知っておきたい!大腸がんになりやすい人の特徴や初期症状

2018-05-25
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近年、食生活の変化で、日本人で大腸がんになる人が増えているってご存知でしたか?
大腸がんは、早期発見できれば完治する可能性のあるがんといわれています。
そのためには、大腸がんについて知っておくことが大事ですね。
それでは、大腸がんの初期症状や検査方法、治療法についてご紹介します。

日本人に増加中の大腸がん

Zerbor/Shutterstock.com

この20年で日本人の大腸がんによる死亡者は、約1.7倍にも増えていて、女性のがん死亡率では、第1位にあがっています。
大腸がんになる原因として、近年、食生活が欧米化してきたことによる、肉類からの脂質の摂り過ぎと食物繊維の摂取不足が影響していると言われています。食物繊維は、腸内環境を整えるはたらきがあります。

さらに、運動不足、肥満、飲酒などもリスク要因とされています。

大腸がんってどんな症状があるの?

ann13131/Shutterstock.com

大腸がんの症状は、初期には、ほとんど自覚症状はないといわれています。

がんの状態が進むと、便の性状や便通の変化などが見られるようになります。

こんな症状が見られたら、要検査です!!

便が細くなる

便が細くなったり、一度にすっきり出ず、少しずつ1日に何回も便が出たりします。

血便が出る

便に血が付いていたり、便に血が混ざっていたり、おしりを拭いたときに血が付いていたら、それは、大腸がんのサインの可能性があります。

血の色が鮮やかな赤色の場合、痔による出血の可能性もありますが、S状結腸や直腸など、肛門に近い部位のがんの場合は、赤い血が出ます。

便秘と下痢を繰り返す

急にひどい便秘になったり、便秘と下痢を繰り返すようになったりしたら、注意が必要です。さらに、がんによって腸管が狭くなると腹部の張りや腹痛を起こすこともあります。

残便感がある

排便後に便が残っているようで、すっきりしない感じになります。

大腸がん高リスクなのはこんな人

では、大腸がんになりやすい人はどんな人なのでしょうか?
Lisa A/Shutterstock.com

運動不足

運動不足による肥満は、確実に高リスクとなります。

運動は、大腸がん予防に効果的といわれていますので、運動不足になりがちな人は、日常生活の中で体を動かすように心がけましょう。

適量以上の肉食

赤身の肉や加工肉(ベーコン、ハム、ソーセージなど)ばかり食べるのは高リスクになります。

動物性の脂肪やたんぱく質の摂り過ぎはよくありません。 バランスのよい食事を心がけましょう。

低食物繊維

食物繊維の不足も高リスクになります。

食物繊維は、善玉菌を育て腸内環境を整えたり、便通を良くしたり、腸を健康に保つためにとても重要な働きをします。 食物繊維を多く含む、野菜や果物などを毎日の食事に取り入れるようにしましょう。

便秘がち

便秘がちになると、腸内に老廃物が長く留まることになり、腸内の悪玉菌が作り出した有害物質が吸収されやすくなります。 便秘にならないように、毎日、ヨーグルトや乳酸発酵食品などを摂って、腸内環境を整えましょう。

適量以上の飲酒

お酒の飲みすぎもよくありません。 お酒はほどほどにしましょう。

遺伝

親や兄弟など直系の親族に大腸がんの人がいる場合、高リスクとなります。

大腸がんでは、遺伝によるものも数%ですがあるといわれています。

食生活、生活習慣を整えることが、大腸がんの予防にはとても重要です。

40歳過ぎたら大腸がん検診へ行こう

40歳を過ぎると、大腸がんのリスクが高くなります。
40歳を過ぎたら、一年に一回大腸がんの検査をしましょう。

大腸がんの検診は、まず、便潜血検査が行われます。

便潜血陽性の場合、大腸内視鏡検査が行われます。 ただし、明らかな血便が見られる場合は、直ぐに内視鏡検査になることもあります。

NoRegret/Shutterstock.com

大腸がんの検診は、まず、便潜血検査が行われます。

便潜血陽性の場合、大腸内視鏡検査が行われます。 ただし、明らかな血便が見られる場合は、直ぐに内視鏡検査になります。

便潜血検査

便潜血検査は、便を採取して、便の中に血液が混ざっていないか調べる検査です。

人間の赤血球中のヘモグロビンに反応する薬を使って調べます。 便潜血検査は、大腸がんのスクリーニングにとても有用です。

大腸内視鏡検査

検査前に3~4時間くらいかけて、下剤を2ℓくらい飲み、腸内を空にします。

その後、内視鏡を肛門から挿入して、大腸内部を調べます。

内視鏡カメラで直接腸内を観察できるため、病変があった場合、状態を詳しく調べることができます。 さらに、病変組織をその場で切除して採取できる点も大きなメリットです。

大腸がんの治療は、手術による腫瘍の切除が行われます。

粘膜に留まっている早期がんの場合は、内視鏡を使って切除することが多いです。

お腹を小さく3~4箇所切開して、そこから手術器具や内視鏡を入れて行われる腹腔鏡手術の場合もあります。

進行がんや転移がある場合は、開腹手術が行われます。 さらに、抗がん剤治療や放射線治療が行われる場合もあります。

直腸がんの場合、以前は、人工肛門となるケースが多くありましたが、近年、術式の進歩によって肛門を温存する手術が可能になってきました。がんの進行度や全身状態によって手術の方法は異なるので、事前に担当医によく話を聞くようにしてください。

おわりに

大腸がんは、比較的進行が遅く、早期発見できれば完治が望める確率が高いといわれています。

早期発見のために、ぜひ、40歳を過ぎたら、一年に一回は、検診を受けましょう。

また、家族に大腸がんにかかった人がいる人も、一年に一回検査を受けましょう。

参考文献

1)http://www.daichougan.info/outline/quantity.html

2)http://gdb.ganjoho.jp/graph_db/

3)https://ganjoho.jp/public/cancer/colon/

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