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海外で落ち込んだ心と体。取り戻せたのは、腸活とヨガのおかげ

ウンログを活用しながら腸活を実践し、人生が変わった人にインタビューをする「腸活で人生変えた人」。第3回は、イタリア在住で、オンラインヨガサービス「SOELU」のインストラクターcocoさんです。

 

会社を辞めて海外生活を始めてから体の不調が続くようになり、腸活をはじめたというcocoさん。体調が改善すると、気持ちにも変化があったそうです。ヨガインストラクターcocoさんが、どんな腸活を取り組んできたのか、お話をうかがいました。

 

海外生活で体調に異変を感じ、出会った腸活

もともと日本で会社員として働いていましたが、転機があり、外国に住むようになりました。オーストラリア、ニュージーランド、カナダに留学をして、現在はイタリアで夫と暮らしています。

日本にいたときはすごく元気で体に全く問題はなかったのですが、外国に住むようになってから不調が現れました。肌が荒れたり、小さい頃に治したはずの小児ぜんそくが再発したり……。なかでも一番大きかったのは、お腹の不調でした。お腹を下しやすくなり、とくに朝起きたあと、ムカムカとした気持ち悪さも感じていて、トイレから出た後もスッキリしないことが多くありました。気になってインターネットで調べたところ“過敏性腸症候群”という言葉に出会ったのです。

過敏性腸症候群はストレスが原因で引き起こされることが多いのですが、私はストレスを抱えるタイプではないので違うと思っていました。ただ、当時私はニュージーランドでカフェのメインバリスタとして働いていて、「朝早く起きて、カフェで開店準備をしないといけない」「私がいないと、カフェのコーヒーはお客様にお出しできない」というプレッシャーを感じていたんです。

念のため、日本の主治医に不調についてメールで相談すると、先生からも「ストレスが原因かも」と言われました。まずは様子を見るようにと言われていたので、何か大きな問題ではないのだと思っていましたが、自分なりにもう少し調べてみたところ、腸とストレスには深い関わりがあることを知ったのです。もしかしたら、腸から何か変えられるのではないかと思ったのが、腸活を始めるきっかけでした。

まずはヨガから。ひとつずつ、様子を見て取り組む

腸活に取り組むにあたり、いっぺんにいろいろなことに取り組むのではなく、少しずつ様子を見てから、次のステップに進めることにしました。

まず、ヨガで腸活を始めました。ヨガは大学時代にはじめ、腸活を開始したときはすでにインストラクターとして活動していました。いろいろなポーズを知っていたので、腸活を意識したねじりのポーズなどを積極的に取り入れるようにしたんです。ヨガ以外にも、お腹や背中を触ったり、筋膜リリース用のローラーでマッサージしたりと、フィジカル面から腸活を行っていきました。

そうしながらお腹を観察すると、ねじりのポーズをした後にお腹がぎゅるぎゅると動いたのがよく分かったんです。ヨガを習っていたときにも、腸などの内蔵機能の活性化にいいと教えてもらっていましたが、改めて効果があるんだと自分の体をもって感じることができました。

それから、不調をより根本から改善したいと思い、食事を少しずつ変えました。お腹の痛みを感じたときに薬を服用して良くなったことがありましたが、一時的な改善ではなく、しっかり内面から変えようと思ったんです。
揚げ物や辛いものなどを控えることから始めました。これだけでも変化を感じられたのですが、最も効果を感じたのはグルテンをやめたことでした。小麦粉などに含まれるグルテンは不耐症を持つ人も多く、不調の原因になる場合もあると知って、思い切ってトライすることにしたのです。

海外はパスタやパンが主流で、特にイタリアは小麦粉を使った料理が多いのですが、スーパーには米粉やトウモロコシの粉も売られているので、そうした粉を使ってピザなどを作るようにしたんです。すると、起床後のトイレに行ったときの不快感がなくなってきました。一番体調が悪かったときは、トイレに行った後もムカムカが続いていたのですが、それが徐々に減ってきたんです。「きのうは良くなかったけど、きょうはよかった」とか、「具合の悪い日が一週間に5日から3日に減った」というふうに少しずつ変わりましたね。

