【ウンログ女子部】腸活も抗酸化も叶える!甘酒で美腸活セミナー

2019年6月28日、ウンログ女子部は「腸活も抗酸化も叶える!甘酒で美腸活」セミナーを行いました。今回もウンログのうん広報・ナガセが、発酵マイスターとして甘酒の嬉しい効果や毎日の楽しみ方について、3時間みっちりお伝えしました。今回は甘酒を使ったドレッシングを作るワークショップも行い、楽しく美味しいイベントになりました!当日の様子をレポートします。

甘酒は栄養の宝箱

麹で作られた甘酒は「飲む点滴」や「飲む美容液」と呼ばれるほど、豊富な栄養素が含まれています。さらに、その栄養素は95%が体内に吸収されるんです。甘酒に含まれる栄養素についてご紹介します。

・ビタミンB群
炭水化物、タンパク質、脂質を代謝するにはビタミンB群(ビタミンB1、B2、B6)が必要ですが、甘酒にはこれらが全て含まれているんです。そのため、継続して飲み続けると代謝が上がり、冷え性の改善にも繋がります。

・必須アミノ酸
体を作るには、20種類のアミノ酸が不可欠。特に、体内で必要量を作り出すことができない9種類の必須アミノ酸は、食事から摂取する必要があり、ひとつでも必要量が不足すると十分なタンパク質を生成できなくなります。甘酒には、この必須アミノ酸9種類が全て含まれているんです。

・オリゴ糖
甘酒の中には、発酵過程で生成されるオリゴ糖が含まれています。オリゴ糖は、腸まで届いて腸内細菌のエサとなるので、腸内環境の改善が期待できます。

・エルゴチオネイン
エルゴチオネインは、ビタミンEの7,000倍の抗酸化力があると言われる物質で、麹菌やきのこなど、一部の微生物しか作り出すことができません。また、ビタミンEよりも熱で変化しづらいので、あたたかい甘酒でも摂取することが可能です。

甘酒は市販品と自家製どっちがいいの?

甘酒は家庭でも作ることができる発酵食品ですが、市販品にもさまざまな種類が販売されています。栄養面を考えると、自家製と市販品どちらを飲むのがいいのか迷ってしまうという方もいらっしゃいますよね。

市販品は、流通時に品質を保つため、熱を加える「火入れ」を行い、麹菌の酵素を失活させます。栄養を摂取する目的では、活性した酵素をそのまま摂取できる自家製甘酒の方が良さそうですが、活性している酵素も胃酸によって失活してしまいます。

甘酒は、バランスよく栄養摂取ができるところが長所。発酵の過程でさまざまな栄養素が作られますが、「火入れ」を行っても栄養素に変化はありません。なので、市販品でも問題なしです。むしろ、「火入れ」を行うことで酵素を失活させているため、市販品は長持ちします。自家製で作るときも保存をしたいなら「火入れ」を行うと良いでしょう。

甘酒ドレッシングを作ってみよう!

飲むだけではなく、普段のお食事にも取り入れて欲しい甘酒。自然な甘みがあるので、お野菜やお肉などの漬け床としても利用できるんです。

今回は、手軽に甘酒を料理に活用できる甘酒ドレッシングづくりのワークショップを行いました。皆さんもぜひご家庭でチャレンジしてみてくださいね。

材料

・甘酒     :50ml
・ブルーベリー :30ml
・オリーブオイル:30ml
・お酢     :25ml
・胡椒     :適量

作り方

①ブルーベリーはミキサーなどにかけて潰しておく
②全ての材料を容器にいれてよく混ぜる

今回はブルーベリーを使いましたが、もちろんその他のフルーツでも美味しくいただけます。季節のフルーツなどを使ってぜひいろいろ試してみてくださいね。

まとめ

近年の甘酒ブームで毎日甘酒を飲んでいる方もたくさんいらっしゃいますが、どうして甘酒が体にいいのか?その理由までは知らないという方がほとんど。

「今回のイベントで、ますます甘酒を飲みたくなった!」という感想をいただけて、とても嬉しかったです。

甘酒は、発酵食品研究の中で今もっとも研究が進められているテーマなので、これからも嬉しい研究結果が出てくることを期待しましょう!
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