【ウンログ女子部】麹菌を味方につける!今日からはじめる「ずぼら腸活」

2018年8月10日ウンログ女子部では、腸活WEBメディア「腸内革命」編集長・長谷川ろみさんをゲストに迎え「すぼら腸活」セミナーを行いました。

今回長谷川ろみさんにお話して頂いたのは、腸活をするきっかけや、腸活によい発酵食品について、また「すぼら塩麹」のデモンストレーションなどなど。セミナー当日の内容を、発酵系の腸活を実践するコバヤシがレポートします。

ゲストは腸活WEBメディア「腸内革命」編集長・長谷川ろみさん

今日のゲストは腸内WEBメディア「腸内革命」編集長・長谷川ろみさん。
発酵食品で数十キロのダイエットに成功して、人生が大きく変わったという特殊な腸内革命の経験者です。

編集長をつとめる腸内WEBメディア「腸内革命」では、そのダイエット経験をもとに腸活と発酵食品の推進活動を行っています。

お肌がピカピカで健康的な美人の長谷川ろみさんですが、昔は2~3週間に一度しかウンチが出ない超便秘体質。当時の体重はなんと70kgオーバー!

しかし、23歳のときのカナダ留学で人生が大きく変わります。

留学中に住んでいたのは、コリアンタウンの韓国人が経営するシェアハウス。そのため、シェアハウスのオーナーが手作りした本場のキムチを、ほぼ毎日食べていたそうです。

キムチを食べ続けて1年間の留学を終えると、なんと体重が10kg減。

ダイエットをした意識は全くなかったので、最初のころは病気を疑ったそうです。でも、どう考えても健康体。留学生活を振り返り、なにがヤセるきっかけになったのか考えました。そこで、思い当たったのはキムチです。

長谷川ろみさんは、そこではじめてキムチが発酵食品であることを知り、それから発酵や腸について勉強をされました。その結果「菌を味方につけたことで、腸内環境が整い、太りにくくなったのでは?」という結論にたどりつき、腸活の影響力の強さを実感!
そして、現在の活動に至ります。

そんな長谷川ろみさんに、まずは腸活についてレクチャーしていただきました。

腸活とは?基礎知識のおさらい

「腸活とは、腸内環境を整える活動のこと」
検索するとこのようなフレーズがでてくることが多い「腸活」ですが、ポイントは腸内環境でも活動でもなく「整える」ことだと、長谷川ろみさんは言います。

「悪玉菌を減らそう!」
といったキャッチフレーズを聞いたことがある方も多いと思いますが、最近は「悪玉菌」を定義すること自体が難しいと考える専門家が多くなっているそう。腸内細菌は人間にとって良いことと悪いことを同時にしているケースも多く、人間にとって何が悪い菌なのか見分けるのがとても難しいことがわかってきたのです。

悪玉菌を必要以上にフォーカスするよりも、腸内環境全体を整え、多くの種類の菌を腸に持ち、菌の多様性を高めることが重要なのだそう。

善玉菌も悪玉菌もどちらも微生物の一種。微生物そのものである「プロバイオティクス」と、微生物のエサになる「プレバイオティクス」の両方を摂取できるバランスよい食事は、菌の多様性を高めることにつながります。

そこで今回は、プロバイオティクス食品である「発酵食品」に注目しました。

発酵とは?発酵のメカニズムを知ろう!

発酵は「微生物の生命活動」であるといわれています。

生命活動と聞くとなんとなく難しそうですが、「実は人間も生命活動をしています」と、長谷川ろみさん。
人間にとっての「呼吸」と微生物にとっての「発酵」は実は同じ「生命活動」なんですね。

微生物は人間の食べ物の成分を「分解」して、人間にとっていいものを作ってくれます。これが「発酵」。反対に人間にとって悪いものを作った場合は「腐敗」と呼ばれます。

微生物にとって、この2つは同じこと。「発酵」と「腐敗」は紙一重なんですね。

麹菌とは?麹菌の特徴と酵素の正体

日本人である私たちと麹菌は、縁が深いんです!

