うんちが何でできているか知っていますか?
突然ですが、うんちの中身って知っていますか?「え?食べたもの」って思っていませんか?
もちろんそれも含まれますが、でも、ほとんどが違うものなのです。
通常のうんちの80%は水分
体調によってうんちの固さが変わる……というのは経験がありますよね。
でも、柔らかいのと硬いのでは実際のところ、どれくらい違うかご存知ですか??
うんち博士こと辨野義己先生の本によると、通常のうんちでも水分量は80%、下痢で90%。コロコロで固い……といっても70%は水分なんだそうです1)。
特にコロコロウンチで70%は水分がある……なんて驚きです。
じゃあ、水分以外は何からできているのしょう?「食べ物の残りカスでしょ?」って思いますよね。もちろんそうです。
でも、全部がそうではありません。……ではなにか?
うんち博士こと辨野義己先生の本によると、通常のうんちの水分は80%。「じゃあ、残りの20%が、食べかすでしょ?」かと思えばそうでもないそうです。
食べたものの残りは、実は6〜7%
実は、食べかすはわずか6〜7%。
その他、腸粘膜(大腸や小腸の粘膜がはがれたもの)が、6〜7%。腸内細菌が6〜7%なんだそうです!
ちなみに腸内細菌は、うんち1グラムの中に、6000億〜1兆個いて、腸内には1,000種類以上棲んでいるそうです!!ちょっと想像できない数ですね。
そして、この腸内細菌の構成比率やバランスは、体調にもすごく影響してくるんだそうですよ。まさに体内の神秘!って感じですね。
参考文献
1) 辨野義己 : 小宇宙をあやつる腸内細菌, 免疫力は腸で決まる!. 東京, KADOKAWA/角川学芸出版, 2015.2) 辨野義己 : 腸内細菌のバランスがよければ体調は整う, 腸をダマせば身体はよくなる. 東京, SBクリエイティブ, 2014.
編集 キベンジャー プロカメラマン。
イラストは、「はなもくらせば」連載中の元本モトコによる似顔絵。自宅のトイレに折りたたみ式の机を置いて仕事したいと考えてる。便秘はあまりしないが、辛いもの食べると下痢をしがち。 この著者の他の記事を読む