脱水症といえば、真夏の暑い時期に気をつければいいと思いがちですが、赤ちゃんは1年中注意が必要です。では、どんなときに何に気をつけたらいいかをお伝えします。
赤ちゃんの体は80%が水分でできている
成人は体内の60〜70%が水分ですが、赤ちゃんは体内の80%が水分と言われています。
とくに1歳未満の赤ちゃんは腎臓が未熟なため、体内の水分が不足しても尿として水分を排出してしまいます。さらに代謝は大人の3.5倍もあるので汗をたくさんかきます。
つまり赤ちゃんは水分を失いやすい状態になりやすいのです。
ですから、体内の水分をいつで保っていられるように、水分を失ったらすぐに補うことが必要です。
下痢をしたときにも水分をあげるようにしよう
暑いときや汗をかいているときには、ママも暑かったり、赤ちゃんの見た目からもわかりやすいので、母乳や水分をあげることができます。
ママがわかりにくく赤ちゃんの水分が失われているのが、赤ちゃんが下痢をしたとき。
暑い時期でなくても脱水症になることがありますので、水のような下痢をしたときには、水分を飲ませるのを忘れないようにしましょう。
熱中症は5月から注意しよう
脱水症を引き起こす原因としてあげられるのが熱中症です。
熱中症は真夏だけでなく、急に気温の高くなる5月や、湿度の高くなる6月にも注意が必要です。
赤ちゃんのいるおうちでは湿度温度計を用意して、空調管理には十分気をつけるようにしましょう。
また、暑い日に車のなかに赤ちゃんを置き去りにする行為はとっても危険。寝てるから、少しの時間だけだからと思わずに必ず車外にいっしょに連れて行きましょう。
赤ちゃんは脱水状態になりやすいということはパパや、おじいちゃんやおばあちゃんにも伝えておきましょう。
特にお年寄りは感覚が鈍ることで、暑さや湿度を感じにくくなっていることもあります。
赤ちゃんは自分でSOSを言えないので、祖父母などに預けるときには「1時間おきに水分補給をしてね」などとお願いしておくことも大切です。
ライター サトウヨシコ
大学卒業後、大手食品会社に勤務。未経験から編集者を目指し転職。
その後、結婚と出産を経て妊娠・育児雑誌のディレクターに。WEBメディアの新規事業立ち上げをし、現在はフリーランスで数々のメディアに携わる。