おむつかぶれと言えば、梅雨のジメジメした時期になることが多いと思われるかもしれませんが、実は冬もおむつかぶれになりやすいとき。
その理由と予防方法についてお伝えします。
冬のおむつかぶれの原因とは
夏のおむつかぶれの原因は、おむつと赤ちゃんのお尻の皮膚に湿気が溜まってしまうことが最も大きな原因です。
冬のおむつかぶれも要因としては同じなのですが、少し違ったことがきっかけで悪化することもあります。
①ニットなどの保温性のあるウェアによるもの
寒くなると赤ちゃんにモコモコした素材のウェアを着せることがあると思います。見た目はとても可愛く、赤ちゃんのときにしか着られないデザインだったりするので、おしゃれなママとしては着せたくなる気持ちもわかります。
でも、実はお外にお散歩のときに着せるにはちょうど良くても、暖かい暖房の効いた室内では暑すぎることも…。お部屋も暖かい上に厚着をしてしまうと、やはりおしっこをしたおむつの中は高温多湿状態になってしまいおむつかぶれの原因となります。
②体調不良による下痢が増えるため
冬はウィルス性の風邪や感染症になりやすい時期でもあります。体調不良になると、赤ちゃんのうんちはゆるゆるになり、おしりにうんちがついたままの時間が長くなることでおしりかぶれになりやすくなります。
下痢のときは少量しかうんちが出ないこともあり、おむつ替えしなくてもいいかなと思ってしまうこともありますが、量に関わらずうんちをしたらおむつ替えをするようにしましょう。 いつもよりこまめなおむつチェックができるといいですね。
どうしたら冬のおむつかぶれを予防できるの?
まずは、おうちでは室温にあった洋服を着るようにしましょう。お出かけに行くときも、車の中や施設などは暖かいので、脱ぎ着ができる格好がベスト。
そして、暖房のついた室内にいることが多くなると皮膚が乾燥しやすくなるので、いつも以上に赤ちゃんに保湿をしてあげましょう。
お風呂上がりと朝のお着替えのときのスキンケアはもちろんですが、昼間に保湿剤でベビーマッサージなどをしてあげるのも効果的。
とくにお天気が悪くお出かけができなかった日には、ベビーマッサージで刺激を与えてあげると、赤ちゃんもいい運動になり夜ぐっすり眠れます。
また、おむつかぶれになりかけくらいのときには市販の塗り薬やクリームを使うのもおすすめです。風邪やインフルエンザが流行しているときに病院や調剤薬局に行くと、赤ちゃんが病気をもらってしまいそうと心配になるママも多いので、そんなときにこそ薬局で購入できる塗り薬を活用してくださいね。
買うときには、必ず赤ちゃん専用のものを選ぶようにしてください。
おむつかぶれは夏だけだと思っていると、ある日突然、赤ちゃんのおしりが真っ赤になっていたなんていうこともあります。
季節に関係なく、うんちをしたらすぐに替える、きれいに拭き取るを心がけてくださいね。
ライター サトウヨシコ
大学卒業後、大手食品会社に勤務。未経験から編集者を目指し転職。
その後、結婚と出産を経て妊娠・育児雑誌のディレクターに。WEBメディアの新規事業立ち上げをし、現在はフリーランスで数々のメディアに携わる。