実は悪い気が溜まりやすいのがトイレ
お家にあるトイレは、家族みんなが一日に何回も使う欠かせない場所です。
しかし、用途的にそれほど広いスペースを必要としないので、他の部屋に比べるとインテリアは重要視されないことも。
また、その狭さゆえ、湿気や臭いといった環境面での変化は大きくなりがち。
このようなトイレの事情は、風水的に見ると悪影響なことが多いんですよ。
そもそも風水って?
トイレと風水の関係を見ていく前に、風水についての基本を説明します。
風水とは、中国で生まれた「気」の力に基づく考え方。環境学といったところでしょうか。
本来、人が持って生まれた不変の運を環境を調整することで良くしていく、というのが基本です。
そのための目安となるのが、陰陽五行説。
陰陽五行説では、自然界に存在するものは五行(木・火・土・金・水)に分類でき、それぞれ「陰」「陽」どちらかの性質を持っているとされています。
陰と陽はお互いの存在が無ければ成り立ちません。
五行にはお互いの力をアップさせる組み合わせの「相生(そうじょう)」、ダウンさせる組み合わせの「相剋(そうこく)」があり、相性に気を配る必要があります。
つまり、陰陽、五行それぞれにバランスをとることが大切なのです。
これが、風水を暮らしに取り入れる基本となります。
トイレをラッキースポットにする3つのポイント
リビングや寝室の風水に気を使っても、トイレをないがしろにしてしまっては家全体としての風水のバランスはとれません。
ここでは、風水の面でトイレの環境を良くするため3つのポイントを紹介します。
五行のバランスを整える
トイレの中は「水」と「金」に偏りがち。
しかも「水」「金」は相生の関係にあります。
「水」は水そのものの他にも、暗さも「水」に分類されます。
また、多いのは「金」。清潔感があるので便器の色に採用されやすい白。その便器の材質である陶器。さらにタオル掛けやトイレットペーパーホルダー、蛇口等々の金属。これら全て「金」です。
バランスを考えると、「金」の気を抑える「火」を増やすのが効果的。
暗めの照明は明るいものに。火をイメージできる暖色系の照明ならさらにグッド。
「邪陰」を取り除く
昔からトイレは不浄の場所で、陰の気が集まる場所とされていました。
それは暗く、汚水が溜まっているからです。
汚水は邪陰とされ、不幸や災いを運んでくる存在でした。
それは、水洗環境が整備され、昔に比べればはるかに清潔になった現代でも考え方は変わりません。
ですから便器の中の水(邪陰)を封印するために、使用後はフタを閉めましょう。
水を流す前にフタを閉めることで飛び散り防止も。
また、湿気の発生を抑制できるので、「水」の気を抑える効果もあります。
「水」の気を抑えるためにもう一工夫。
インテリアに、「水」と相剋関係にある「土」を連想させるもの、例えば茶色やベージュの小物を使うのもOK。
臭いも「邪陰」に。丁寧な掃除で対策をしっかりと
トイレにつきものの悩みといえば臭い。悪臭もまた、「邪陰」として扱われています。
臭いの原因の一つ・アンモニアは木材を腐食させる作用があり、インテリアの材料としては敬遠されています。これは五行のバランスを乱す一因になっています。
臭いを少しでも減らすためには、細かな掃除が必要になります。
特に、汚れが見過ごされがちな床と便器の接地面の隙間や、便器のくぼみの内側を綺麗に。汚れは臭いの元ですから、これだけで効果が期待できます。
面倒臭がって芳香剤でごまかすのはNG。臭いを臭いで上書きしているに過ぎません。
トイレが綺麗になったら、五行のバランスをとるために、「木」の気を増やしてあげましょう。
木材のインテリアはもちろん、観葉植物などもおすすめ。「木」だけでなく、「水」と相剋関係の「土」の気を増やすことができますよ。
まとめ
トイレはその環境から、五行のバランスが崩れやすい場所です。
毎日使う場所だからこそ、運気を上げられるような工夫をしてあげたいですよね。
基本中の基本である掃除をしっかりとした上で、お気に入りのインテリアで運気上昇を目指しましょう。
ライター KURO
趣味の自転車を楽しむためにも、お腹の冷えにめっぽう弱い体質を改善しようと奮闘中。
読んだ人が、少しでも「ためになった」と思ってくれるような記事を書いていきたいと思います。