地震や台風だけでなく、大雨などによる土砂崩れや水害などによってライフラインが停止することもあります。防災の準備としていちばん用意しているものといえば水、次に食料という人が多いと思います。
でも、実はトイレも大事だって知っていましたか?
食べ物もトイレもまずは3日分を目安に用意
災害時にライフラインがもし止まってしまったら、復旧する目安として考えられているのが3日と言われています。なので水や食べ物もまずは3日を目安に準備するといいでしょう。できれば1週間分あると安心です。
特に水は飲料としてだけでなく、料理に使ったり、衛生用としても使用するので多めに用意するといいですね。
そして忘れがちなのがトイレ。
トイレは食事と違って我慢することがでいない生理現象ですし、特に赤ちゃんや子どもの場合には、我慢させてしまうことで便秘になってしまうことを防ぐためにも、災害時のトイレの準備はしっかりしておきましょう。
赤ちゃんであれば、1日どれくらいおむつを使っているのか、こどもなら1日何回トイレに行くのかを把握することから始めてみてください。
簡単に買える!携帯トイレの使い方を知っておこう
最近ではホームセンターや100円ショップなどでも、手軽に携帯トイレが買えます。
携帯トイレの種類は大きく2つ。
ウンチやオシッコを吸水シートを使って吸収するタイプと、凝固剤等で固めるタイプがあります。
どちらも便器に取りつけて使うので、取りつけが簡単で、しっかり吸収し、臭いを抑えることができるものを選びましょう。
そして、使い方も知っておくことが大切。
まず、便座を上げて便器にポリ袋をかぶせます。ポリ袋をかぶせることで、携帯トイレに水がついてしまうことを防ぐことができます。
便器の底に溜まっている水は捨てないでください。排水管から悪臭が上がってこないようにするフタの役割をしてくれます。そのあとは、携帯トイレの使い方をよく読んで設置しましょう。
携帯トイレがないときのおむつやトイレの代用品
おしっこはもちろんウンチも約80%は水分。
携帯トイレがない場合は、ポリ袋の中にティッシュペーパーやペットシートなどを入れることで代用することもできます。
新聞紙なども代用できなくはないですが、衛生面に配慮するためには、やはり携帯トイレを持っておいた方が安心です。
今トイレトレーニング中でおまるなどがある場合には、おまるにポリ袋をかぶせることで、簡易トイレのおまる版も作ることができます。
おむつの代用として使うのは、スーパーのビニール袋とタオルや布。
ビニール袋は両端をカットして広げます。布の上に赤ちゃんのお尻がくるように寝かせて、持ち手部分を赤ちゃんのお腹の前で結びます。
捨てるときにもそのまま包んで捨てられる優れものです。
赤ちゃんや子どもがいるお家では、防災準備として水や食べ物だけでなく、トイレの用意もしっかりしておきましょう。
ライター サトウヨシコ
大学卒業後、大手食品会社に勤務。未経験から編集者を目指し転職。
その後、結婚と出産を経て妊娠・育児雑誌のディレクターに。WEBメディアの新規事業立ち上げをし、現在はフリーランスで数々のメディアに携わる。