前回、トイレの個室の有効寸法について言及し、建築内装業界を敵に回しちゃったかもしれないお紙です。
こうなったら勢いで便器についても言っちゃいます!
連載「もっとウンコについて話そう!うんコラム 」
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ドアと便器の間隔が狭くて、しかも内開きのドアだと体や服が便器についてしまうこともある都会のトイレ事情。
あと一歩前に出られれば、服の脱ぎ着もしやすいのに、前にドアが立ちふさがっているのでそれもできず、中腰になったままでズボンやパンツを上げ下げすることになります。このときが問題!
ズボンがうっかり便器のふちについてしまったことがある人ー!この指とーまれ!
私は気をつけているのに、しょっちゅうやってしまいます。
外のトイレだとズボンの裾も床につかないよう完全に下ろさないし、お尻も浅めに腰掛けているので、身動きしにくくてなおさらつきやすいのです。さらに伸縮性のないタイトなジーンズを履いている時は特に!
便座にさえ紙を敷いているのに、便器のふちは紙でもカバーできないし絶対に汚れている場所。ていうかトイレの中で一番キタナイのではないかと思う位置。
そこに服がついてしまった日には、もうそれ着たくない!キチャナイ!速攻で家に帰って洗濯したくなります。
さらに最近、ふちがストンとしたくびれのないデザインがオシャレ(掃除もしやすい)ってことで流行っているようなんですが、これがどんどん増えていくのかと思うと恐怖です。
確かにシンプルなデザインのほうが見た目はかっこいいけれど、足下の空間が少ない分、ますますズボンがつきやすいっちゅーの!!!
内側のふちは凹凸が少ない方が掃除しやすいというのは賛成ですが、外側はあまり関係ない気がするのですが…。
嗚呼、前にも後ろにも動けない狭い個室。
オーバーオールや着物、浴衣なんて着た日には、トイレは諦めざるを得ません。こうしてオシャレからもどんどん遠ざかってゆくのです…(←それは自分のせい)。
ライター お紙(おかみ)
広告制作会社にてコピーライターを経験したのちフリーランスに。広告や雑誌で企画、編集、ライターを担当。先祖代々、子どもの頃からの便秘体質のためいつもウンコのことばかり考えているうち、食べ物の重要さに目覚めマクロビオテックなどざまざまな料理を勉強。もともとの趣味であったインテリアや雑貨の蒐集も高じて、カフェを経営していたこともある。
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