便秘解消のツボを押してみよう!
特に女性を悩ませている便秘。
便秘を解消するためにいろいろな方法を実践してきたことと思います。食物繊維を多く摂取できるように意識した食生活にしてみたり、市販薬を買ってみたり…
それでも改善しない・一時的な効果しかないという人は、体の内部から改善する方法、それでいて日常のちょっとした空き時間でも活用できる「ツボ」を試してみてはいかがでしょうか?
女性に多い理由は?
女性に便秘で悩む人が多い理由として、女性ホルモンが関係しているといわれています。
女性ホルモンには腸の運動を妨げる働きがあるためです。このため、排卵後から月経前までは特に便秘になりやすいとされます。そういえば確かに、と思われた方もいるのでは?
また、腸の運動には腹筋のサポートが欠かせません。男性に比べて女性は腹筋の力が弱いため、腸の運動を助けてあげる力が少ないのです。
3大便秘解消のツボを押してみよう!
便秘を解消するためには腸への刺激が効果的です。
とはいっても、ただ単純に押したりさすったりするだけでは意味がないかもしれません。そこで、古くから伝わる「ツボ」の出番となるのです。
ここからは、代表的な便秘解消のツボを3つ紹介します。どれも覚えてしまえば、いつでもどこでも実践できるくらい簡単なツボですよ。
「天枢」(てんすう)
場所:ヘソから真横に指3本分、左右両側にある
胃腸の上にあるツボです。正確にはヘソから4.5cm横にありますが、指3本分の方が覚えやすいでしょう。
ツボを刺激するときは、お腹が軽くへこむ程度の力で押し付けたり揺らしたりします。人差し指、中指、薬指の3本を揃えて使うと、適度な幅広さと力加減にしやすいですよ。ツボまでの距離を測るときもこの3本の指で測っておけば、そのままマッサージできますね。
ツボの周りはもちろん、脇腹や、肋骨から骨盤にかけてもマッサージしましょう。
マッサージするときは寝そべりながらだとやりやすいです。
このとき、腹筋の力を緩めておくのがポイント。腹筋に力が入っているとツボが押しにくくなります。寝ながら天枢を押すときには、腰の下にタオルや座布団を入れて、軽く腰を浮かすと腹筋の力が緩みますよ。
天枢には胃腸の調子を整える効果もあり、胃もたれや下痢など、便秘以外のお腹の悩みにも役立ちます。
「便秘点」(べんぴてん)
場所:肋骨の一番下から指2本分下、背骨から左右に指4本分
まさに、という名前のツボ。天枢と同じく腸に近いため高い効果が期待でき、便秘になったら一番に試す価値のあるツボです。また、即効性もあります。
背中にあるツボですから、押しにくいイメージを持たれるかもしれません。押すときのポイントはくびれに手を置くこと。つかむようにすると、親指は背中側に回ると思いますが、そのまま親指を伸ばしてツボを刺激しましょう。
上体をひねるように動かすと、よりしっかりと刺激できます。
「神門」(しんもん)
場所:手首の関節部分、小指側の端。骨の隣のくぼみ
位置が少しわかりにくいので説明します。まず手相を見るように手を見てください。
次に手首にある関節のシワ(上の1、2本目あたりを基準にするとわかりやすいです)を中心から小指に向かってたどると、硬い骨にあたりますよね。
その骨と、手首の中ほどにある筋の間にはくぼみになっているところがあります。そこが神門です。
このツボはグッと押し込んで刺激します。親指を立てて力を入れましょう。ネイルなどをしていてできない場合は、ペンを代用してあげると効果的に刺激できますよ。
神門は「神」の「門」というだけあり、ここから精神の神様が出入りすると考えられていました。
いかがでしたか?どのツボも初めて探すときには試行錯誤するかもしれませんが、すぐに覚えられるでしょう。
日々の生活習慣にも導入しやすいですよね。ツボを押すだけですから、朝起きてすぐにでも、家事の合間にでも実践できます。
大切なのは継続すること。腸の働きを普段から高めてあげて、予防することが大事になってきます。体の内側から便秘を解消しましょう。
ライター KURO
趣味の自転車を楽しむためにも、お腹の冷えにめっぽう弱い体質を改善しようと奮闘中。
読んだ人が、少しでも「ためになった」と思ってくれるような記事を書いていきたいと思います。