母親を介護していたときの話です。それまで漠然と意識するだけだった介護ですが、実際にやってみると大変でした。中でも、排便の処理は本当に困りましたね。私が寝ている夜間帯に、母親が1人でトイレに立った時が大変で、私は当然寝ていますから、母親が自分自身で便器に座って排便をするのですが、便器の中にしてくれないのですね。本人は便座に座っているつもりが、トイレの一段上がった場所の床に腰かけてそこで排便してしまう。おむつをしていても、おむつを下げてしてしまうので大変でした。
私が起床後、トイレにいくとトイレのスリッパも床も便だらけ。
そこで、吸水マットをトイレの床に敷くことに!しかし尿はマットで吸い取れますが、便は吸い取れず失敗……。
次に考えたのが、新聞紙をトイレの床全面に敷く作戦!もし、床に便をしてしまってもすぐに新聞を丸めて捨てられるようにしました。新聞紙を敷いてから、多少床は汚れますが、以前よりはだいぶ改善されました。
今考えてみれば、ユニットバスのようなトイレなら下をお湯で流せるので良かったのかもしれません。バス・トイレ別という構造は一般的には人気ですが、介護を行う場合では考えものかもしれません。
もし高齢者とお住まいで、トイレの改築をお考えなら、ユニットバス形式に改築することも1つの案かもしれません。
ただ、固形便の場合は、そのまま流してしまうと排水管が詰まってしまうため、ある程度取り除いてから流さなければなりませんが、かなりお掃除が楽になると思います。
イラストレーター とげとげ。
元ナースのイラストレーター&漫画家で雑誌や広告を中心に描いています。育児、健康、美容ネタが得意でエッセイマンガも描きます。
公式サイト「TogeTogeToge.」
ブログ「ママまっしぐら!」