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プチプラ&2時間で完成! トイレDIYの裏ワザを教えてもらったよ

私たちにとって、トイレで過ごす時間は究極のプライベートタイム。

最近ではスマホでゲームをしたりツイッターをして過ごしたり……と、「トイレはリラックスする場所のひとつ」という人も増えてきているみたいです。

居間や寝室の内装はこだわって、過ごしやすい空間にしている人は多いと思いますが、トイレのインテリアは?と聞かれたら「芳香剤を置いてトイレマットを敷いて……それ以外に何すればいいの?」という人は多いのではないでしょうか?

 

快適なトイレでリラックスできれば、毎日の快便も夢じゃない!!きれいなトイレで運気もアップ(するはず)!!何よりトイレがオシャレって女子力高そう!!

「おしゃれで快適なトイレが増えますように」の願いを込めて、ウントピ!編集部員がトイレのDIYに挑戦しました。果たしてどんなトイレが完成したのでしょうか?

原状回復OK!お手軽プチプラDIYに挑戦

「DIYって、木材を用意したり特別な工具が必要だったり……一人じゃ買い物も難しそう」
「賃貸物件だと傷つけてしまいそうで怖い」
「手間もかかるし、結局お高いんでしょう?

そんなイメージをお持ちの人に試してもらいたい今回のDIYの条件は3つ。

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 ① 賃貸物件のトイレだから原状復帰は必須
 ② 女性一人でも簡単に(重たい工具は使わない)
 ③ プチプラ2時間でトライできる

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おしゃれDIYなのに「早い!安い!」も欲しいなんて……欲張りすぎ。

でもそんなワガママを叶えてくれる賃貸DIYのスペシャリストに出会えました!

EHAMIさん(DIYコーディネーター)

2013年にテレビでDIYの特集番組を見て感銘を受け、同年11月から住み始めた賃貸物件でDIY生活をスタート。自宅のDIYをブログやSNSで公開したところ雑誌やWEBなどの取材を受けるようになり、テレビにも出演。賃貸物件でも原状回復できるように考えたDIYを施し、今の嗜好や使い勝手に合わせたインテリアや暮らしを楽しむ。

● ブログ:EHAMIの賃貸DIYリノベーション DIYで造るお気に入りの暮らし

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DIYコーディネーターとして多くのメディアで活躍中のEHAMIさん。ご自宅の賃貸の築40年の団地もDIYでステキにコーディネートしていて、そのテクニックをブログなどで公開されています。

EHAMIさんのDIYがすごいのは、その思わずマネしたくなるデザインだけではなく“すべて原状復帰ができること、そして女性でもチャレンジしやすいこと”。

強力なアドバイザーを迎えて始まったこの企画。始まる前からワクワクします!

作戦会議&完成イメージお披露目。飾り棚をつけることに! 

今回のDIYの重要なキーポイントは「DIY初心者でも簡単にできる」こと。

さらに、気軽に試してもらいやすいように「制限時間2時間+ 材料費2,000円台で」という条件に。

そして舞台となるのはこのトイレ。(実はここ、あのウンログくんも使っているんだとか……?)

便座カバーもなしのシンプルなトイレ

割と新しめですが、設備は備え付けのままのシンプルな状態。
このトイレを予算・時間内でどこまで作り込めそうか……事前にEHAMIさんと作戦会議をします。


まずはトイレの寸法を正確に測ります。

そして、EHAMIさんに設計図を描いていただきました。むむ! これはなんだかスゴそうだ。

壁をタイル風にデコレーションして、木製の飾り棚をつけることになりました。これが本当に2,000円台でできるの!?(ドキドキ)

右がEHAMIさんの完成図のイラスト。飾り棚を取り付けて、トイレグッズをディスプレイします。

EHAMI

DIYの基本は、DIYするスペースの縦・横・奥行の採寸を正確にすることです。特に予算を抑えるには買い直しなどで材料に無駄を出さないように、念入りに測りましょう。
その他に、障害物(トイレの場合、便器や操作盤など)の位置をざっくりでいいので採寸してメモしておくと、実際に作る前のイメージに起こしやすいので良いと思います。
設計図はなくてもいいですが、寸法などメモしておくのにイラストを描いておくと便利です。

素材をそろえよう。プチプラを叶える鍵は100均にアリ!?

