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【ウンログ腸査】 便秘で病院に行く理由、行かない理由 〜受診して便秘を改善できた人は約3割〜

便秘になると、本来排出されるべき老廃物が体内に留まっているわけですから、お肌が荒れたり、食欲がなくなったり、腹痛に襲われたりと「たんなるウンチの詰まり」に留まらず、体調不良を実感しますよね。さらに、「たかが便秘」と軽視していたり、「体質だから」とあきらめモードで放置しているうちに、自分ではどうにも解消できないレベルに悪化してしまうこともあります。
でも、そうは言っても「便秘で病院」とはなかなかいかないのが、現状ですよね。そこで今回のウンログ調査では「便秘と病院」について皆さんの体験や意見を聞いてみました!

【ウンログユーザーを対象にインターネット上でアンケートを実施、10代~60代までの方に537件の回答をいただきました。回答者の約96%が女性でした。ウンログアプリはお腹に悩みのある方が使っている傾向があるかもしれませんので、今後一般調査との比較にも挑戦してみたいと思っています】

便秘で病院に行ったことがある人は約2割
思い立ったら約6割が一週間以内に病院を受診

前回のウンログ調査でもあきらかになったように、便秘で悩んだ経験がある人は多いもの。今回の腸査でも537人中じつに95%・513人の人が便秘を経験したことがあると回答しました。
普段のお腹の調子についても「便秘」「どちらかといえば便秘」と回答した人が約6割いて、3人に1人が今現在も便秘を抱えているという結果になりました。

当「ウントピ!」では、便秘が体に及ぼすさまざまな悪影響を紹介し、なかなか改善できずに慢性化したり症状が悪化したりした場合には、かかりつけ医に相談することや、「便秘外来」への受診もおすすめしてきました。

実際のところ、便秘で病院に行ったことがある人はどれくらいいるものなのか、調べてみました。
すると、今回の回答者のうち「5人に1人」という結果が。



意外といるんですね、という印象です。

さらに、病院に行ったことがある方に、どうして病院に行こうと思ったのかそのきっかけも聞いてみたところ、「悩んでいたから」と答えた人が107人中81人と最も多く、その次に多かった理由は「家族に勧められて(17人)」でした。
また、「友人・知人に勧められて」という人は0でした。やはり便秘の悩みはなかなか他人には言いづらいし、結果アドバイスもしにくいということでしょう。

自由回答で多かった理由は「腹痛に襲われたから、腹痛に耐えられなくなったから」というもの。中には「吐いた」「倒れた」「眠れなくなった」というコワーイ理由もありました。
ここまでくるとさすがにすぐに受診しているようですが、便秘に悩んでいても実際に病院に行くまでに1年以上もかかってしまったという人が、107人中21人もいました。



だいたい6割の人が病院に行きたいと思ってから一週間以内に受診しているのですが、中には5年以上かかったというツワモノもいて驚きです。


病院に行って症状が改善したという人は約3割
一方、残念ながら改善しなかった人も約3割

病院に行った人に、その結果を聞いてみたところ、「悩みが完全になくなった」「完全には解消していないが、概ね改善した」と答えたのは107人中35人。しかしながら「改善していない」「むしろ悪化した」という人も同じくらいいるという残念な結果が。

自身が受診によって良い結果を得られていないせいか、便秘で悩む人に受診を「強く勧める」と答えた人はたったの13人。「勧める」と答えた人を合わせても、便秘での病院受診に肯定的なのは半数ほどでした。


病院へ行かないのは「それほど悩んでいないから」
今後、症状がより深刻になったら行く気になる!?

次に便秘で病院に行ったことがないと答えた人にその理由を訊ねたところ、「それほど悩んでいないから」が一番の理由として挙がりました。また、「そもそも考えたことがない」という人も多く、腸内環境の善し悪しがメディアにクローズアップされる昨今であっても便秘で病院にかかるのはまだまだ一般的とは言えないようです。
回答者のほとんどが女性だったためか「恥ずかしいから」という人も多数。「生活圏に便秘を相談できる病院がない」という回答からは、多くの内科や消化器科では便秘も診療範囲のはずですがあまり理解されていないこと、医療機関が気軽に便秘の相談をできる雰囲気ではないことがうかがえます。

その他の病院に行っていない理由としては「薬に頼りたくないから」や「薬による対処療法ではなく自分で根本から治したいから」という日々の努力でなんとかしたい人がいる一方で、「市販薬でなんとかなる」「他のことで受診した際に下剤がもらえる」という手近な薬を活用するからわざわざ病院にはいかないという考えの人もいました。



さらに、もしも病院に行く気になるとしたらどんな時かも聞いてみると、「悩みがより深刻になったら」がダントツの回答でした。また、「良くなった他の人の話を聞いたら」はもっともな意見ですが、前段で述べたように受診しても良い結果が得られた人は3割ほどなので、なかなか難しいかもしれませんね。

つらい便秘で悩んでいる方、病院に行ってもいいんです!

 

ここまで見てきて、便秘で悩んでいる方の中には「なーんだ、病院に行っても必ず改善するわけじゃないんだ」とガッカリしている人もいるかもしれません。確かに、便秘は食生活を含めた生活習慣によるところが大きいので、病院に行ったからといってすぐに改善されるものではないでしょう。

今回いただいた意見でも「自助努力せずに病院に行くのはどうかと思う」や「どんな人が便秘の相談に行くのかわからないです。自分で改善できないのですか?」といった、受診の前にまずは自分で便秘改善のための努力が必要、という至極もっともなものがありました。

確かに、ただの便秘だからといってろくに話も聞いてもらえずに下剤を処方されて終わり、という病院では根本的な改善は難しいし、受診するメリットはあまりないと思ってしまうかもしれません。

でも、便秘薬にもいろんな種類があって、生活習慣も人それぞれ違うもの。お医者さんと相談しながら自分に合った薬や生活習慣の改善法を一緒に考えていけるとしたら、病院にいく価値は十分にあります。
自分で努力してもなかなか改善されないときに病院を頼るのは恥ずかしいことではありません。

便秘だと思っていたら別の病気が隠れているかもしれませんし、誰にも言えなかった便秘の悩みをお医者さんに受け止めてもらえたら、自分なりの便秘改善のヒントが見つかるかもしれませんよ。

そこで、最後に今回のアンケートでいただいた、病院へ行きたくなるご意見を紹介させていただきます。

「悩む暇があったら病院行くのが良いと思う。」
「妊娠中だと便秘の相談がしやすく薬ももらいやすい」
「便秘が習慣化してしまうとそれが当たり前で病院にいかなかった。今回は、普段と違うので受診した。腸捻転になりかかっていた。普段との違いに早く気がついたのがよかった」
「便秘が原因の大腸憩室炎で緊急入院したので病院は行った方がいいと思う」

そうそう、病院に行くほどではないけれど便秘がち、というみなさんは、ウンチ観察・記録アプリ「ウンログ」、そして当「ウントピ!」サイトもうまく活用して、スッキリ快便を目指してくださいね!