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オリゴ糖たっぷり!ライスミルクが流行の兆し

ライスミルクとは?

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ライスミルクをご存知でしょうか? その名のとおり、お米から作られた植物性のミルクで、牛乳、豆乳に次ぐ第3のミルクと呼ばれています。製品によってはオリゴ糖や乳酸菌なども含まれており、また、玄米のライスミルクなら食物繊維も豊富です。
ですから、便秘の改善や、腸内フローラを正常に保つ効果に期待ができます。

おすすめは、玄米のライスミルク

ここでは白米のものより栄養的にメリットのある、玄米のライスミルクについて解説します。

オリゴ糖など栄養たっぷり!

市販されているライスミルクは、酵素の力で玄米のでんぷんをオリゴ糖やブドウ糖といった成分に分解しています。

中でもオリゴ糖は、腸内でビフィズス菌のえさとなります。ビフィズス菌をはじめとした善玉菌が悪玉菌より優勢になれば腸内環境は良好であるといえるでしょう。 また、ミネラルの吸収を助ける働きもあります。

胃腸に優しい

ライスミルクは、お米をすりつぶし、酵素で分解するといった過程を経るので、普通にご飯を食すよりも消化吸収がしやすく、胃腸に負担がかかりません。

また、牛乳と違って、乳糖が含まれていないのも大きなポイント。「牛乳を飲んだらお腹がゴロゴロ痛くなるから」と敬遠している人も、乳糖が無いライスミルクは試してみる価値ありです。

乳脂肪分・コレストロールカット

ライスミルクのカロリーの大部分は炭水化物で(お米ですから)、低脂質です。コレステロールにいたっては含まれてすらいません。

玄米の高栄養価を手軽に摂取

玄米は高栄養価ということで、体に良いことが知られていますが、一方で、硬くてなかなか食べずらいという面もあります。特に玄米のライスミルクは、食物繊維が白米の6倍もあり、カリウムやマグネシウムといったミネラルやビタミン類まで豊富なのです。
玄米は食べたいけど消化が……とお悩みの方でも飲むだけで玄米の栄養を摂取できますよ。

飲むだけじゃない!ライスミルクの使い方

Seregam / Shutterstock.com

ライスミルクの魅力のひとつがその飲みやすさ。お米本来の甘さは、昔から米を食べてきた日本人にとって馴染み深いものですし、豆乳など他の植物性ミルクと比べても親しみやすいでしょう。
その摂り方の王道はもちろん飲むこと。ですが、直接飲む以外にも、色々な摂り方があります。

シリアルやグラノーラと一緒に
オリゴ糖たっぷり!ライスミルクが流行の兆し
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牛乳とは違いお腹に優しいので、朝食のシリアルやグラノーラにぴったりですね。
ホットケーキに
オリゴ糖たっぷり!ライスミルクが流行の兆し
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低脂質さのおかげか、すっきりとした軽い味わいになるそうです。
クリームシチューに
オリゴ糖たっぷり!ライスミルクが流行の兆し
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お米由来のほどよい甘さが、いつものシチューを一変させてくれます。
お酒と一緒に
オリゴ糖たっぷり!ライスミルクが流行の兆し
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ミルクを使うカクテルや、焼酎で割るという使い方もできます。

市販の製品にはどんなものがある?

代表的なライスミルク製品を紹介します。

玄米でつくったライスミルク(キッコーマン)

酵素の力で玄米のでんぷんをオリゴ糖やブドウ糖に変え、甘みを出しています。そのため、砂糖や甘味料は未使用です。
少しのとろみと香ばしさがあり、そのまま飲んでも、アレンジしてもいいという使い勝手の良さが魅力。

米乳百楽(ヤサカ)

酸味のあるライスミルク。癖になってしまう酸っぱさなのだとか。米粉を使ったヨーグルトをベースに製造されたもので、乳酸菌が入っています。
植物性乳酸菌は、動物性乳酸菌に比べて腸まで届く力が強く、通常のライスミルクよりも健康志向な製品といえるでしょう。

家庭で作るライスミルク

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実はライスミルクは、「この作り方をすればライスミルク」という明確な定義はありません。
ですから製品によって米の含有量に大きな差や、製法の違いがあるのですね。

ご家庭でライスミルクを作る最も簡単な方法は、ミキサーで炊いた玄米(白米も可)をすりつぶし、水と混ぜるだけです。さらに好みに応じて、塩やお酒、ハチミツなどを加えてアレンジすることもできます。ただ、白米は、精米されてしまったあとなので、栄養価としては玄米を使うのがオススメです。
市販品に比べれば味は違いますが、新しいお米の食べ方として実践してみてはいかがでしょうか。

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