2019年11月11日、ウンログ女子部では、日本養腸セラピー協会会長の真野わか先生をお招きして、「プロイデア カラダわくわくアカデミー」とのコラボで腸活講座を開催!腸活で溜めないカラダやココロをつくるポイントや、自分でできる腸もみマッサージのやり方などを「腸もみのプロ」に教えていただきました。
そんなイベント当日の様子をレポート形式でお届けします!
腸もみのプロ直伝!腸を元気にする習慣とは?
今回登壇いただいたのは、日本養腸セラピー協会会長で、養腸家・セラピストとしても活動する真野わか先生です。
子どもの頃から便秘や胃もたれ、肌荒れに悩まされ、さらにはうつ病も経験したという真野先生。腸もみと出会ってからは、大きな変化を実感したといいます。
「腸と向き合うことで、これまで抱えてきた悩みが改善、解消されてきました。腸のことを大事にし始めてから、人生が180度変わったんです」(真野先生)
腸が元気になる7つの習慣
真野先生が提唱する、腸が元気になる7つの習慣がこちら!
「人が一度にできることって意外と少なくて、一度にやろうとしても難しいんです」と真野先生。だからこそ特に意識したいのが、最初の1~3の習慣です。4〜7の習慣は、余裕がある人のみチャレンジしましょう。
真野先生によれば、そもそも小腸・大腸に共通していえる『いい腸(元気な腸)』の条件は、大きく2つ。1つ目は、温かくて柔らかいこと、2つ目は腸内細菌のバランスに優れていることです。
「腸は血液を通して他の臓器とも繋がっています。腸が元気になることが、全身の元気につながります」と真野先生。逆に『残念な腸』は、便秘や下痢、ガスのほか、免疫機能の低下や肌荒れ、アレルギー、不眠など、様々なトラブルを引き起こすそう。
というわけで、腸を元気にしてくれる基本の習慣3つをご紹介していきます!
【習慣①】2ステップで簡単な「腸もみ」
腸もみの基本姿勢と前準備
腸もみの基本姿勢は、前かがみになるか、浅く腰掛けて背もたれに寄りかかるポーズ。寝る前などの場合は、仰向けで膝を立てましょう。
腹筋の奥にある臓器に届くように腹筋を緩め、リラックスするのがポイントです。
基本姿勢をとったら、腸もみを始める前に手をお腹の上に載せて、2〜3回深呼吸をしましょう。
ステップ1 小腸もみ
真野先生によれば、腸もみはまずは小腸、次に大腸と食べ物が通る順に取り組むのがおすすめだそう。
小腸もみのやり方は、大きく2つあります。
1つめは、おへそを覆い隠すように両手を置き、寄せては返す波のように、ゆっくり左右に押し動かす「どんぶらこ」。
2つめは「ぐるんぐるん」。手首を使って、お腹を楕円形に沿って押し動かします。
「腸という臓器は、もともとゆっくり動く臓器。小腸だけでも、消化に5〜6時間かかるんです。この腸のリズムに合わせて、ゆっくり動かすのがポイントです」(真野先生)
ステップ2 大腸もみ
大腸もみは、お腹の右下からお腹を1周するようにして、5点をプッシュします。利き手を下に置いて人差し指、中指、薬指の指の腹を重ねて、都度息を吐きながらプッシュしていきましょう。
プッシュする場所は、最初は右骨盤の右、2番目は肋骨の下、3番目はおへそとみぞおちの間、4番目は左肋骨の下、最後の5番目は左骨盤の内側。一番最後は、ぐるぐると時計回りに小さな円を描くように押し揉みます。
「呼吸とともにゆっくりとしたリズムでおこなうこと、指は立てずに寝かしつけることがポイント。強ければ効くという訳ではありません。痛いのは逆効果なので、優しく押し揉んでください」(真野先生)
楽しく続けるためにも、心地よく感じる強さで、ニッコリ顔で取り組むのが大切だそう。ニッコリ顔は、楽しくなって続ける、続けることで効果が出るという好循環を産むことにもつながります。
腸もみのタイミングは?
