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おいしく青汁が摂れる「充実野菜 青汁フルーツミックス」!野菜飲料のパイオニア「伊藤園」のこだわりとは【腸活企業に潜入】

腸活系商品やサービス、腸活につながる研究などをおこなう企業におうかがいし、担当の方にインタビューする企画「腸活企業に潜入!」。

第19回となる今回は、「お客様の健康で豊かな生活と持続可能な社会を実現すること」を使命として掲げる伊藤園を訪問しました。

今回は、同社野菜・果汁・フードブランドグループ 商品チーフの山口将弘さんに、伊藤園のこだわりや、グアー豆由来のグアーガム分解物(水溶性食物繊維)が配合されている「充実野菜青汁フルーツミックス」の魅力をお聞きしました!

(※)腸活とは、健康維持するために腸内環境を整える様々な生活習慣を指します

「充実野菜 青汁フルーツミックス」について

田口:
今日はよろしくお願いします!さっそくですが「充実野菜 青汁フルーツミックス」についておうかがいしてもいいですか?

山口さん:
伊藤園「充実野菜」の機能性表示食品シリーズとして展開している商品です。大麦若葉を主体に、18種類の野菜と4種類の果実で仕上げた飲みやすいフルーツ青汁です。

水溶性食物繊維のグアーガム分解物も配合しており、グアーガムの働きで腸内環境を良好にし、食後の血糖値の上昇を抑制します。

田口:
開発のきっかけはなんですか?

山口さん:
青汁って体感性があるって言われていて、昔から粉末で飲まれる方も多く、すっきりできるという声も多く聞かれます。

一方で、お年を召した方が飲むというイメージが強いと思うんですが、すっきりしない悩みをお持ちの若い方も多いですよね。そんな若い方にも青汁を飲んでみてほしいと思い、手に取りやすく、おいしく毎日飲み続けられる味はと考えてフルーツミックスにしました。

田口:

実際に飲んでみましたが、青汁の青々しさはあまり感じずフルーツ感があって、これでしっかり青汁が入っているんだと驚きました。

山口さん:
青汁市場で青汁を飲む理由を見ていくと腸内環境を改善したい方が多く、野菜飲料を飲む理由を見ると食物繊維を摂りたいという方が多かったんです。

野菜飲料って糖がすごく入っているのではという声も一部あるんです。そんな声にも対応しようと、グアーガム分解物を入れることで食後の血糖値の上昇を抑制させ、野菜飲料で糖を気にされる方でもおいしく飲むことができる設計をしました。

田口:
血糖値の上昇を抑えてくれるのは嬉しいですね。色々な食物繊維があるなかでグアーガム分解物を採用した狙いはありますか?

山口さん:
青汁で腸内環境を改善する機能性表示食品ということを伝えられたうえで、もう一歩踏み込んだ表現ができるものをと考えました。

味に関しても、製品の液性によって変化してしまう素材もあったなかで、グアーガムが一番品質の安定性として良かったことも理由のひとつです。
我々野菜・果汁・フードブランドは自然由来のもので商品を作りたいと思っているので、そういう意味でも一番相性が良いと判断し選びました。

田口:
グアーガムは、かため、ゆるめどちらのうんちタイプでも調子が良くなるのも良いですよね。

野菜飲料のパイオニア

田口:
1992年に野菜飲料「充実野菜」が発売されましたが、発売のきっかけを教えてください。

山口さん:
「充実野菜」は1992年11月に発売しましたが、実は1986年、前身の「ナチュラルランド」という商品を発売していて、これが一番最初に野菜と果実をブレンドした商品でした。

当時は、いかにフレッシュでおいしいものを作ることができるかと、生果実を海外から輸入してそのまま絞って搾汁し、充填して販売していましたね。

田口:
そのまま!それはいくらで販売していたんですか?

山口さん:
当時の価格としては、1本でも200〜300円っていう値段でしたが、健康意識が高い方々に支持されていましたね。

田口:
当時200〜300円は高い!

