科歯科大学名誉教授。人間総合科学大学人間科学部教授。自然免疫健康研究会理事長。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。日本寄生虫学会賞、講談社出版文化賞、科学出版賞、日本文化振興会・社会文化功労賞および国際文化栄誉賞などを受賞。著書多数。今年発行された本に「若返りの科学」(2017年)がある。
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