腸活に意識的なウンログユーザーの皆さんは、お通じをよくするのはもちろん、そこからつながる美容やダイエットを気にしている方が多いのでは?
そこでFANCL(ファンケル)が2018年8月22日、ウンログ女子部のために「内から外からキレイを叶える!FANCL夏のビューティセミナー」を開催。化粧品やサプリメントの開発者と、栄養指導やメニュー開発などを行っている管理栄養士の方が、体の“外側”だけでなく“内側”からも美しくするための、しくみやコツを伝授してくださいました。
ファンケルといえば、創業時から防腐剤などを使わない“無添加”にこだわった製品作りを続けている化粧品会社ですが、近年は自然な美を導き出すために、腸内環境から整えるためのサプリメントや食品にも力を入れているのです。
少人数で行われたセミナーは、試食などもあってなごやかムードながらもみなさん真剣!その様子を、ライター赤岩がお伝えします。
ファンケル銀座スクエアは美と健康のアミューズメントパークだった!
会場は銀座の中心、4丁目交差点のそばにある「ファンケル銀座スクエア」。
1階にはファンケル製品のショップがあるのですが、じつはビルまるごと美と健康の総合施設だったのです!
3~4階は肌の解析やレッスンなどが受けられる「ビューティショップ」、6~7階は血管年齢や体組成など健康状態の基本をトータルに測定できる「ヘルスハウス」、8階は体力測定ができる「予防医療ミュージアム」。専門知識をもつスタッフからアドバイスを受けながら各階で色々な体験を楽しめます。(※一部予約制)
この日、ウンログ女子部のメンバーは、まず5階の「研究技術ギャラリー」に集合し、「美」の先端技術を使った機器で、脂肪消費量や肌のキメなどのビューティチェック!
ライター赤岩も試して一喜一憂……リアルな自分の状態を見ているうち、美に対するモチベーションも高まります。
ひと通りビューティチェックを受けたら、みんな、最上階のロイヤルルームへ!
ここは普段は解放されていない特別な空間。テラスガーデンに、ゆったりとしたソファー……気分はもうVIP!こんなステキな場所で、美について学べるとは、なんと優雅なセミナーなんでしょう。
でも、そこはウンログ女子部。いつものウンログくん帽子をかぶった司会者・うん広報のナガセのウントークから始まり、ファンケル総合研究所・副所長の松熊祥子さん、健康カウンセラー管理栄養士の福澤美沙さんからごあいさつ。うんちの大切さが語られます。初っぱなから「うんち、うんち」って……でも美を追求するためには避けてはいられません。みんな真剣、大真面目なのです!
腸がキレイだと肌もキレイ?意外につながっている、お肌と腸内の深~い関係
まずはファンケルの健康カウンセラー管理栄養士・福澤美沙さんから、腸内環境と肌荒れの関係についての解説がありました。
内容をちょっとかいつまんで説明しますね。
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肌をキレイにする近道として、腸内細菌のバランスを整えることに、ファンケルは着目。
腸内細菌には、善玉菌、日和見菌、悪玉菌の3種類がありますが、悪玉菌が減りさえすれば肌がキレイになるということかと思いきや、単にそれだけではなく、日和見菌も悪玉菌も適度なバランスが必要なのだそう。
腸内細菌のバランスが良いと、肌に良い栄養成分がきちんと腸内で吸収され、血管を通って肌に届くので、健康的な肌に整う。でもバランスが乱れると、腸内で生まれた腐敗物を吸収し、肌まで運ばれてしまい肌荒れにつながってしまいます。
また腸内環境がよくなると、自律神経が整い、睡眠の質も向上。アレルギー症状の改善や免疫力がアップ、さらに短鎖脂肪酸が作られて脂肪を燃焼するとともに、脂肪をためにくい体に。つまり痩せやすくなるのです。
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出るものさえ出れば体重が軽くなるということではなく、腸内環境を整えることが根本的な体質の改善になるのですね。
そして本題!