もちろん、水もしっかり飲むようにしています。実は、グルテンフリーを初めてから不調はかなり改善されてきましたが、まだ完璧には治っていませんでした。そこで、水を多く取りはじめたところ、お腹の不調が改善されていきました。

腸活をはじめて、食べ物やお水に気を遣うようになってから、体のスタイル維持ができるようになりました。カナダにいた時のことですが、カナダ人ファミリーと生活したことで食生活が大きく変化したうえ、運動もあまりできず、少し太ってしまったんです。でも、腸活をはじめたら、以前よりもバランスが取れた体になりました。わたしはもともと、太りやすいタイプでしたが、この体型を維持できている背景には、腸活を通じて、お水をこまめにとる、今まで以上の食べるものや自分の体への関心をもつという意識の変化が関わっていると思います。

不調で落ち込んだ心が前向きに

体調が良くなってくると、気持ちの面でも変化がありました。

私はあまり暗くなるタイプではないのですが、体調が悪くなってから気分が暗くなったり、不調について必要以上に思い悩むようになっていました。考えてもどうしようもないと分かっていたんですが、何か食べるときも「これは食べて良いのかな」とか、新たに仕事を始める時には「仕事の途中で具合悪くなったらどうしよう」とすぐ心配になっていたんです。

軽いパニック状態に陥った日もありましたね。そのときは「このまま一生具合悪かったらどうしよう。大腸がんなどの病気だったら……」と不安になり、ネットで病気のサインや症状を調べて、思い当たることがあると「もしかして……」とさらに不安になる、という負のスパイラルに陥ってしまうこともしばしばでした。

でも腸活で、体調が良くなると、自然と不安を感じることも減ってきたんです。むしろ今は「何であのときあんなに悩んでいたんだろう?」と思うほど。体調を良くしたいと始めた腸活でしたが、結果的にメンタルも大幅に改善されました。

ヨガインストラクターとして発信する「腸活」

わたしは不調になって、心も体も、どれほど落ち込んだか分かりません。でも、そのおかげで腸と体と心が密接に繋がっていることを学びました。

私は今、オンラインヨガサービス「SOELU」のインストラクターとして活動しています。そのなかで、私と同じように腸の調子を整えたいという方が多くいると知りました。そこで、腸を整えることをメインにした「腸整ヨガ」クラスをはじめることにしたんです。ツボ押しをしたり、おなかを伸ばしたり、ひねったり、縮めたり、いろいろなポーズを組み込んでいます。また、自律神経を整えるのが大事なので、副交感神経と交感神経のバランスをとり、リラックスすることで腸の働きを高めることもおこないます。ほかにも、腸についての知識を共有したり、日常で取り入れられる食べ物などのアドバイスも行う予定で、体や心に不調を感じる方が少しでもハッピーになってほしいと思っています。

今は不調を感じていなくても、もしかしたら問題視していないだけで実は良い体調じゃない人もいるかもしれません。忙しいと自分のことをないがしろにしがちなので、一緒に心身を見つめる時間をつくっていきたいと思います。

腸をよくすることは、人生をよくすること

皆さん、一日一回は排便などで、トイレに行きますよね。私も不調になってから、うんちの緩さなどを意識するようになりましたし、腸がどれだけ心や体に働きかけているのかということを、身をもって知りました。 腸を良くすることで、人生が良くなる。 腸活を通じて、自分の心身だけでなく、ヨガを通じて多くの方の心身も見直していきたいと思います。

オンラインヨガ・フィットネスSOELU(ソエル)について

■オンラインヨガ・フィットネスSOELU(ソエル)について 「SOELU(ソエル)」は、お家でヨガやトレーニングのレッスンを受講できるオンラインフィットネスサービスです。朝5時〜深夜24時まで、15分〜60分間のライブレッスンを毎日200クラス開講しています。300人の専門インストラクターが在籍し、150種類以上のプログラムをご提供しています。また、インストラクター以外に自分の姿が見られない自社システムを使用しているため、プライバシーが守られた環境で安心してご受講いただけます。 公式ホームページ:https://soelu.com/
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