「なんとなく不調」「疲れやすい」「気分が上がらない」——そんな悩みを抱える人が増えている昨今。注目されているのが、無理のない“セルフケア”の習慣です。
そんな暮らしの中で、“カラダととのう おまもりドリンク”というコンセプトから生まれたのが、クラシエの新ブランド『カラダととのう enn you(エンユー)』です。
腸活系商品やサービス、腸活につながる研究などをおこなう企業におうかがいし、担当の方にインタビューする企画「腸活企業に潜入!」。
第28回となる今回は、漢方の考え方をもとに開発された現代人のための和漢ドリンク「カラダととのう enn you」について、クラシエ株式会社フロンティアBC enn you事業推進グループ長の七森有貴さんと、主任の近藤玲菜さんにお話を伺いました。
(※)腸活とは、運動を含め、健康維持のために腸内環境を整える様々な生活習慣を指します
「カラダととのう enn you」とは?

「カラダととのう enn you」は、「カラダととのう おまもりドリンク」をコンセプトにした、現代人のための新感覚の和漢ドリンクブランド。
クラシエ漢方研究所監修による和漢エキスをベースに、飲みやすさや日常になじむ味わい・パッケージにまでこだわって開発されました。
現在展開されているのは、「enn you 温(おん)ジンジャーラテ味」「enn you 巡(めぐり) レモネード味」「enn you 快(かい)黒ごま味」の3種類。朝・午後・夜と、シーンに合わせた商品を展開をしています。
「enn you」という名前も、漢方の考え方である“陰と陽”のバランスが大切という陰陽論からつけられました。
手に取りやすい見た目とやさしい味わいの中には、漢方の知恵がぎゅっと詰まっているのです。
香港の日常の風景からヒントを得て


今日はよろしくお願いいたします!漢方研究所が監修した和漢ドリンクってとてもめずらしいと思ったのですが、まずはブランドが誕生したきっかけから教えてください。


私は海外旅行が趣味で、これまでに57カ国を旅してきました。あるとき香港を訪れた際、街なかで漢方茶のドリンクスタンドを見かけたんです。通勤や通学の途中で、若い人もお年寄りも気軽に一杯飲んでいる様子に驚きました。暑い日でも白湯を飲みながら運動している高齢の方もいて、漢方が暮らしに根づいていると感じたんです。

私の父と祖父になりますが、若くに亡くしていることもあり、私自身「健康でいなきゃ」という思いが強くあります。世界一周という夢も叶えたいですし、そのためにはまず自分の体をととのえることが大事だと感じました。
クラシエでは漢方薬を展開する薬品事業をもともと行っていて、「漢方の知恵を活かして、もっと日常に取り入れやすい商品がつくれないだろうか」と考え始めたのが「enn you」の開発のきっかけです。

世界一周を叶えるには、健康であることは必須ですね。ただ、日本人にとって漢方って、あまり馴染みがない印象があるのですが。

そうなんです。日本では「苦い」「とっつきにくい」といったイメージから、漢方を継続的に取り入れる人はまだ少数です。実際の調査でも、1年間に漢方薬を服用した人は全体のわずか3割にとどまっています。

それに、漢方が日本では正しく理解されていないと思っていて、このままではもったいないなと思っていたんです。そこで、近藤と一緒に若年層をターゲットにした、“飲みやすく、手に取りやすい和漢ドリンクという形で新しい入口をつくろうとはじめました。

クラシエとして漢方の知見はあったものの、若年層に届ける工夫が必要だったのですね。enn you はまさにその若年層に向けたものとして開発されたのですか?


メインのターゲットは20代から30代の女性です。特に、手軽に軽やかな気持ちで健康を維持したいと願う“ライトコンディショニスタ”に向けた展開をしています。具体的には、いつも気にかけているけれどココロやカラダがゆらいでしまう方や、気になる日々のコンディションに向き合いたい方に向けた商品です。

たとえば、28歳前後は女性としての体がいちばん成熟する時期であるとともに、プライベートや仕事など環境の変化に対する不安を感じる方が多い時期と言われています。心や体にさまざまな変化や不安を感じやすくなる、そうした日々のリズムにやさしく寄り添える存在になれたらと思っています。
「無理なく続けられる」ための工夫とは

デザインがとてもすてきで手に取りやすいと思っているんですが、手に取っていただく、また続けていただくためのこだわりを教えてください。

まず大切にしているのは、「日々の暮らしの中で自然に取り入れられること」です。味や飲みやすさはもちろん、毎日の気分やシーンに合わせて選んでいただけるように、3種類のフレーバーを用意しています。
朝にぴったり「enn you 温(おん)ジンジャーラテ味」

