赤ちゃんの便秘は病気ではなくとも、多くの親たちが悩んでいることのひとつです。おなかがパンパンになっていたり、苦しがっているのをみるのはとてもつらいものです。おうちでできるケアについてご紹介します。
まずは食べもので便秘解消ケアをしよう
離乳食が始まっているなら、まずは毎日の食べ物から考えてみましょう。メニューにスープ類をプラスする、根菜レシピを食べるようにする、そのほかオレンンジやみかんなどの果汁・ヨーグルトなども便秘解消に役立ちます。
とは言っても、離乳食もはじまってない赤ちゃんにとってはどれも食べられないので、食事以外のケアが必要になります。
お家で簡単にできる!綿棒浣腸ケア
生後2〜3ヶ月ごろから赤ちゃんは便秘になることがあります。3日うんちが出ていなかったら、おうちでできる便秘ケアをしてあげましょう。
1つ目は、おなかをのの字を書くのようにマッサージする方法。お風呂上がりやベビーマッサージのときにしてあげましょう。
2つ目は赤ちゃんをあおむけにして、ママが赤ちゃんのおなかを左右にゴロゴロと揺らして腸を刺激する方法です。
もっとも効果的なのが綿棒浣腸。
赤ちゃんをあおむけに寝かせておむつ替えをする体勢にします。おしりにおむつを敷いた状態にし、大人用の綿棒の先にベビーオイルやベビーワセリンをつけます。肛門に綿棒の先(約1〜2cm)を入れてくるくる回したり、前後に動かしたりします。深く入れると腸を傷つけてしまうことがあるので注意して。
私は臆病であまり上手にできなかったのか、綿棒浣腸は効きませんでしたが、たくさんのママから「綿棒浣腸のあとにドバッとうんちが出た!」という話を聞きます。
あまりにたくさん出るから、おむつの下にもバスタオルや新聞紙を敷いてやったほうがいいと教えてくれたママもいたほどです。市販の浣腸は使ってもいいの?
市販の浣腸といえばイチジク浣腸ですが、赤ちゃん用のものもあります。健診などで問題のない生後3ヶ月以上の赤ちゃんであれば使用しても問題ないようです。
1歳未満には1回半量の約5g、1歳から5歳までは1回1個(10g)を使用しましょう。
使うときには、浣腸をお湯(40℃位)に入れ、体温近くまで温めてあげてください。綿棒浣腸と同じようにおむつ替えの体勢にし、イチジク浣腸のノズルにベビーオイルやベビーワセリンなどのつけすべりやすくします。イチジク浣腸のノズルが隠れるくらいまで入れたら、少しずつ容器をつぶして中の液を入れます。
1歳未満の赤ちゃんの使用量は半量なので、残ったものは捨てるようにしてください。
便秘が5〜7日続くようなら小児科の受診をしましょう。
そのほか、いつもと体調がちがったり、機嫌が悪くて泣く、発熱などの症状がある場合には、病気が原因で便秘になっている場合もあるので病院へ行くようにしましょう。
ライター サトウヨシコ
大学卒業後、大手食品会社に勤務。未経験から編集者を目指し転職。
その後、結婚と出産を経て妊娠・育児雑誌のディレクターに。WEBメディアの新規事業立ち上げをし、現在はフリーランスで数々のメディアに携わる。