便秘解消にあずきはいかが?
つらい便秘を改善しようと、食べ物からアプローチを試みる方も多いでしょう。普段の生活習慣を見直すことは、確かに便秘解消に効果的な対策です。
そこですぐに思いつくのが、食物繊維の多い食品を食べるということではないでしょうか。
食物繊維の多い食品といえば、ゴボウなどの根菜類や、レタスなどの葉物野菜がイメージされますよね。しかし意外な食品、あずきのパワーを知れば、すぐにあずきが食べたくなりますよ。
ここではあずきの持つ健康パワーと、簡単に食べるためのレシピを紹介します。
スーパー食材・あずき
あずきには体に嬉しい特徴がたくさんあります。
食物繊維が多い
あずきには、茹でたものであっても、100gあたり11.8gの食物繊維が含まれています。
食物繊維が多いイメージのあるゴボウも6.1gですから、その倍近くあります。
食物繊維の1日摂取目標量は、女性で18g以上、男性で20g以上とされています。ということは、ゆであずき100gでその半量以上摂取できるのです。
血圧対策になる
あずきには茹でる前で1500mg、茹でたあとでも460mgのカリウムが含まれています。
カリウムは高血圧の症状に効果があります。
胃腸の働きをサポート
あずきに含まれるサポニンには、胃腸の働きを助ける作用があります。
むくみ対策になる
カリウムやサポニンには、利尿作用や解毒作用もあり、体のむくみをとってくれます。
ビフィズス菌のエネルギー源になる
腸内細菌の一種であるビフィズス菌。ビフィズス菌が含まれているのをセールスポイントにする商品もあることから、体に良いというのを知っている人も多いでしょう。
あずきには、ビフィズス菌のエネルギー源となる糖がたくさん含まれているのです。
他にも…
亜鉛や鉄といったミネラルも多く、正常な味覚の維持、不妊症の改善に役立ちます。
また、ビタミン類も多く含まれています。
あずきで腸内環境を整えよう!
先に述べたように、あずきはビフィズス菌のエネルギー源になります。
このビフィズス菌は、善玉菌に分類される腸内細菌です。腸内細菌には善玉菌と悪玉菌があり、両方が必ず存在しています。双方の優劣が健康状態に反映されます。
例えば、便秘のとき、おならの臭いが気になったことはありませんか?悪玉菌が優勢になると、悪臭の原因になるアンモニアなどが作られてしまうからです。
善玉菌と悪玉菌はバランス次第で、免疫力や抵抗力を高めて体を守ってくれることもあれば、発がん性物質を生むなど、体に害を与えることもあります。
食物繊維も腸内フローラを健康に保つのに役立ちますから、あずきはまさに大活躍してくれる食品なのです。
簡単あずき粥レシピ
ここでは、ご家庭で簡単に作れるあずき粥を紹介します。
材料
- 水10カップ
- 米1カップ
- あずき1/4カップ
- 塩少々
レシピ
先によく洗ったあずきを鍋に入れ、茹でます。
火が通ったのを見計らって、米を入れます。
全体が沸騰したら、弱火にしてじっくり煮ます。
お好きな硬さに仕上がるところで、塩を入れて味を整え完成。
補足
お米やあずきの量はお好みで調整を。
お米を玄米にすれば、より健康的に。時間が経ってもふやけにくいです。
あずきの汚れがどうしても気になるのであれば、別の鍋でわけて火を通しましょう。
ライター KURO
趣味の自転車を楽しむためにも、お腹の冷えにめっぽう弱い体質を改善しようと奮闘中。
読んだ人が、少しでも「ためになった」と思ってくれるような記事を書いていきたいと思います。