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腸がむくんでいる!? 「むくみ腸」の原因と改善方法

むくみが起きるのは顔や足だけではないのです

朝起きたら顔が腫れぼったくむくんでいた、何となく手足がむくんでダルい、そんな経験をされたことはありませんか? そもそもこの「むくみ」という症状は、医学的には浮腫(ふしゅ)と呼ばれ、血液中の水分が血管やリンパ管の外に滲み出し、皮膚の下に溜まってしまった状態を指します。 ですが、このむくみは顔や手足など目に見えるところだけではなく、腸にも起こりえるものなのです。 腸に起こるむくみを「むくみ腸」といいますが、いったいどんな症状なのでしょうか?

むくみ腸が起こる原因は? むくみ腸になるとどんな症状がでるの?

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むくみ腸は、顔などのむくみと同じく、腸全体がパンパンに膨れ上がった状態のことをいいます。 そして、その膨れ上がる原因は、何らかの理由により腸内の血流障害が起こり、適切に水分が排出されず、腸壁に溜まってしまうためといわれています。 腸内の血流障害が起こる原因はさまざまですが、主なものとして便秘と下剤による腸粘膜の炎症があげられます。 例えば、慢性的な便秘とは腸内に便が長く滞在している状態です。 長く滞在すれば当然腐敗が進み、その結果悪玉菌が増え腸粘膜が炎症を起こしやすくなります。 また、便秘を解消するために下剤を服用される方は多いと思いますが、刺激物である下剤を長期間服用し続けた場合、その刺激により腸粘膜に炎症が起こりやすくなってしまいます。 その結果、腸内の血流障害が起こり、むくみ腸になってしまうのです。 むくみ腸になってしまうと、体にさまざまな悪影響が起こります。 まずは太りやすくなるということです。むくみ腸になると、腸そのものの動きが鈍ります。 当然消化機能も低下しますので、食べ物が適切に分解吸収されず、吸収されなかった栄養素は脂肪に変わってしまいます。 つまり、太りやすい体質になってしまうということです。 例えば、ダイエットされている方にとって、むくみ腸は天敵ともいえます。 逆にいえば、むくみ腸の解消は、デトックス効果を促し、ダイエットの成功に繋がる必須項目といえるのです。 そして、腸は「第二の脳」と呼ばれていることからもわかるように、脳の指令がなくても独立して動くことのできる器官です。 この腸の動きをコントロールしているのが自律神経ですが、むくみ腸が起こるとこの自律神経にも乱れが起こります。 この自律神経と密接な関係も持つ物質が、「幸せホルモン」と呼ばれている「セロトニン」ですが、実はこのセロトニンは、その95%が腸から分泌されているのです。 自律神経のバランスが崩れ、幸せホルモンであるセロトニンも不足しがちになる、このことが人の心にどのような影響を与えるかは言うまでもありません。 他にもむくみ腸が起こると腸管が狭くなりますので、単純に便が滞りがちになり、便秘になりやすくなってしまいます。 むくみ腸が便秘を引き起こし、さらに便秘により溜まった便がむくみ腸を悪化させる、そんな悪循環が続いてしまうのです。

長引く便秘、あなたもむくみ腸かも

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しかし、むくみ腸といっても顔や手足のむくみとは違いますので、見た目で判断することはできません。 そこでむくみ腸が心配な方は、以下のチェックをしてみてはいかがでしょうか? 1.3日以上便意がない状態が月に数回ある 2.下剤を長期(5年以上)使用している 3.平常時や排泄時に膨満感や残便感がある 4.おならが臭い 以上のうち、一つでも該当するものがあれば、むくみ腸の可能性があるといえます。

改善方法は食生活の改善と腹筋を鍛えること!

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むくみ腸の改善には専門医の治療が有効ですが、セルフケアで改善できる場合もあります。 実はこれ、便秘の改善方法と同じなのです。 具体的には、食物繊維と乳酸菌を積極的に摂ることと、きちんと「りきむ」ための腹筋を鍛えることです。 適量の食物繊維と乳酸菌は、悪玉菌の少ない腸内環境を作り出し、腸のぜん動運動を手助けします。 そして、腸から便を排出するためには、十分な腹筋も必要です。 これらは自分でも可能な改善方法ですので、むくみ腸にならないために積極的に取り入れることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか? 腸の機能が低下するむくみ腸は、体にとってさまざまな悪影響をもたらします。 先のセルフチェックで該当された方はもちろんですが、ダイエットなどをされている方も、適切にデトックス効果が働くよう、一度むくみ腸を気にしてみてはいかがでしょうか?
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