【うんコラム⑯】ないものは作るか探す。それが遊びの楽しみでもあるけれど…地面にはキケン(?)がいっぱい!

2018-07-05
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最近は道路で遊んでいる子どもをあまり見かけなくなりましたよね。でもたまに人通りの少ない路地で、地面に○や△の絵を見ると、懐かしさでほっこりします。ケンケンパやかかし、石けり、迷路や落書きなどなど…。と同時に、何で書いているのかなーと気になります。

連載「もっとウンコについて話そう!うんコラム 」

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イラスト:なとみ みわ

私が子どもの頃は画材(?)に苦労したのです。クレヨンで書くと何日も落ちないので怒られるし、チョークは簡単に入手できないし消耗が早い(学校からは持ち出せないし、そのためにわざわざ買ってはもらえない)、どこかから入手した蝋石(石筆とも呼ばれる、工事現場などで使われる筆記具)を大事に使っていたのですが、そんな良いものがあることは稀で、まず「書ける石」を探すところからスタートしていました。

土の地面がある場所、野原や河原などに遠征しては、軽石など硬度の低い石や煉瓦のかけら、流木など、書ける素材を見つけると宝物にしていました。
とはいえしょせん石は石。固さも形も書きにくいしアスファルトの色に負けて目立たず、ケンケンパで遊んでいても線を踏んだの踏まないのとよくモメていました。


そんなある日、公園で遊んでいた妹が「おねえちゃん!この石ものすごくよく書けるよ!」と茶色い棒を持ってきたのです。試してみるとまるでパステルのような滑らかさ!そして発色の良さ。今まで拾ったどんな石よりすばらしい!

同じものを集めようと「これ、どこで拾ったの?」と聞くと、案内されたのは砂場でした。河原などではひとつ拾うと、その近辺で似た材質が見つかるのですが、それは砂の中に時々混ざっていたのです。不思議だなーと思いつつも、しばらくの間、近所の子どもたちの間では、書ける石が必要になると砂場で探す、というのが恒例になっていました。

でもある時、やけに柔らかいものに当たりました。なんかモロモロするなあと思ったら、毛みたいなものが出てくる。毛?動物の毛?そして…なんだか…ちょっと…臭いんだ…。

そこへ通りかかった近所のおばさんが叫んだのです。

「あなたたち、いったい何を持っているの!?それ、猫のウンコじゃないのー!」

じつはそれまで、木の枝が乾燥して石化したものかな?と思っていたのですが、とんでもなかった。猫が砂に埋めてカチカチに乾燥したウンコだったのです。(猫って毛づくろいで飲み込んだ毛をたまに吐き出すけど、ウンコにも毛が混じっているのですね)

ウンコ…道路に落ちてたり踏んだりすると大騒ぎになるのに、よりによって手に握ってた。しかも大喜びで。
遊び道具をあまり買ってもらえず、創意工夫で楽しむ方法を見つけるように、というのが家の教育方針でしたが、それ以来、合法的に蝋石を入手できる(買ってもらえる)ようになったため、私たちの石探しの旅は終わったのです。

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