世界初(たぶん)、ウンチの立場になってウンチのキモチをダイベンするコーナー。腸の内側の表面積がテニスコート一面分とは昔から言われてきたことですが、近年の研究で電子顕微鏡を使ってより正確な表面積が見積りされました。
人間の腸は小腸の始まりから直腸の終わりまで長さにして約7メートルあると言われており、小腸だけで5~6メートルを占めています。
その小腸の内側が細かいヒダ状になっており、そこにさらにじゅう毛と呼ばれる極小の突起が密集して存在し、小腸内側の表面積はテニスコート1面分にもなる、というのはよく知られた話ですよね。
ところが近年、スウェーデンの研究者たちが電子顕微鏡を使って改めて表面積の見積り検討をしたところ約30平方メートルほどしかない、という結果が明らかになりました。
これは従来言われていた表面積のおおよそ10分の1程度で、畳にして約20畳分といったところ。
テニスコートよりは狭くなってしまいましたが、体の中にあると思えば広大なスペースであることには変わりないですよね。