外は、立っているだけでも汗が出るような猛暑。
暑さ対策として冷たい飲み物を飲み、室内に入ったら冷房でひと休みして、夜はエアコンをつけたまま眠る——。そんなふうに暑い日を乗り切るために、体を冷やす場面が増える季節です。
でも、そのあとにおなかが痛くなったり、便がゆるくなったり、逆に出にくくなったりしたことはありませんか?
この記事では、冷房の効いた場所で過ごした日や、冷たい飲み物や食べ物が続いた日など、夏ならではの場面で体やおなかが冷えたように感じることを「夏冷え」と定義しています。
冷えを不調の原因と決めつけるのではなく、「こんな日のあとに、おなかが揺らぎやすいかも」と、自分の傾向を振り返るための言葉として使っています。
今回は、ウンログユーザー374人に「夏に入ってから感じたおなかの不調」についてアンケートを実施。アンケート結果をもとに4つのパターンに整理しました。
夏のおなかのゆらぎ“4つの夏冷えシーン”
まずは、今回の回答から見えてきた“4つの夏冷えシーン”をまとめました。
- エアコン冷え型:職場や家庭など、自分では冷房を調整しにくい場所で過ごした
- 冷たいもの飲みすぎ型:冷たい飲み物や氷入りの飲み物、アイスなどが増えた
- 寒暖差型:暑い屋外から、冷房の効いた電車やお店、オフィスに入った
- 夜冷え型:冷房をつけたまま眠ったり、薄着で寝たりした
これらは、どれかひとつに当てはめる診断ではありません。
一日のなかで複数の場面が重なることもあれば、日によって変わることもあります。
自分のおなかのゆらぎと照らし合わせながら、振り返ってみてください。
どうやって夏のおなかの変化に気づいた?
冷房や冷たい飲み物などとおなかの変化については、その場ですぐに結びつくとは限りません。
では、ウンログユーザーは、どのように「あ、これかも」と気づいたのでしょうか。複数回答で聞きました。

もっとも多かったのは、「便の状態の変化で気づいた」の34%。
また、「ウンログの記録を見返した」ことで気づいた人も28%いました。
その場ではわからなくても、記録を見返すと、「冷房を使い始めた頃からゆるい便が続いている」「暑くなってから排便の間隔が空いている」などといった変化が見えてくることがあります。
観便をすることは、自分が揺らぎやすい場面を知るひとつの手がかりになります。
暑さが厳しくなると、おなかも揺らぐ?
続いて、「暑くなると、おなかの不調を感じるか」を聞きました。

「感じる」「少し感じる」を合わせると82%が、暑さの厳しい時期とおなかの不調に、何らかの重なりを感じていることがわかります。
夏に多いのは、ゆる便? それとも便秘?
では、夏に入ってから、どのようなおなかの不調を感じていたのでしょうか。複数回答で聞いたところ、結果は次のようになりました。

選択肢のなかでもっとも多かったのは、「下痢ぎみになる」でした。
また、「便秘ぎみになる」も、ほぼ同じ割合で上位に入っています。
夏のおなかの不調は、「冷たいものをとって下す」だけではありません。
水分をとる量が変わった日、冷たいものが続いた日、冷房の効いた場所で長くすごした日などでおなかの変化を感じた人がいました。
だからこそ、対策を考える前に、自分のおなかがどんな場面のあとにどのように揺らいだのかを振り返って、気づくことが大切なのかもしれません。
あなたは何タイプ? 不調を感じた日の「夏冷えシーン」1位は冷房
では、おなかの不調を感じた日は、どのような一日だったのでしょうか。複数回答での調査結果を見てみましょう。

この結果に基づいて、関連する場面を編集部で4つのタイプに整理してまとめてみました。
エアコン冷え型

職場や電車、レストラン、自宅など、夏は一日の多くをエアコンの効いた場所で過ごします。
入った瞬間は「涼しい」と感じても、長く過ごすうちに、おなかや足元が冷えたように感じることも。アンケートでも、冷房の効いた場所で過ごしたあとに、おなかの変化を感じて、いわゆる「エアコン冷え」を感じたという声が寄せられました。

