世界初(たぶん)、ウンチの立場になってウンチのキモチをダイベンするコーナー。健康診断などで実施される検便、いわゆる便潜血検査は胃や腸などの消化器官からの出血の有無を調べるものですが、便秘がちの人は便を採るのもひと苦労。固い便でお尻が切れて便潜血陽性になることも。いざ検便で慌てないように、便秘の改善に努めましょう。
検便――その名の通り少量の便を採って検査するもので、「便潜血検査」とも言われ、胃腸などの消化器官からの出血の有無を知ることができる大切な検査です。
潜血検査以外にも調理や水道関連の業務に従事する人には病原菌による感染症予防のため定期的な便の細菌検査が義務付けられています。
しかし、便秘がちの人にしてみれば、検査の日にタイミングよく便が出せるかとドキドキもの。
さらに、便秘がちのときは固い便をだそうと強くりきんで肛門付近から出血してしまう「切れ痔」になる可能性が。実際、便潜血陽性との検査結果が出た人でも消化器官には異常がなく「痔」だったというケースも多いようです。
もちろん病気が潜んでいる可能性もありますので、定期的な検便実施がおすすめですが、 いざ検便で焦らなくて済むように、普段から食生活や生活習慣の見直しで便秘の改善を図りましょう。