クリスマス、忘年会、新年会 楽しいイベントいっぱいだけど…
年末年始が近づき、クリスマスや忘年会、新年会といったイベントが続く季節になりました。
同時に、パーティーや飲み会などが立て続けに行われ、通常とは違う負担が胃腸にかかる時期であるともいえます。 普段は食事や健康に配慮していても、人付き合いなどもあり、ついつい暴飲暴食をしてはいませんか?
こんな時に起こりがちなのが、便秘や下痢などの排便トラブル。体が冷えがちな冬は、なおさらこのような症状を抱えるリスクが高くなっています。
明日仕事があるのにお腹の調子が悪い…そんなことにならないよう、年末年始のイベントとの上手な付き合い方を紹介します。
アルコールは適度に! チェイサーで水分を追加しよう
便秘の大敵のひとつに、水分不足があります。 「お酒を飲んでいるから大丈夫!」というほろ酔いお父さんの言い分が聞こえてきそうですが、お酒は水分補給には入りません。むしろ、飲み過ぎは体から水分を奪ってしまうんです。
お酒を飲むと、いつもよりトイレが近くなった経験がある人も多いと思いますが、それはアルコールそのものに利尿作用があるためです。 さらに、アルコールを体内で分解するためには水分が必要になります。その結果、液体を飲んでいるのにも関わらず、体内では水分不足の状態に。
季節も影響します。暑さで自然と飲み物が欲しくなる夏と違い、冬は水分の摂取量が減る傾向があります。普段から水分量が足りていない可能性すらあるんです。
ですので、お酒の合間合間にお冷か白湯で水分を補給することがとても大切。 ノンアルコール飲料のチェイサーや、和らぎ水を忘れずにオーダーするようにしましょう。
おつまみに意識したいのは食物繊維と発酵食品
飲み会といえば揚げ物や炭水化物、塩味や香辛料の効いたおつまみが食べたくなります。 しかし、脂っこい食事は消化不良の原因になり、刺激が強い食べ物は胃酸過多を引き起こし、胃腸に負担をかけてしまいます。
そうならないよう、おつまみを選ぶ際には、食物繊維が含まれる食べ物や発酵食品を選ぶようにしましょう。
食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がありますが、特に注目したいのは水溶性食物繊維。 特徴は水分を含みゲル状になること。うんちに適度な水分を与えてくれることで、便が柔らかくなり排便しやすくなります。
食物繊維を摂取するためには野菜や海藻、きのこが使われている料理を選びたいところですが、この時期ぴったりなのが鍋物。冬の宴会の定番です。煮ることで野菜のかさも減り、たくさん食べることができますよね。栄養が溶け出したスープまで残さずいただきましょう。
チーズやキムチといった発酵食品もおつまみでは定番。乳酸菌などの善玉菌が含まれており、腸内環境を正常化するのに役立ちます。 味噌も発酵食品のひとつ。大豆の栄養効果も得られますよ。
〆は控え目に ラーメンは危険です
鍋物が多い寒い季節の宴会では、〆に雑炊やうどんが登場することがありますよね。 とても魅力的ですが、食べ過ぎには注意。カロリーの摂取量もグッと上がります。
あるいは、お店を変えてラーメンを一杯!なんてこともあるでしょうが、もちろん、もってのほかです。一日の最後に消化不良を起こしそうな食事をするのは避けるのがベター。
次の日が心配なら、帰宅後、できれば寝る三時間ほど前にヨーグルトを食べておきましょう。腸の活動を助けてあげるのが目的です。 乳酸菌が腸まで届くことを謳い文句にしているものを選んで、あらかじめ冷蔵庫に準備しておくのが◎。
それでも食べ過ぎて心配なら、翌日や翌々日の食事で調整しましょう。崩れてしまった食生活を直すいい期間になります。
最後に
イベントが続き、連休もある年末年始。仕事の労いや久々に会う人との会話が楽しくなり、食べすぎてしまうのは仕方のない面があります。 しかし、食べ方次第では便秘にも下痢にもなり得ます。 重要なのは何を食べるか・飲むのかです。メニュー表を眺めてしっかり考えつつ、食事を楽しんでくださいね。
ライター KURO
趣味の自転車を楽しむためにも、お腹の冷えにめっぽう弱い体質を改善しようと奮闘中。
読んだ人が、少しでも「ためになった」と思ってくれるような記事を書いていきたいと思います。