楊貴妃の愛したライチで腸内美人になろう

世界の美女楊貴妃が好んだ、中国生まれのライチ

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皆さんライチはお好きですか?

ウロコのような独特の果皮に覆われ剥くとプルンとみずみずしい白い果実、そんなイメージの果物ですが、世界の三大美女として知られる楊貴妃が愛したことから、「美の果実」とも呼ばれています。

書物よると、楊貴妃を寵愛した玄宗皇帝は、最も美味しいとされる南方のライチを都まで馬を引き継いで運ばせたのだそうです。 距離にして600km、時間にして8日8晩の長距離ですから、相当な寵愛ぶりが伺えますよね。

この話は有名ですが、ライチってそこまで美味しいかな? と思われた方もいるかもしれません。

余談ですが、実はこのライチ、皆さんが食べているものとは別物なのだそうです。

ライチには品種がいくつかありますが、一般的なものは果皮が赤い「黒葉(コクヨウ)」と呼ばれるもので、楊貴妃が好んだライチは「玉荷包(ぎょくかほう)」と呼ばれる果皮が緑がかったものなのです。

玉荷包は中国でも初夏のわずか1ヶ月間しか出回らないほどの貴重なもので、甘みが強くとてもジューシーなのだそうです。それなら楊貴妃が好んだ理由もわかりますよね。

ライチのココがすごい! 食物繊維とナイアシン

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中国ではライチは滋養強壮や疲労回復に役立つと古くから考えられており、その種子でさえも漢方薬の「茘枝核(レイシカク)」として使われているほどです。

そんなライチの成分を科学的に見てみると、豊富な葉酸やビタミンC、ポリフェノールなどが含まれていますが、中でも便秘解消のために注目したいのが、血のめぐりを良くし体を温めてくれるナイアシン」と「水溶性食物繊維」です。

冷え解消+抗酸化成分で腸内フローラをgoodバランスに!

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水溶性食物繊維は便秘解消に役立つことはご存知だと思いますが、血のめぐりを良くすることと便秘解消は繋がりがあるの? と思われる方もいらっしゃると思います。

女性の悩みとしてよくいわれるのが「便秘」と「冷え性」ですが、この2つには実は密接な関係があるのです。

冷え性は体中の血のめぐりが悪くなった状態のことをいいますが、血液の流れが悪くなると基礎代謝が下がります。

基礎代謝が下がるということは、スムーズな新陳代謝がおこなわれていないことを意味します。

つまり、食べ物が口から入っても胃腸で消化と吸収が上手くできず、便秘が起こりやすい状態であるといえるのです。

逆にいえば、冷え性を改善することで基礎代謝が高まると、胃腸も活発になり、便秘も改善されるというわけです。

そして、便秘解消のためには腸内フローラの改善が重要です。

腸内環境を改善するためには善玉菌を増やすことが大事ですので、そのためには善玉菌のエサとなる「水溶性食物繊維」が必要です。

つまり、毛細血管を拡張し、冷え性改善に役立つ「ナイアシン」と、善玉菌のエサとなる「水溶性食物繊維」を持つライチは、便秘解消のためにピッタリな果物というわけです。

また、ライチには血液造成効果のある葉酸や、強い抗酸化作用の強いポリフェノールも含まれています。

ポリフェノールには悪玉菌を減らし善玉菌を増やす効果もありますので、ライチは便秘解消にいっそう適しているといえるのです。

知っておきたいライチの選び方と保存法

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そんな素晴らしい効果を持つライチですが、欠点もあります。

それは、中国・唐の時代の詩人・白居易が「1日で色が変わり、2日で香りが変わる。3日目には味も変わり、4日目には色、香り、味がすべてなくなる」と記したとのことですが、生のままでは日持ちがしないということです。

冷凍のライチを購入するのが一般的ですが、当然風味は落ちてしまいます。

ライチの旬は5〜7月ですが、もし生で手に入れることができるのであれば、できるだけ果皮の色が鮮やかなものを選んでください。

鮮度が落ちていると、果皮は茶色くなります。

まとめ

いかがでしたか?

普段あまり馴染みのないライチですが、便秘の方にとって優れた果物であることに間違いはありません。

冷凍モノであれば年中ありますし、ビュッフェなどでは置いてあることも多いので、見かけたら積極的に食べてみてはいかがでしょうか?

ただし、もちろん食べ過ぎはNGです。適量を心がけましょう。
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