見目麗しく甘酸っぱいイチゴはみんなの人気者
フルーツの中でも、イチゴは特に人気の高いグループに入るのではないでしょうか。
一年を通じてスーパー等で購入できますが、日本では春に収穫のピークを迎えます。この時期のものは甘みが増しているので、酸味が苦手な人でも食べやすいのでは?
イチゴはそのまま食べてももちろん美味しいですし、ケーキに添えても、加熱してジャムにしても、アイスクリームやチョコレートに混ぜ込んでも美味しいという万能さが光ります。
収穫期を迎えると、イチゴ狩り体験施設は大人にも子どもにも大人気。さながらレジャー施設です。
収穫まで楽しめるのですから凄いですよね。
もちろんイチゴは美味しいだけではなく、栄養価もとても高いんですよ。
特に女性にはとても嬉しい栄養素ばかりです。水溶性食物繊維ペクチンとビタミンCを中心に紹介します。
水溶性食物繊維ペクチンが腸内環境を整える
イチゴはフルーツの中でも食物繊維が豊富。
水溶性食物繊維であるペクチンは、胃腸内を時間をかけて移動します。ですから満腹感が持続しやすいのです。ダイエットにも最適ですよね。 また、移動する過程で余分なコレストロールを吸着し、体の外へと排出してくれます。
不溶性食物繊維に比べて、水溶性食物繊維は善玉菌のエサになりやすいというのも高ポイント。
腸内フローラを良好な状態にするためには、善玉菌を悪玉菌よりも優位にすることが必要です。そのためにも食物繊維を多く含む食品を摂取することが大切になってきます。
便秘の改善も期待できますよ。
抗酸化作用を持つビタミンC・1日分を5粒で摂れる!
イチゴにはビタミンCもたっぷり。
ビタミンCは美肌作りに効果があります。
ビタミンCには、シミの原因になるメラニン色素の沈着を抑える働きや、ツヤのある肌に欠かせないコラーゲンを生成する働きがあります。
抗酸化作用もあり、肌の老化を招く活性酸素を減らすことができます。
ビタミンCには、免疫力を高める働きも。
風邪の治療にはもちろん、血管や粘膜を丈夫にしてくれるので、予防にも効果的です。
さらに鉄分の吸収量を上げる働きもあるので、貧血に悩む方には嬉しい栄養素です。
100g中に含まれているビタミンCは、ビタミンCの多い食品の代表格・レモンの3分の2ほど。
しかし、レモンをイチゴと同じような感覚で丸ごと食べるのは難しいでしょうから、摂取しやすいのはイチゴだと言えるでしょう。
一日に必要なビタミンCは100mgとされています。イチゴ1粒には、10~20mgのビタミンCが含まれています。
ということは、粒の大きさにもよりますが、5粒ほどで一日分のビタミンCが摂れる計算になります。
ビタミンCはストレスや運動などで消費され、食品から摂取しようにも熱に弱く、不足しがちになります。
足りないかな、と思う人は、少し多めに摂取できるよう心がけてみてくださいね。
イチゴを食べるときには、ビタミンCを壊さない生食が一番おすすめ。
かわいいだけじゃない! まだまだ女子に嬉しい栄養素たっぷり
食物繊維やビタミンC以外にも、女性には嬉しい栄養素がイチゴにはたくさん含まれているんですよ。
ポリフェノール
イチゴには、抗酸化作用のあるポリフェノールが多く含まれています。
ブルーベリーでも有名な、目の疲れに効くアントシアニンもたっぷり。イチゴの赤い色はアントシアニンによるものです。
葉酸
葉酸は、赤血球を作り出すためには欠かせません。
妊娠中や授乳中には、特に必要とされます。
カリウム
塩分を摂り過ぎると、体に水分を貯めこむようになり、むくみや高血圧の原因になります。
カリウムには、体内の余分な塩分を排出する働きがあります。
まとめ
イチゴは美味しいだけではなく、栄養価も高い食品です。
特に美肌や整腸作用など、女性には嬉しい効果ばかり。
栄養を余すことなく摂取するという観点からいっても、丸ごと食べることが出来るので優等生ですし、レパートリーも豊富で食べ飽きることも少ないでしょう。
旬を迎えて味が一段と良くなる春にこそ、イチゴを積極的に食べてみてはいかがでしょうか。
ライター KURO
趣味の自転車を楽しむためにも、お腹の冷えにめっぽう弱い体質を改善しようと奮闘中。
読んだ人が、少しでも「ためになった」と思ってくれるような記事を書いていきたいと思います。