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冷えとウイルスからくる冬の下痢 対処法【PR】

冬は下痢になりやすい?

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気温が下がる冬は、体温も低くなりやすいので、下痢を起こしやすい時季。その理由のひとつが体の冷えによる自律神経が乱れです。自律神経が乱れると腸の緊張が続き、腸の動きも過敏になるので、通常より便の移動が早まります。

そのほかにも、体の冷えにより下痢になる原因として、体温を効率よく上げるために、体の水分を素早く排出するためといった理由も考えられているそう。寒い日はおしっこが近くなるのと一緒ですね。

体の冷えだけでなく、冬はノロウイルスやロタウイルスなどが流行しやすい時季でもあります。これらのウイルスは下痢やおう吐を起こすウイルス性胃腸炎の原因に。ウイルス性胃腸炎は、汚染された食べ物を口にしたり、ウイルスに感染している人の吐物や排泄物に手を触れることで、感染しやすくなります。

また海外の最新の研究では、ノロウイルスが空気感染する可能性も指摘しており、ウイルスによる下痢が冬に流行しやすい原因のひとつである可能性もあるようです。

下痢になってしまったときの対処法

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体になにか症状があるときに、真っ先に使いたくなるのが薬です。下痢やおう吐なら、下痢止めや吐き気止めを使用するという人もいるでしょう。しかし、ウイルスの感染で下痢になってしまった場合、薬を使うのは控えた方がベター。

なぜなら下痢やおう吐は体の防衛反応で、ウイルスを体外に早く出そうとするために起きているから。下痢やおう吐があるときは、まずは体を温めて安静にして、絶食をして胃腸を休めるようにしましょう。吐き気があるのに、無理に食べるとかえって症状を強めてしまう原因になります。

吐き気がある程度治まったら、水分補給に努めることが大切。下痢やおう吐で失われた水分やミネラルを補うようにしましょう。冬なら温かいスープや煮込みうどんなどなら、胃にも優しく体を温めてくれるのでおすすめです。

ただし、おう吐や下痢が治まらず、食事や水分摂取ができない場合は、早めに医療機関に受診して、点滴などの治療をしてもらいましょう。大量の下痢やおう吐をそのままにしておくと、脱水になったり、ミネラルバランスが崩れて、重篤なケースになることもあります。

ウイルスに負けない体をめざそう

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ノロウイルスやロタウイルスのほかにも冬に流行しやすいインフルエンザウイルスでも、下痢が起こることもあります。実は、これらのウイルスは体内に取り込まれた後、人によって症状が出る人と出ない人がいるのです。そのカギとなるのが腸内環境。

腸内環境がよい人はかぜや食中毒などの感染症にかかるリスクが低いことが分かっています。

ウイルス感染と腸内環境に関する次のような研究もあります。感染力が強いといわれるノロウイルスについて、乳酸菌を飲んだグループではそうでないグループに分けて比較したところ、乳酸菌を飲んだグループでは症状が軽くなったという研究結果もあります。これは乳酸菌を飲むことによって、腸内環境が良くなったためと考えられているそう。

腸には、体にある免疫細胞の6~7割がいるといわれています。腸内環境を良くすれば、免疫細胞も活性化して、ウイルスなどの病原体を撃退しやすくなるわけです。

腸内環境を改善するポイントは、善玉菌の割合を増やすこと。この善玉菌を増やすのに役立つといわれるのが乳酸菌です。腸内環境を整えるのに役立つのが酸菌製品を積極的に摂るようにしてみてもよいでしょう。摂取した乳酸菌は、体内に居続けることはないのでこまめに摂ることが大切です。

それと同時にお腹も冷えやすい冬は、体をよく温めて、内臓の働きをよくすることも忘れないようにしましょう。

おわりに

体の冷えやウイルスによる感染をしやすい冬は、下痢を起こしやすい時季です。日頃から体を温めたり、乳酸菌など腸内環境を改善する食品の摂取を心がけて、腸のベストコンディションを保つようにしたいですね。
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