オフィスやレストランで冷房が強いところに長時間いて、カーディガンなどを忘れると、おなかが痛くなります。

職場で冷房に当たり、おなかが冷たいと感じました。
冷房に入った瞬間は「涼しい」と感じるため、その場では冷えすぎに気づきにくいもの。振り返るときは冷房を使っている環境にいただけではなく、「どこにいたか」「風が直接当たっていたか」「何時間くらい過ごしたか」まで考えてみるとよいかもしれません。
実際に「エアコン冷え型」のみなさんが試していたのはこちら。
- 冷房の設定温度・風量・風向きを調整する
- 風が直接当たらない場所に移り、冷房の強い場所に長居しない
- 羽織りものやブランケット、腹巻きで、おなかや足元を守る
職場や電車では、設定温度を変えられないこともあります。
そんなときは、風が直接当たらないように調整したり、冷えたと感じる部分をブランケットなどで守ったりと、自分の周りの環境をととのえる方が多いようでした。
冷たいもの飲みすぎ型

暑さをしのぎ、熱中症を防ぐためにも、夏の水分補給は欠かせません。
一方で、氷入りの飲み物を一気に飲んだあと便がゆるくなったり、おなかがゴロゴロしたりすることに気づいた「冷たいもの飲み過ぎ型」の人もいました。

普段は便秘ぎみですが、冷たい飲み物を一気に飲むと、おなかがゴロゴロしてくるようになります。

普段は氷入りの飲み物を飲まないのに、暑くなってアイスティーやアイスが増えたら、下痢ぎみの日が増えました。
しかし、「冷たい飲み物を減らそう」と考えた結果、水分そのものが減ってしまったという声も。
今回の回答で「冷たいもの飲み過ぎ型」のみなさんが試していたのはこちら。
- 冷たい飲み物を控え、氷なし・常温・温かい飲み物に替える
- 水分量は減らさず、一気に飲まずに少しずつとる
- 食事に温かい汁物を一品加える
大切なのは、冷たい飲み物をすべてやめることではありません。
「冷たいものがよくない」と決めつけるのではなく、飲み物の温度、量、飲み方と、便の変化をセットで見返すことをおすすめしたいです。
寒暖差型

暑い屋外から冷房の効いた室内に入ると、最初は気持ちよく感じます。
ところが、汗をかいた服のまま長時間過ごしていると、だんだん冷えてきて、おなかに不調を感じる方「寒暖差型」の方もいました。

暑い屋外からコンビニなどの冷房が強い場所へ入ると、急におなかが下るような感覚になります。

通勤で汗だくになったあとオフィスの冷房で汗冷えし、下痢を起こします。
このタイプは、急な温度差のあとに、おなかが揺らぎやすいと感じる人もいるようです。
今回の回答で「寒暖差型」のみなさんが試していたのはこちら。
- 冷房の強い場所に入る前に、汗を拭く
- 薄手の羽織りものを持ち歩く
- スーパーやコンビニに長居しすぎない
- 帰宅後は温かい汁物や湯船をひとつ足す
寒暖差そのものをなくすことは難しいものですが、急に冷える前後の行動を少し変え「急に冷えすぎないように間をつくる」のが、このタイプの対策になりそうです。
夜冷え型

寝苦しい夜に、冷房をつけずに眠るのは現実的ではないこともあります。
一方で、眠っているうちに布団をはいでしまったり、風がおなかに当たり続けたりして、翌朝の不調につながったと感じる「夜冷え型」の人もいました。

冷房をつけて寝た翌日、ゆるい便しか出ませんでした。眠りやすさとの調整が難しいです。

朝起きたときに布団がほとんどかかっておらず、おなかが縮こまるように痛くなりました。
「冷房を消したら暑くて眠れない。でも、つけたままだと冷える」という悩みは、夏ならではの悩みではないでしょうか。
今回の回答で「夜冷え型」のみなさんが試していたのはこちら。
- 冷房の温度や風向きを調整し、風が体に直接当たらないようにする
- 腹巻きや薄手の長ズボンなど、寝るときの服装を見直す
- 寝る前に、短時間でも湯船につかる
- 食事に温かい汁物を取り入れる
連日熱帯夜が続く日本では、冷房を消すことだけが夏の夜を過ごす方法とは限りません。眠りやすさを保ちながら、風向きや服装を少し工夫してみるのはいかがでしょうか。
夏のおなかは、見返すことで気づける
今回のアンケートから見えてきたのは、夏のおなかの揺らぎには、いろいろなパターンがあるということでした。
冷房が強かった日。
冷たいものが続いた日。
外と室内の温度差が大きかった日。
薄着や冷房で、寝ているあいだに冷えた日。
どれか一つを原因と決める必要はありません。
「この場面のあとに、いつもと違うかも」と気づいたときに、自分のおなかの様子を見ながら、取り入れやすい工夫を試してみる。
そして、日々つける観便の記録が、自分のおなかの傾向を知るきっかけになるかもしれません。
夏だから仕方ないとあきらめず、自分のおなかの調子を見返しながら、無理なく続けられる夏の過ごし方を探してみてはいかがでしょうか。

