下痢にも種類がある。それぞれの下痢とその対処法は?

2018-05-14
リンク
Andrey_Popov / Shutterstock.com

便秘は、その症状や原因についてよく知られていることが多いですが、下痢についてはあまり知らないという方も多いのではないでしょうか。

ですが、繰り返す下痢や突然、強い腹痛をともなう下痢が起こるととても困りますよね。

下痢の原因や種類は、一つではなくさまざまなものがあります。

また、その原因によっても対処法は違ってくるので、下痢の原因や種類を正しく知ってそれぞれの対処法を理解しておくことが大切です。

便秘と並んで悩ましい下痢、その原因は・・・?

Pingpao / Shutterstock.com

下痢とは通常の便より水分が多い状態の便が出ることをいいます。

通常、便の水分量は70%程度ですが下痢になると80%~90%以上にもなります。

90%以上になると水便となり、便の形状はなくなってしまいます。

便の水分量が増える理由としては、腸の動きが活発になって水分の吸収が間に合わない場合や腸からの水分分泌量が増えている場合などが考えられます。

突然、そのような症状が現れ、約1-2週間で治る下痢を急性下痢、下痢の症状が1か月以上続く場合を慢性下痢といい、それぞれ原因は違います。

急性の下痢は冷えやウイルス、細菌感染によって引き起こされる

sumroeng chinnapan/ Shutterstock.com

急性の下痢の原因には、ウイルス細菌の感染によるものや冷え暴飲暴食乳糖不耐症などが原因でおこるものが多いです。

ウイルスや細菌の感染以外が原因の場合は、1日に1回~数回の下痢を数日間繰り返しますが、便を出し切ってしまうと治ってしまうこともあります。

ウイルスや細菌の感染が原因の場合は、急激に発症し症状も強く、嘔吐や強い腹痛、発熱など他の症状も同時に起こることが多いです。1日に5回以上、場合によっては10回以上下痢をすることもあります。

症状が激しいため、乳児や高齢者などは特に脱水に注意する必要があります。

水分が摂れない場合や症状が強い場合は必ず病院へ行くことが大切です。

冷えや暴飲暴食、乳糖不耐症などが原因で起こる下痢は、刺激によって一時的に腸が過敏になったことや一定の食品によるアレルギーなどが原因となっています。

症状は下痢だけのことが多いですが、嘔吐や吐き気、腹痛を伴う可能性もあります。感染による下痢ではないので、発熱はないことがほとんどです。

この場合の下痢は1回~数回程度ですぐに良くなっていくことが多いので、胃腸を休ませ安静にしながら様子をみましょう。

アレルギーや一定の食品に反応して下痢を起こす場合は、その食品はなるべく避けた方がよいでしょう。

IBSや腸の疾患が原因で起こることが多い慢性下痢

Alliance / Shutterstock.com

慢性下痢の原因で多いのは、ストレス不安緊張など精神的なものが原因で起こる下痢です。

腸のぜん動運動は自律神経によって支配されており、不安やストレスが多くなると自律神経のバランスが悪くなって下痢を起こしてしまうのです。

このような症状をIBS(過敏性腸症候群)といいます。

症状には、通勤電車や大事な会議の前になると下痢を起こす、お腹が痛くなるといった症状があるほか、便秘でコロコロした便しか出ないという場合もあります。また、下痢と便秘を繰り返すケースも多いです。

下痢が1か月以上続く、便秘と下痢を繰り返すという場合はIBSかもしれません。

IBSの治療は、ストレス緩和や休憩をうまく取り入れながら、気長に症状の回復を目指す必要があります。

下痢を悪化させるような刺激の強い食べ物や脂っこい食事を控えたり、適度な運動でストレス発散を促したりすることが大切です。

症状の緩和のために薬物療法を取り入れる場合もあります。

慢性下痢を起こす原因には、他にも潰瘍性大腸炎やクローン病など腸の炎症があって起こる場合もあります。

また、胃や膵臓、肝臓など他の臓器に原因があり症状が下痢の引き起こされるケースもあります。

このような場合は適切な治療が必要なので、原因が分からず下痢が長く続く場合は必ず病院に行って検査をうけることが大切です。

こんな症状があればすぐに病院へ行こう

megaflopp/ Shutterstock.com

では、下痢の場合どのような症状があれば病院に行った方がよいのでしょうか。

対策の一つとして知っておきましょう。

下痢以外の症状があるとき

急性下痢の時、症状が急激で腹痛や嘔吐、発熱など他の症状も一緒に出ている場合は感染による下痢の可能性があります。

すぐに病院へ行くようにしましょう。

ただし、ウイルスや細菌による感染の場合は、他の人に感染するケースもあります。

嘔吐や下痢が強い場合は、一度、病院に電話をしてから行くようにしましょう。

また、血便やお腹のしこり、張りなどがある場合は大腸がんの症状である場合もあります。自己判断で痔や一過性のものと判断するのではなく、必ず病院で検査を受けるようにしましょう。

下痢が3週間以上続く場合

下痢が長引く場合は、精神的なものが原因である可能性が高いですが、他の病気が原因で下痢を起こしている場合もあります。

下痢が長く続く場合は必ず病院へ行って原因を特定するようにしましょう。

合わせて、食生活でも消化のよいものを食べ、辛いものや冷たすぎるもの、アルコールなど腸を刺激するようなものは避けることが大切です。

まとめ

下痢といってもさまざまな原因がありますし、症状にもいろいろな種類があります。

その対処法は原因によっても違うので、原因が分からない場合は自己判断せず必ず病院に行くことが大切です。

この著者の他の記事を読む

似た腸活キーワード

関連記事

Facebook Twitter リンク

ページトップへ戻る