【うんコラム⑫】家も外も、快適なトイレは人生を左右する大問題!?

2018-05-10
リンク

みなさんは旅先のホテルや行きつけのお店などをどんな基準で選び、リピートしますか?私はトイレ。

連載「もっとウンコについて話そう!うんコラム 」

記事一覧をみる
イラスト:なとみ みわ

以前も書いたように毎朝家でスッキリさせられない私は、子どもの頃から自分の行動半径にある「快適にこもりやすいトイレ」を把握していました。
遊び場でも公園のトイレはNGなところが多かったので、その近くのスーパーや友達の家、はては友達のおばあちゃんの家までリストに入れていました。

高校生からは塾のトイレがイマイチだったのですが、トイレがすこぶる快適なカフェがあったため、ウンコがしたくなったらわざわざそこまで行っていました。ウンコのために塾をサボってコーヒーブレイク。なんて生意気なJKだったんでしょう。

つまりトイレがNGなところには長期間居たくない。
それなのに子どもの頃、夏休みの間1か月も父の実家に泊まりに行っていたのです。祖父母の家はいわゆる田舎の古民家。


トイレは屋外にあるくみ取り式だったのです!


庭も広く自然がいっぱいで、昼間はとても楽しい。だけどトイレだけは本当に怖かった。
くみ取り式は底が真っ暗で見えないので、中から何か出てくるんじゃないか(そういう怪談もあった)という恐怖心が増幅し、出るものも引っ込みそう。夜に行くときはいとこをたたき起こしてついてきてもらい、トイレの前で番をしてもらうのですが、こいつがまた毎回脅すので、夜中にギャーギャー騒いで怒られる…という日々でした。

そして何かのきっかけから、母の実家にばかり行くようになりました。そこには年の近いいとこはいなかったけど、トイレは室内にあったのです。
「最近お紙ちゃんは泊まりに来ないねえ」と祖母に言われたとき、「おばあちゃんのことは大好きだけど、トイレが…」というのは、なぜか子供心にあまりに意気地なしのような、また触れてはならない理由(失礼?)のような気がして言えませんでした。


それからだいぶ年月が経ち、祖母の葬儀で集まったとき、家を見て驚きました。足腰が弱るにつれ、少しずつリフォームし外見は古民家のままなのにバリアフリーのスロープに手すり。台所も土間だったのにシステムキッチンに!もちろんトイレも家の中。トイレって、水廻りって変えられるものだったんだ!?

大学から都会に出てそのまま働いているいとこにも久しぶりに会い、ようやく告白してみました。
「私、トイレが家の中だったらもっと来てたと思う。おばあちゃんに悪いことしたな…」
するといとこは

「お紙ちゃんはまだいいよ!僕なんか、トイレが家の中だったら、結婚できてたと思うもん!」

と涙目で激白。婚約者を実家に連れてきた時に「こんな(トイレが外にあるような)田舎には嫁げない」とフラれたのだそうです。

嗚呼、人生の明暗をも分けてしまうトイレ。祖母の生きているうちにちゃんと本当の理由を伝えた方がよかったのか…。
いえ、旧い家を守り抜き、酸いも甘いもかみ分けてきた祖母のことですから、言わなくてもきっと分かってもらえただろうと思うことにします。

この著者の他の記事を読む

似た腸活キーワード

関連記事

Facebook Twitter リンク

ページトップへ戻る