しっかり採寸をしたら、図面を持って買いものに出かけましょう!
木製の飾り棚を手作りするのだから、大型のホームセンターDIY専門店に出かけるかと思いきや……まず向かったのは100均ショップ!?

買い物リスト

ダイソー
レンガシート × 6枚 648円
セリア
つっぱり棒 × 2本 216円
プラダン × 3枚 324円
塗料 ブラック・ホワイト 各1個 216円
L字金具(4個入り) 108円
水性ニス 108円
セリア・ダイソー
マスキングテープ 1個 108円
ホームセンター
(厚さ2cm弱、桐材など軽いもの) 800円〜 板(厚さ1cmくらい、
桐材など軽いもの)
↑の木材の余り or 100均工具材
合計金額 2,626円

※ 別途、ドライバーと塗装用のペイントローラーを用意しましょう。なければ、どちらも100均で手に入りますよ!

材料費は2,626円。2,000円台に収めてもらいました!
見てお気づきのように、100円均一(セリア・ダイソー)のものがほとんどです。

しかもどれも軽い素材ばかり。木材も一人で持ち運べる桐材で、大掛かりなものは必要ナシ!

実は100均は、DIYer(DIYする人たち)にとっては定番のスポット。最近では「DIY」と名の付く専用のコーナーが広く設けられていて、便利で本格的な材料が手に入っちゃうんです。もちろん100円で!

今回のDIYでも、ベーシックなものからオススメな工具まで、100均グッズがたくさん登場! 後ほど作業工程で、詳しく紹介しますね。

作業スタート! 制限時間は2時間

それではゲットした材料を広げて、いざ作業開始! 制限時間は2時間です。

①クッションレンガを塗装・カットする

ダイソーのクッションレンガ

まずはこの真っ白なクッションレンガに色を塗ります。

これは「タイル風の壁」のタイルの部分になります。

セリアの塗料(黒 × 白で灰色を作ります)

この塗料もセリアのもの。白と黒を混ぜて、好みのグレーを作ります。お弁当用のトレーを使って。お弁当や生鮮食品のトレーを塗料入れに使うと、そのまま捨てられて後片付けが簡単です!

ローラーでぬりぬり……実はこのローラーも100均なんですよ!

しかも本格派で、バッチリ使えます。EHAMIさんのブログにも度々登場するグッズのひとつ。

塗料を付けすぎたらタオルなどで拭き取りながら

あんまりべったり付けすぎないように気をつけて。凹んでいる溝のところは白く残しておくのがポイントです。
塗り終わったら乾かしておきましょう。

②プラダン3枚をテープでつなげる

次はダイソーでゲットした「プラダン」(プラスチック製の段ボール)をマスキングテープでつなげて1枚にします。

幅広のマスキングテープで、3枚のプラダンを1枚につなげます。

プラダンの横幅は、便器の後ろの壁の幅とぴったり同じ長さになるようにカットしましょう

EHAMI

今回はプラダンを使いましたが、
寸法が合えば、カラーボードなど、やや張りのある素材であればなんでも大丈夫です!

③プラダンにクッションレンガを貼り付ける

そうしたら、先ほど色を塗ったクッションレンガをプラダンの上に貼り付けていきます。

貼り付ける前に、まずは並べてみます。タイルの柄がちぐはくになるように、一列ずつに切り取って貼り付けることにしました。
クッションレンガシートの裏は両面シールになっているので、簡単に貼り付けられます。やり直し・微調整も何回かできますよ。

長さがはみ出たプラダンは切り揃えて……

すべて貼ったらこんな感じに。

わあ!本物のタイルみたい。これでタイル風の壁は完成です。

EHAMI

グレーの塗料がはみ出た溝のところは、綿棒で白色を塗ってきれいにするとタイルの境目がきれいに見えますよ。

④板を塗装する

次に、木材で飾り棚の土台を作っていきましょう!

