【赤ちゃんとうんち】うんちを我慢するクセをつけない!

いつも柔らかいうんちをスッキリ出せればいいですが、大人でもうんちが固いときには出すのがつらかったり痛かったりします。それでも大人はなんとか出そうとしますが、子どもはそんな経験をするとうんちを我慢するクセがついてしまうようです。

いなば ゆみ(イラストレーター)

おむつとトイレは大違い

大人にとってはおむつの中にうんちをするほうが汚い感じがしますが、子どもにとっては今までの当たり前が「おむつの中にうんち」なのですから、トイレに座ってするほうが大変なのです。

あるママから話を聞いたのですが、その子はうんちのトイレトレーニングが進まず、うんちがしたくなると自らおむつをはいて排便するそうです。
ママにとっては「そこまでできているならトイレにして」と思うようなことですが、私はその話を聞いて、その子がいかにスッキリうんちをしたいかにこだわっているのかがわかり笑ってしまいました。


きっとその女の子は大人になっても快便女子になるんじゃないかな〜なんて想像したくらいです。

トイトレ中は出ればOK!

トイレトレーニング中は失敗がつきものです。おむつの中にしてしまったのであればまだいいのですが、トイレトレーニングが進むと、トイレまで行けたのに間に合わなかった、なんていうこともあります。

そんなときのトイレは修羅場。パンツに洋服にトイレの床まで掃除をしなければならないので、ママもついつい「どうしてもっと早くしないの!」と言ってしまいがち。


子どもにとってはこの一言でうんちやおしっこを我慢するクセがついてしまうこともあります。トレーニング中は「何はともあれ出たならOK!」ぐらいの気持ちでいましょう。

大人の世界にトイレがなかったら…

赤ちゃんにとって、いつでもどこでもうんちがし放題だったおむつ生活から、パンツになることは不安なもの。大人でもトイレがどこにあるのかわからない町を歩くのは不安ですよね。

私も昔、バックパッカーでアジアの街を歩いていたときには、トイレに行きたくなると不安になりました。

たまに空港やホテルで、トイレットペーパーつきの水が流れる良いトイレに出会えたときにはどれだけうれしかったか。


赤ちゃんにとってはおむつがその「良いトイレ」なのだとしたら、そんなトイレを手放すことは簡単ではないのがわかります。うちの子がうんちをスッキリ出せる環境ってどんなものなのかを考えてみるのもいいですね。


トイレトレーニング中でも大切にしてほしいのは、気持ちよくうんちを出すこと。
無理強いしてうんちを出すことが嫌いになったり、うんちを我慢するクセがついてしまわないようにしましょうね。

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