山口さん:
そんななかで、より多くの方に手にとってほしいと誕生したのが、1992年から発売を開始した「充実野菜」でした。

当時の野菜飲料市場はトマト100%飲料しかなく、“野菜飲料を果実で割って飲む”という発想すらありませんでした。
野菜飲料はトマトばかりだったのですが、話を聞いていくと、他の野菜にも需要があることが分かってきました。子供が嫌いな野菜1位ににんじんが入ってはいたものの、親が子供に食べてほしい野菜No.1でもあるという現実があったんですね。
にんじんって茹でたら甘くなるし、調理法ひとつでおいしいと感じてもらえると思っていました。野菜飲料にも出来るだろうと、「果実とブレンドしてみたらどうか」と考え作られたのが「充実野菜」なんです。

田口:
ということは、野菜飲料市場のパイオニアなんですね。

山口さん:
はい。「充実野菜」は、野菜を果実で割っておいしく野菜を摂るジュースを一番はじめに開発したのは、伊藤園が先駆けですね。

伊藤園専用で作られる“朱衣にんじん”とは

田口:
伊藤園では野菜飲料で使用するにんじんを独自に開発されたと聞いたんですが、どういうものなんですか?

山口さん:
にんじんに関しては「おいしく飲んでいただきたい」というのが大前提でありました。そのため、当時使用していたにんじんより安心・安全でおいしいものを探し求めて、と50種類のなかから10年ほどかけて選んだのが「朱衣(しゅい)にんじん」です。

田口:
10年ですか!

山口さん:
「朱衣にんじん」は栄養価が高く、β-カロテンの含有量も一般的なにんじんに比べて約1.5倍も多く、アミノ酸の一種であるGABAも約2.5倍多く含まれていることがわかっています。

田口:
味わいの特徴は?

山口さん:
一般的なにんじんに比べ、糖度も高く甘いのが特徴です。また、伊藤園専用にんじんとして契約農家の方々に丁寧に安定した栽培をしていただいているからこそのおいしさです。

「伊藤園さんの野菜飲料はおいしい」と言われる理由のひとつがこの朱衣にんじんだと思っています。
これはサンプルとしてイベントなどで配っている非売品ですが、ぜひ飲んでみてください。

田口:
色が濃い!なんだかフルーツを飲んでいるみたいですごくおいしいです。

山口さん:
ただ、にんじんの素材の力だけではなく、加工にもこだわっておいしさが引き出せていると思っています。それが「ナチュラルスイート製法」です。よりにんじん本来の甘さやおいしさ、栄養素を引き出すためブランチング(ゆでる)して加工しています。

また、ヘタを切ったあと細かくする際には輪切りにしているイメージがあるかと思いますが、それだと中心部に多く含まれているアクなどが抜けないので、縦にスライスするのもこだわりです。

栄養素も摂れて時短にもなるレシピ提案

田口:
ホームページで野菜飲料を使ったレシピを拝見しました。飲むだけでなく、調理にも活用する提案をするのはなぜですか?

山口さん:
野菜飲料なので、当然飲むことだけっていうことが一般的に考えられるところだと思いますが、料理にも野菜飲料が使えるということを伝えていきたいです。

野菜だけで野菜不足を補おうとすると大変ですが、野菜飲料を使えば記載されている栄養素はきっちり摂れるんです。
それに、野菜嫌いのお子さんが多いなかで、隠し味で使うことによって無理なくおいしく野菜を摂ってもらうことができますし、時短調理にもつながれば家事や育児、仕事に追われる方の手助けにもなると思っています。

田口:
おすすめのアレンジや食べ方ってありますか?

山口さん:
野菜飲料を入れた野菜カレーは、単身者の方にもおすすめです。あとは、ヨーグルトにトマトジュースを入れるのもおいしいですよ。

田口:
うちの腸活ユーザーさんは甘酒を好んで飲む方も多いですが、甘酒のトマトジュース割が人気だったりするので、ヨーグルトに入れるのもいいですね!