今回使う板は桐材(軽くて加工しやすい)で、厚さ1.8cm、幅30cmのものをホームセンターで購入。

EHAMI

板の厚さは、セリアのL字の付属のネジが打てる&突き抜けないくらいが目安です。
つっぱり棒にわたすので、軽い材質がおすすめです。
棚自体の奥行きはトイレットペーパーなどの置きたいものが〜15cmのものが多かったので、それに余裕を持たせた20cmにしました。
見切り用に切り出した幅5cmは、正面から見た時につっぱり棒が見えないくらいの幅です。

↓の写真のように、横幅が便器の後ろの壁と同じ(先ほどの繋げたプラダンと同じ長さ)長さに切ったものから、20cm幅を1枚、5cm幅を2枚切り出します。

この3つのパーツを組み立てて棚を作ります。

「木取り図」を書いて店員さんにオーダーしよう!

EHAMI

カットはホームセンターで頼むことができます。
板を購入するときにどのようにカットするかを書いた『木取り図』を見せれば店員さんにも伝えやすいですよ!
端材が出たら、後ほど使うのでもらっておきましょう。
セリアの水性ニスで、桐材が味のある印象に

3枚の木材に、焦げ茶色の水性ニスを塗っていきます。

刷毛(はけ)ではなくて、清掃用のウエス(要らない布なら何でもOK)にニスをしみこませて、こするようなイメージで塗装していきます。
刷毛よりも難しくなく、初心者の方でも簡単に塗布できるのだそうです。

EHAMI

今回は、桐材を使用したので木目があまりありません。
安価で軽いところは良いのですが、ややチープに見えてしまいます。そこで、茶色の水性ニスを使用して木目の風合いを出し、『高見え』するようにしました

⑤塗装した板をL字金具で組み立てる

かっこいい風合に変身した木材を組み立てます。

このL字の金具はセリアのもの。ダイソーや他の100均、ホームセンターでも手に入ります
これを使って、3枚の板をコの字につなげましょう。

ネジを押し込むようにしながらドライバーを回すと簡単!

EHAMI

慣れていない方はドライバーを回すことに意識が行きがちですが、ネジを押しながら回すことが大事です。

端を2箇所ずつ、4箇所留めるとこんな感じにコの字になります。

⑥タイル壁を壁に貼る

さあ、いよいよ組み立てていきますよ!

まず、背面の壁にタイルの壁を設置するのですが……

マスキングテープを使って原状回復が可能に

↑こんな風にマスキングテープを貼った上から両面テープを重ねて、その上にタイル壁を貼り付けます。

両面テープを直接貼ってしまうと、剥がすときに壁が傷ついてしまう……そこでマスキングテープ
貼っても剥がせるので賃貸の壁でも安心です。DIYでは定番のテクニックです。

下に棚がくるので、テープで固定するのは上の一列のみで問題ありません。

⑦つっぱり棒を突っ張る

いよいよラストスパート!

つっぱり棒2本を、いま貼ったタイル壁の下の方に突っ張ります。

タイル壁との高さを合わせながら。

こんな風に2本を前後に並べて。奥の壁との間には2cmくらい余裕をもたせましょう

EHAMI

つっぱり棒を壁にそのまま突っ張ると、壁の材質によっては凹んだり傷になってしまう恐れがあります。
そこで、間に端材(木材を切り取ったときに出たもの。端材ならなんでもOK)を挟めば力が逃げて、元の壁に跡が残りにくくなります。
端材はマスキングテープで仮止めしながら作業すると、一人でスムーズに作業できます。

⑧板をつっぱり棒に置く

2本のつっぱり棒の上に、コの字の木材をわたします。

突如、オシャレな棚が目の前に!!