「カラダととのう、ぽかぽか気分」
ベニバナ、マイカイの花エキス配合。ピリッとしたジンジャーと優しい甘みのライスミルクのクリーミーさがマッチしたスパイシーラテ。

スパイシーな香りで気分が上がる!生姜のピリッと感がよいアクセントになっています
午後のリフレッシュに「enn you 巡(めぐり) レモネード味」

「カラダととのう、いきいき気分」
ナルコユリの根、ハトムギの種子エキス配合。きりっとした酸味のレモン果汁とお米を糖化して作った自然の甘みのライスミルクで爽やかな味わい。

一番人気の味わい!とっても爽やかでごくごくと飲みたくなる!炭酸で割ってもおいしそう。
夜のリラックスタイムには「enn you 快(かい)黒ごま味」

「カラダととのう、すっきり気分」
麻の実、ダイダイエキス配合。豊かなコクの黒ごまと、自然な甘みのライスミルクが合わさったほっと和む、まろやかな味わい。

飲んだ瞬間、濃厚なごま感!生薬の苦みを感じますが、ライスミルクやごまの風味と合わさることでとっても飲みやすい!


シーンに合わせて選べるのはうれしいですね。あと、とっても飲みやすいことに驚きましたが、製法としてはどのような工夫をされていますか?

味だけでなく、ベースに使っているライスミルクにも工夫があります。生薬エキスそのままだとかなり苦いのですが、ライスミルクを使うことで自然な甘みとまろやかさを出しつつ、無理なく飲み続けられるようにしています。砂糖には北海道産のてん菜や、苦みを閉じ込めてくれる環状オリゴ糖を使用しています。

実際に店頭で試飲販売を行ったんですが、「漢方ってもっと飲みにくいと思ってたけど、これなら続けられそう」という声が多くて。漢方の良さをやさしい形で届けられているなというのは実感しています。そのため、まず一度試していただきたいという気持ちはありますね。

開発にはどのくらい時間がかかりましたか?

試作品の開発だけで、30回以上は試行錯誤しました。Cosme Kitchenさんとも連携して、実際のユーザーの声をいただきながら、味の改良を繰り返しました。例えば、コーラで割ってみたり、ヨーグルトと組み合わせたりもしましたが、最終的に「毎日飲みたくなる味」として選ばれたのがこの3種です。


和漢成分にもこだわりはありますか?

はい。たとえば、黒ごま味は「鉛筆の芯くらい苦い」と言われ、うるおい・ほぐす役割の麻の実(麻子仁/ましにん)の成分も取り入れています。毎日飲みたくなるような飲みやすい味に仕上げるのが一番のチャレンジでしたね。結果的に、とても満足感があり、でも「快」という名前のとおりすっきりとした気分にさせてくれる一本になったのではと思います。

人によっては反応の度合いが異なるので、「日々の暮らしに取り入れやすいよう配慮した設計」にするため、クラシエ漢方研究所とも連携して調整を重ねました。
手軽に自分をととのえる時間を


最後に、「カラダととのう enn you」を通じて読者の方に伝えたいメッセージをお願いします。

漢方って「体調が悪くなったときに飲むもの」と思われがちなんですが、本来は日々をととのえるための知恵なんです。日頃からととのえ、ゆらぎのない生活を営み、将来の自分を形作っていくという若者の健康観と「enn you」は、合致するのかなと思っています。頑張りすぎず、手軽に「自分をととのえる時間」を楽しんでほしいです。まずは一度、カラダととのうenn youを飲んでいただきたいですね。

私たちはこのドリンクをカラダのお守りのような存在にしたいと思って開発してきました。毎日忙しく過ごしていると、自分のことを後回しにしがちになってしまう方って多いと思います。でも、これを一本飲むことで、「今日は自分をちょっと大切にできたな」って思ってもらえたら、それだけで十分だと思っています。これからも「カラダととのう enn you」が、皆さんの毎日にそっと寄り添える存在になれたらうれしいです。
ココロとカラダ、日々ととのえて

「自然体でセルフケアを始めてみたい」そんな、気になる日々のコンディションに向き合いたい方におすすめです。
忙しい日常のなかで、自分のココロとカラダに目を向けて、1日一本飲んでととのえてみる。
「漢方ってむずかしい」と思っていた方にも、「美味しくて続けられる」体験を通して、セルフケアの第一歩をやさしく後押ししてくれるかもしれません。
自分をいたわる、新しい習慣を始めてみませんか。
■enn you 公式サイト:https://toc03.kracie.co.jp/