より身近に青汁を!「青汁マン」誕生秘話

田口:
Twitterの青汁マンは、どういった経緯で生まれたんですか?

山口さん:
青汁って健康に良いイメージもある一方で、罰ゲームに使われることも多くおいしくなさそうというイメージがまだまだ強いと思うんです。でも、実際に手に取って飲んでいただくと、「あ、こんなにおいしいんだ」と知って買い続けていただけるお客様がいることもわかっています。

じゃあ、どうやったら青汁を手に取っていただけるかと考えた時に、身近に感じてもらえるようにと誕生したのが青汁マンです。
この前も、札幌ガールズコレクションに青汁マンが出演してランウェイを歩きました。

田口:
すごいですね!

山口さん:
10代〜20代ぐらいの方がわっと集まる場で、たくさんの方にSNSで拡散してもらいましたね。

田口:
Twitterも2.2万フォロワー。これからの青汁マンの活躍も楽しみです!

腸活商品の今後の展開は?

田口:
今後、腸内環境に関する新たな取り組みをする予定はありますか?

山口さん:
新商品だと「毎日1杯の青汁 Fiber(ファイバー) キャップ付き紙パック」を発売しました。こちらは女性にターゲットをしぼった商品です。ペットボトルは比較的男性の需要が多いので、あえてキャップ付き紙パックで手に取りやすい見た目にしています。「腸内環境を改善する」「肌の潤いを維持する」機能性表示食品で無糖の、ごくごく飲める青汁飲料です。

田口:
無糖のニーズってすごく増えていますよね。

山口さん:
そうですね。伊藤園の商品ランナップの中でも無糖の商品は70%を超えてますから、需要の高さを実感しますね。余談ですが、世の中で無糖飲料を作った先駆けも伊藤園なんですよ。

田口:
無糖飲料でも先駆けていたんですね!

山口さん:
腸活関連の商品としては、チチヤスの複合乳酸菌を使った「毎朝快調 腸内環境改善」や「毎朝快調ヨーグルト 腸内環境改善」、「朝のYoo 濃い乳酸菌」なども販売されています。

野菜飲料もそうですが、腸内環境を調整する領域は今後も重要視されていくと思うので、しっかりと独自の研究も製品も含めて、取り組みを強化していきたいですね。

毎日のよりよい暮らしをサポートしたい

田口:
野菜飲料を提案することで、今後目指していきたいビジョンってありますか?

山口さん:
野菜飲料のコンセプトとしてはお客様を第一に考え、安心・安全なものをお届けし、毎日の健康をおいしくサポートしていきたいという思いが根底としてあります。

たとえば「1日分の野菜」厚生労働省が推奨する1日の摂取目標量野菜350g分使用し、野菜350g分の主栄養成分が摂れる商品ですが、じつは飲料に加工する段階でビタミンCなどの一部の栄養素は取り除かれてしまうんですよ。

田口:
そうなんですか!

山口さん:
これはしょうがないことなんです。でも野菜飲料を飲むなら栄養成分も摂れているとお客様は思って買うじゃないですか。その信頼は絶対に裏切りたくないので、350グラムの野菜を食べたときに摂れる主栄養成分を独自で算出し、あとから栄養素を加えているんです。

田口:
なるほど!

山口さん:
我々は健康なものしか作らないというポリシーを持っています。野菜飲料って何のために飲むのか突き詰めると、おいしさもあるかもしれませんが、健康になるためじゃないですか。それなのに栄養素が入っていないと意味がない。お客様にとって何が良いかをまずは考えないといけないと思っています。

田口:
商品への信頼感がさらに増しますね。

山口さん:
今回注目していただいた「充実野菜 青汁フルーツミックス」も、フルーツで飲みやすくすることでより間口が広がればいいですね。そして、健康で豊かな生活を送る手助けができたらなと考えています。

田口:
今回お話しを伺って、飲む人にとことん寄り添ってくれてるなと感じました。今日は貴重なお話をありがとうございました!