プロバイオティクスって何?  腸内フローラ改善のキーワード

2016-07-14
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菌を殺すのではなく、バランスを整える

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ヒトの腸には、100種類約 100 兆個もの細菌が存在しているといわれています。それぞれの腸内細菌が花畑のように集まって分布しているため、腸内フローラ」と呼ばれています。

腸内フローラは、年代や生活習慣によって個人特有のものを形成しており、お腹の調子だけでなく、体の老化や免疫など私たちの健康に大きく関わっています。近年よく見かけるようになった「プロバイオティクス」は、この腸内フローラを整えて、体に有益をもたらす細菌のことを言います。

プロバイオティクスと呼ばれるためには?

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腸内の細菌バランスを整える働きのあるプロバイオティクスと呼ばれるには、いくつかの条件があります。

第1の条件は、生きて腸まで届くものであること。

ヨーグルトなどにも普通の乳酸菌などが含まれていますが、腸に届くまでに胃酸などの消化液の作用を受けることで、ほとんどの菌が死んでから腸に届くとか。一方のプロバイオティクスでは、胃酸にも負けることなく腸まで届いて増殖します(ただし、菌が死んで腸に届いても、善玉菌のエサとなることで、善玉菌が増えるという利点があります)。

プロバイオティクスであるための第2の条件は、私たちの健康に有益な効果をもたらすこと。

プロバイオティクスのお腹の調子を整える効果は明らかにされており、以下のものについても研究が進められています。

  • アレルギーを予防する
  • 感染症を予防する
  • がんを予防する  など

腸には免疫細胞の60%が集まっているため、腸内の環境を整えることは、多くの健康をもたらす可能性が指摘されています。

最後の条件が、人体にとって安全であること。

プロバイオティクスの働きは、近年の医学界においても注目されているものです。最近では、ヨーグルトなどの食品だけでなく、サプリメントなどで手軽に摂取できるようになりました。このように私たちの口から入って作用するものは、やはり安全性が高いものが求められます。

それぞれの菌の効果を知って製品選びに役立てよう

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プロバイオティクスの健康効果はいくつかありますが、ウントピでは主に、日頃食べることの多いヨーグルトに含まれているものを見ていきたいと思います。

お腹の調子を整えるプロバイオティクスには「乳酸菌」「ビフィズス菌」が有名ですね。実は、これらの菌にもさまざまな種類 があり、その株によって効果は違います。それぞれの菌株による効果を知って おけば、プロバイオティクス食品を選ぶときにも役立ちます。

ビフィズス菌BB536

森永乳業のヨーグルト「ビヒダス」に含まれているビフィズス菌BB536。このプロバイオティクスは、毒素を作り出して腸に悪影響を与えるETBF菌を除菌することが分かっています。世界でも整腸作用や安全性が認められており、感染症やアレルギーにも効果があるとする研究が発表されています。

ビフィズス菌LKM512

ビフィズス菌LKM512は、メイトーの「おなかにおいしいヨーグルト」に含まれているプロバイオティクスです。腸まで届く菌の数が多く、生存率が高い特徴があります。腸内で増殖し、お腹の調子を整えたり、腸を若返らせる「ポリアミン」という物質を作り出します。

乳酸菌LG21

明治のヨーグルト「プロビオ」に含まれているLG21。LG21はメーカーが命名したものでで、正式名称はOLL2716株だそう。菌が胃内でも生きて、腸内まで届くことでお腹の調子を整えます。

ビフィズス菌BE80

ダノンのヨーグルト「BIO」に含まれるプロバイオティクスがBE80。BE80はフランスで特許を取ったプロバイオティクスで、独自に4種類の菌を組み合わせることで、腸までの生存率を高めました。腸に届いたあとも増殖し、腸内環境を整えます。

その他にも、プロバイオティクスを含んだ商品はまだまだたくさん! 商品を購入するときに、パッケージを確認するのも大切です。

プロバイオティクスは、生きたままま腸に届くことでお腹の調子を整えたり、それに伴ってアレルギー改善や発がん抑制などにも効果があるのではないかとされる注目の菌です。

あなたも、毎日の食事にプロバイオティクスを取り入れて、快腸生活を送ってみてはいかがでしょうか。

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