日本人がもっとも馴染みのある発酵食品といえば「麹菌」です。

味噌や醤油は日本の代表的な調味料ですよね。これらは麹菌の発酵の力を使って作られた発酵調味料なんです。

古くから使われているのも、湿度が高く海に囲まれた風土が、カビの一種である麹菌と相性がよかったのでしょう。

日本人の食文化と深い関わりを持つ麹菌は、2006年10月12日に日本醸造学会大会で日本の国菌として認定されています。

長谷川ろみさんは麹菌の特徴の1つに「酵素をたくさん持っていること」を紹介してくれました。
酵素は食品の成分を分解するタンパク質の一種ですが、特に麹菌はでんぷんをブドウ糖に分解するアミラーゼや、たんぱく質をアミノ酸にするプロテアーゼ、脂肪を脂肪酸とグリセリンにするリパーゼなど100種類以上の酵素を持っていると言われています。

栄養素の分解ができればできるほどビタミンや酸などを作ることができて、食材の栄養価を高くしてくれる麹菌。とっても優秀な発酵食品だということが分かりました。

甘酒と塩麹 麹菌がつくるいちばんシンプルな発酵食品

今回長谷川ろみさんがおすすめしてくれた麹菌の発酵食品は、甘酒と塩麹です。

甘酒と塩麹は、米麹と水だけでつくることができるとてもシンプルな発酵食品です。

甘酒と塩麹の大きな違いである「塩」が他の菌たちを寄せ付けないためのバリアとして機能していることや、甘酒や塩麹に期待できる健康効果について教えてくれました。

甘酒には米麹甘酒と酒粕甘酒の2種類があること、知っていますか?

一般的に「飲む点滴」と言われ米麹から作られた米麹甘酒のほかに、日本酒をつくる過程にできるしぼりかすの酒粕を材料に作られた、酒粕甘酒があります。

酒粕甘酒には微量のアルコールと砂糖が含まれているため、赤ちゃんや子供、妊婦さんにはおすすめできません!

「すぼら塩麹」を作ろう!

最後は長谷川ろみさんから「ずぼら塩麹」の作り方をレクチャー。

塩麹は加熱しないとできないと思っていましたが、熱はいれずになんと1日1回振るだけ!

小さな容器に米麹と塩、そして水を入れて1週間ほど放置するだけの塩麹なので、本当にずぼらな方でもできそうです。みなさん熱心にメモを取られていました。

応用レシピとしてズッキーニの甘塩麹漬けも教えてくれました。

塩麹と甘酒を1:1(同量)で混ぜ合わせ、すりおろしニンニクとごまペーストを少々入れた漬け床にスライスしたズッキーニを投入します。冷蔵庫で2~3日漬けたら完成です。

簡単にできる腸活レシピとしておすすめ。旬の野菜を使って、ぜひお試しください!

お土産はケロッグの「オールブラン プレミアム」と「薫るコーヒー グラノラ ハーフ」

今日のお土産は、ケロッグの「オールブラン プレミアム」と「薫るコーヒー グラノラ ハーフ」をファミリーマートとウンログが共同開発した「サラダスムージー」とセットでプレゼント。

「オールブラン プレミアム」は、小麦ブランとスーパー大麦(バーリーマックス)を配合したフレークに、ドライフルーツを加えたシリアルです。小麦の中でももっとも食物繊維の多い小麦ブランには、水分を吸収して膨らむ性質があり、大きくかさを増しながら腸の奥まで届きます。また、第三の食物繊維として注目されるレジスタントスターチを含むスーパー大麦も、段階的に腸の入り口から腸内細菌が多く生息する腸の奥まで届く特徴があり、小麦ブランとスーパー大麦の相乗効果が期待されます。

「薫るコーヒー グラノラ ハーフ」は、牛乳と合わせると本格的なカフェオレ風味が楽しめる脂質ハーフ※のグラノラです。時間に追われてコーヒーだけで済ませている方でも手軽かつヘルシーにサポートします。

朝食に、ウンログとファミリーマートが共同で開発したサラダスムージーと一緒に食べて、元気に腸活しましょう。

※ケロッグ社製品(フルーツグラノラ 朝摘みいちご)との比較

麹菌は便秘でも下痢でも腸活を行うすべてみんなのミカタです。

発酵系で腸活をするわたしの経験談ですが、便秘のときも下痢のときも、意識的に麹菌を摂るとお腹の調子がすぐに改善されます。

みなさんも今日からぜひ食生活に麹菌を取り入れみてください。きっと腸活がスムーズになるはずです。

次回のウンログ女子部へのご参加もお待ちしています!


ウンログ女子部へのご参加はこちらから!▼▼

この著者の他の記事を読む