下から覗いてみると……こんな感じ。(端材は、コの字の幅におさまる大きさならOK!)

板をコの字に組み立てたことで、つっぱり棒が外から見えないようにうまく隠れました!
1本100円のつっぱり棒も、2本もあれば十分な強度があります。

仕上げに白ベースのグッズを飾り付けて・・・

全工程がちょうど2時間くらいで完了。夢中になっているとあっという間!!

最後に棚の上を飾りつけていきましょう!
造花や100均のボックス、ペーパーナプキンも用意して……

総重量2kgぐらいまでなら載せても大丈夫な棚です
トイレ洗剤までもオシャレに収納!

EHAMIさんのヒラメキで、アイアンバー(これも100円)を棚の下に取り付けて、ここに洗剤のスプレーを引っ掛ける作戦。

戸棚にしまっちゃうスプレーも、引っ掛けるだけでインテリアの一部になるなんて!
(ボトルもセリアで調達しました。)

※装飾に使ったものは今回の材料費に含まれません。お好きなものをチョイスして♫


そして……

ついに完成です!!

インスタ映え抜群なトイレが完成♡ テーマは「コスメショップの一角」

\ おおお〜〜〜!!!  /

仕上がりをみて、スタッフから思わず歓声が。まるでインスタスポットのようなオシャレな空間になりました

トイレに大切な清潔感は保ちつつ、温かみのある雰囲気が加わりました。
外に見えるものが増えましたが、白系で統一されていてごちゃごちゃした感じはありません。

スピーカーを設置してスマホで音楽を流してもいいし、1〜2冊くらいなら本も置けそう。
たっぷりリラックスできますね。

こんなトイレなら、お客さんがきたら玄関より先にトイレに案内したくなっちゃいます!

飾った小物類もすべて100円(※装飾品は材料費に含まれません)

ーーーEHAMIさん、今回のDIYはどんなところがポイントですか?

EHAMI

場所がトイレということもあり、お手洗いの実用品を雑貨のように置いて、コスメショップの一部分のようなイメージでコーディネートしてみました!
腰より下部分をDIYするとお掃除の点ではどうかな……と思ったので、棚にしました。
一番目に入る高さなので、他の部分を変えなくても印象がかなり変わったと思います
普段使用するアイテムを置くことで、お洒落に加えて使い勝手のいいトイレに変身したと思います

ーーー掃除のしやすさまで考えてデザインしてくださったんですね。これはありがたい!!

EHAMIさん、素敵なDIYをありがとうございました!

トイレを手軽に模様替え。あなたも今日からはじめてみては?

DIYと聞くと、「プロ仕様の工具」や「抜群の美的センス」が求められるのでは……と思っていませんか?

実はDIYは、思い立ったらスグに始められて、簡単なものなら意外と手間もお金もかからないのです!
そしてハマってしまえば新しいアイデアもどんどん湧いてきて、手間をかけるのも楽しくなるはず。

今回のように原状復帰ができる作りにしておけば、仮に失敗したり気に入らなかったら何度も模様替えできるのも魅力です。
プロに頼んで高い工事費を払ったリフォームでは、「飽きたからやり直し!」とはなかなかいきませんよね。

EHAMIさん曰く「お子さんと作業するのもオススメです。100円の材料を使っていたら、ちょっと変になっちゃったり、うまくいかなくても、まあいいか!と気持ち的に余裕があるし、何より楽しい!」とのこと。


いかがだったでしょうか?

ちょうど映画館に行って、ポップコーンを食べながら映画を観るくらいのコスト(2時間・2,000円ちょっと)で始められるお手軽DIY。
あなたも挑戦してみませんか? 

まずは、手軽に始められるトイレから!! 美しいトイレで、たくさんの腸美人が生まれますように。

ーーおわりーー

※賃貸物件でDIYを行う場合は、念のために大家さんに確認を取りましょう。元あった部品を取り外したら、捨てずに保管しておきましょうね!退去の時は原状復帰を忘れずに。

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