ダイエットをしてもなかなか痩せない。。そんなあなた! 腸内細菌に原因があるかもしれませんよ。
腸内細菌が原因とはどういうことなのでしょうか?
それでは、腸内細菌とヒトの体型との関係をご紹介しましょう。
人体にさまざまな影響を及ぼす腸内細菌
one photo/Shutterstock.com 腸内細菌は、便通はもちろん、免疫機能やアレルギー、美肌、さらに糖尿病、がんなどにも関係していて、ヒトの健康にさまざまな影響をもたらすことが明らかになってきています。 さらに、近年の研究では、肥満や痩せなど体型にも関与していることが示唆されています。腸内フローラがヒトの体型をも左右していた
ankomando/Shutterstock.com 最近の研究で、腸内細菌には、脂肪を溜め込みやすくする「ファーミキューテス門(いわゆるデブ菌)」と余分なエネルギーを吸収しにくくする「バクテロイデス門(痩せ菌)」があることがわかってきました。 腸内にファーミキューテス門が多いと、血中の脂肪が、脂肪細胞に吸収されるのを制限する「短鎖脂肪酸」の血液中の量が少なくなり、脂肪を溜め込みやすくなり、逆に、バクテロイデス門は、「短鎖脂肪酸」を作り出すため、腸内にバクテロイデス門が多いと、血液中の短鎖脂肪酸が多くなり、脂肪を溜め込みにくくなります。 アメリカのワシントン大学で行われた、人とマウスによる研究で、肥満型の人やマウスと正常型の人やマウスの腸内フローラを調べた結果、- 肥満型の人やマウスの腸内フローラには、ファーミキューテス門が多く、バクテロイデス門が少ない
- 正常型の人やマウスの腸内フローラには、バクテロイデス門が多く、ファーミキューテス門が少ない
- ファーミキューテス門が多いと太りやすく、減らせば痩せられる
- バクテロイデス門が多いと太りにくく、増やせば痩せられる