腸内細菌の理想的なバランスは、善玉菌2、日和見菌7、悪玉菌1なのだそう。
そしてこの数値に近づけるための、3つの生活の秘訣も教えていただきました。
- 睡眠+運動
ゴールデンタイム(22時~2時)に眠ることで、腸の蠕動運動が活発に。質の良い睡眠のためには寝る前のパソコンやスマートフォン、テレビなども控えめに。そして日中に30分程度の有酸素運動やストレッチ、筋トレなども有効です。 - 食事
腸内の善玉菌を増やす食品- ビフィズス菌や乳酸菌を含む食品(ヨーグルト、味噌、漬け物など)
- 水溶性食物繊維(海藻、こんにゃく、りんごなど)
- 不溶性食物繊維(玄米、ごぼう、きのこなど) を積極的に摂りましょう。
- サプリメントや健康食品
通常の食事だけでは補いきれないビフィズス菌や食物繊維などを、サプリメントや健康食品などで効率よく摂ることもおすすめ。ファンケルでは生きたビフィズス菌を50億個配合した「快腸サポート」や、ケール100%の青汁、発芽米などの食品も開発、販売しています。
化粧品会社であるファンケルが、腸内環境のための食品作りにもこんなに力を入れていたなんて驚きです。
ここでいったん休憩タイム。その間に発芽米のおむすび3種と、青汁3種が提供されました。
発芽米は玄米をわずかに発芽させることで、外皮が柔らかくなり、栄養や食物繊維はそのままに、ぐっと食べやすくなったもの。
玄米というと固くて食べにくいイメージですが、発芽米は香ばしくてもちもちとした食感です。噛むほどに味わいがあり、冷めても美味しいのでお弁当にもよさそうです。
そして青汁はストレート、ジンジャーアップルジュース、豆乳で割ったものの3種類を試飲。ジュースや豆乳で割るとマイルドになって美味しい!自分の好きな組み合わせで割って飲めば、毎日でも飽きずに続けられそうです。
肌も無菌じゃいられない!自分の皮膚常在菌と上手につきあう
試食の後は数々の商品を開発してきたファンケル総合研究所・副所長の松熊祥子さんから、美肌のための化粧品にも菌が関係するという驚きのお話が。
ファンケルは創業時から無添加にこだわった製品作りを続けてきた会社。化粧品には肌の栄養となる成分が入っているため、食品と同じように雑菌が繁殖し腐りやすいのだそうです。かといって防腐剤や殺菌剤を添加すると、人の肌にもともといる皮膚常在菌まで殺してしまい、肌本来が持っている抵抗力や快復力などが弱くなってしまう。そこで傷む前に使い切れる少量サイズや、外気に触れにくい容器などを開発しているのですね。
皮膚常在菌は肌表面のpHを弱酸性に保つ重要な役割を担っているため、それを殺菌するのではなく共存するための製品を開発しているのだそうで。 これってさっき福澤さんに聞いたお話ともつながるような…。そう、腸内にも善玉菌ばかりではなく、悪玉菌や日和見菌もある程度は必要で、多様な菌が存在するほうがいい、というお話でした。腸内と同じように、肌の上でも菌どうしがせめぎ合い、協力しあっているんですね。
食事で整えサプリメントで補い、体の中からアンチエイジング
食事や生活に気をつけて、健康的な生活をおくっていても、加齢とともに皮膚の角層は厚くなって、弾力も弱まってきますよね。そうなると、化粧品も浸透しにくくなってきます。
じつは同じことが腸内でも起こっていて、せっかくの善玉菌も腸の表面を覆っている腸壁が厚くなると、定着や吸収がしにくくなるのだそうです。
つまり肌の美しさを保つには、腸の中もエイジングケアすることが必要なのです。
また、血糖値の上昇を抑制するために、野菜を先に食べる「ベジファーストの食事」を心がけるほか、青汁や発芽米を食事にとり入れたり、サプリメントなどで補ったりすることもおすすめだそう。
なるほど、年齢とともに顔の皮が厚くなったのは自覚していましたが、腸の皮も厚くなっていたなんて…これは本気で取り組まなければ、と思わずお腹をさする私でした。
対決!ファンケルvs.ウンログ、お互いの肌年齢と腸内フローラをチェック!
ファンケル・松熊さんの気になる腸内フローラ年齢は?
いよいよ今回のイベントも終盤に突入!
松熊さんに、事前に受けていただいたウンログの腸内フローラ検査の結果を発表!
結果は腸内フローラ年齢が実年齢よりも7歳若い!そして脂肪の吸収を抑える菌が圧倒的に多く、さすがの検査結果でした。
一方、うん広報ナガセは、ファンケルの「角層バイオマーカー解析」を受けさせてもらいました。この日はまだ結果が見られず(残念!!)ですが、これは専用のテープ1枚を頬に貼ってはがし、そこに含まれる角層細胞から肌の内部を測定する新しい肌診断方法。テープ1枚を郵送するだけで肌診断ができるなんて、驚きです。
そして、今回、このお肌診断ができる「肌のバリアチェック」をおみやげにいただきました!さらに、松熊さんがこだわって開発した自信作の保湿クリームのサンプルを1週間分。パウダータイプの青汁3種、サテンのキルティングバッグもついて豪華!
※この「角層バイオマーカー解析」はファンケル銀座スクエアのほか、一部のファンケル直営店でも受けられます。
最後にお土産もいただいてホクホク♪のウンログ女子部のみなさん、熱心にメモや写真を撮りつつ、記念撮影などで和気あいあいのうちに解散。
私も腸活はやっていたつもりでしたが、自分の肌の状態が、腸の状態とそこまで連動しているなんて目からウロコでした。
季節の変わり目、肌荒れや吹き出物ができると、これまでは化粧品や塗り薬で解決しようとしていましたが、食べ物や生活を見直すのが近道だと気づきました。腸も肌の一部、つながっているんですものね。
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ライター お紙(おかみ)
広告制作会社にてコピーライターを経験したのちフリーランスに。広告や雑誌で企画、編集、ライターを担当。先祖代々、子どもの頃からの便秘体質のためいつもウンコのことばかり考えているうち、食べ物の重要さに目覚めマクロビオテックなどざまざまな料理を勉強。もともとの趣味であったインテリアや雑貨の蒐集も高じて、カフェを経営していたこともある。
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