腸もみにおすすめのタイミングは、朝起きがけ、食事と食事の間、入浴中、入浴後、就寝前の5つ。
逆に避けたほうがいいのは、妊娠中や、苦しく感じるような食事直後です。 自分が不快に感じるときは避けるべきですが、そうでなければ、月経中などにおこなうのもOKだそうです。
【習慣②】腹八分目を意識しよう
「食べすぎていいことは、1つもないんです。食べすぎは、腸の中で食べ物の渋滞を引き起こします。37度前後の体内に、食べ物が長く残るということを想像してみてください。長く食べ物やカスが残っていたら……どうでしょうか?決していい匂いはしませんよね」(真野先生)
食べ過ぎを防止して腹八分目に留めるには、次のような方法があります。
・1口目だけでも30回噛む
・一口量を小さくする
・利き手と反対の手を使って食べる
・食器を一回り小さくする
真野先生いわく、このような工夫の前にぜひ実践してほしいのが『冷蔵庫を八分目にしておく』こと!
「冷蔵庫にモノがたくさん入っていると『食べなきゃ』『作らなきゃ』という気持ちになってしまうんですね。逆に冷蔵庫に入れる食材を減らすことで、買いすぎ防止、食べ過ぎ防止につながります」(真野先生)
冷蔵庫を八分目にすることは、電気代が下がって、懐が温かくなるという嬉しい効果も期待できます。
【習慣③】発酵食品を取り入れよう
食べ物の質を考えたときに重要となるのが「発酵食品」です。発酵食品の例は、次の通り。
なかでもぜひ取り入れたいのが、丸で囲んである食材をはじめとする「風土のFOOD」。味噌や納豆、甘酒、塩辛、酒盗など、和食の発酵食品がおすすめだといいます。
「私たちは和食文化で育っているので、和食が身体に合うんです。もちろん、嗜好品としてヨーグルトやチーズを取り入れるのもいいですが、自分の生まれ育った地域に根づいた食べ物がおすすめです」(真野先生)
ちなみに、真野先生おすすめの発酵レシピがこちら。甘酒を使ったスムージーです。
【材料(2〜3人分)】
・キウイ 1個
・アボカド 1/2個
・玄米甘酒(ふつうの甘酒でもOK) 100~120cc
・元氣大豆 (きなこでOK)大さじ1杯
・お水 200~250cc
※甘酒の2倍を目安にお好みで調整してください
【作り方】
・キウイとアボカドを1口大にカットする
・ほかの材料とともに、ジューサーやミキサーで混ぜる
簡単に作れるので、ぜひお家で作ってみてくださいね!
手軽にお腹をマッサージ!注目の“スッキリ”アイテムを体験
今回のイベントでは、真野先生監修の『揉まれる腹巻』と、ラボネッツと広島大学との共同研究により誕生したエクササイズ商品『でるブル』の体験会も実施!商品の特徴や使い方の説明を受けたあと、実際にみなさんに体験いただきました。
『真野先生の揉まれる腹巻』は、着用するだけでお腹を温め、やさしくお腹を揉んでくれる優れもの。腹巻の内側に赤い3つのもみ玉を貼ってお腹に巻き、上からやさしくなでるだけで誰でも簡単にお腹をマッサージできます。もみ玉は自分の腸タイプやお悩みにあわせて自由な形に貼れるのも嬉しいポイントです。
体験した女性たちからは、「ぽかぽかしてあったかく感じる」「優しく刺激できる」といった感想が聞かれました。
『ラボネッツ でるブル』は、お腹まわりと骨盤底筋をブルブルとした振動で刺激しつつ、温熱機能でじんわり温めてくれる商品。でるブルにまたがって座り、抱きしめるように抱えて使用します。
骨盤底筋が振動しているタイミングにあわせて肛門をギュッと引き締め、逆にお腹が振動している時には力を抜いてリラックスすると、骨盤底筋が効率的に鍛えられて、スッキリ快適な毎日を目指せるそう。
こちらも「ほどよい刺激で気持ちいい、効きそう」といった声が上がるなど、好評でした!
まとめ
お通じ改善はもちろん、全身がぽかぽかと温かくなったり、それによって快眠できたりと、様々な嬉しい効果が期待できる『腸もみ』。朝起きたときや寝る前、お風呂中など、いつでもどこでも気軽に取り組めるのも魅力です。
ぜひ真野先生のアドバイスを参考に、今日から実践してみてくださいね!