今ではイクメンという言葉も古く感じるくらいすすんで育児をしてくれるパパも多くなりました。今どきのパパたちはお風呂だけでなく、おむつ替えや粉ミルクを作ってくれたりもします。
パパたちに話を聞くと、実は赤ちゃんと触れ合ってみたいと思っている人もたくさんいるようです。
パパの育児参加は早めがおすすめ
数年前に「産後クライシス」という言葉がメディアで取り上げられるようになりました。これは、産後2年以内に夫婦の愛情が急速に冷え込む状態を言います。
赤ちゃんのお世話が大変な時期に、パパが育児参加をせずママだけに負担がかかってしまうことが原因で起こる現象だそうです。
こんな話を聞くとパパが一方的に悪者にされているような気もしますが、そうとも言えない一面もあります。
長すぎる里帰りがパパをイクメンじゃなくならせる?
とくに里帰りをするママの場合、実家で至れり尽くせりの状態についつい甘えて長居してしまう傾向があります。
自宅に帰ってもパパは残業で遅いし、ずっと赤ちゃんと二人きりだなんて大変! そんな気持ちもわかりますが、パパも2〜3ヶ月も赤ちゃんと離れているとどう接していいのかわからなくなってしまいます。
また、ママがお世話上手になることでパパの出番も少なくなったり、パパのやり方が気に入らなくてつい口出しをしてしまうこともあります。
パパもママも気持ちがフレッシュなうちから、二人で赤ちゃんのお世話に取り組むことができると、ママもパパのありがたみを感じますし、パパもママの大変さが理解できるようになります。
おむつ替えは新生児から夫婦二人で
とくに男の人に抵抗があるおむつ替えは新生児のうちからやってもらいましょう。
新生児から始めるメリットは3つ。
- まずは、おむつ替えの頻度が多いのでたくさんやることで必然的に慣れること、
- 2つ目はおしっこやうんちの量も少なく取り替えるのがラクなこと、
- 3つ目はこの時期のうんちはまだ匂いも少なく抵抗なく始められることです。
離乳食がスタートする5〜6ヶ月ごろになると、赤ちゃんのうんちもしっかりしてきます。
そのときまでにおしっこだけでなく、うんちのおむつ替えもできるようになるためには、生まれてすぐから始めるのがカギです。
生後6ヶ月ごろになってようやくパパに預けて美容院に出かけて家に帰ってみたら、うんちのおむつ替えをしてくれていなかった、なんていう話を聞いたこともあります。 ママにしてみたら「信じられない!」と怒り爆発かもしれませんが、いきなり赤ちゃんをポンと渡されて困るパパの気持ちもわかる気がします。
初めての育児はママもパパも同じ。
赤ちゃんのうんちをかわいいと思う気持ちは、生まれたときから毎日やっていればパパでも自然とわくのかもしれませんね。
ライター サトウヨシコ
大学卒業後、大手食品会社に勤務。未経験から編集者を目指し転職。
その後、結婚と出産を経て妊娠・育児雑誌のディレクターに。WEBメディアの新規事業立ち上げをし、現在はフリーランスで数々のメディアに携わる。