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明治19年創業!日本初のヨーグルトを販売した老舗企業「チチヤス」のこだわりと新商品【腸活企業に潜入!】

腸活系商品やサービス、腸活につながる研究などをおこなう企業におうかがいし、担当の方にインタビューする企画「腸活企業に潜入!」。

第17回となる今回登場するのは、明治19年創業の歴史を持ち、1917年(大正6年)に日本初のヨーグルトを発売したチチヤス株式会社です。

同社マーケティング部販促課の上垣内佳奈さんに、チチヤスのこだわりや新商品「毎朝快調ヨーグルト腸内環境改善」の魅力、お馴染みのキャラクター「チー坊」の誕生秘話などをお聞きしました!

食物繊維たっぷりな機能性表示食品「毎朝快調ヨーグルト腸内環境改善」が新発売!

田口:
さっそくですが、まずは新発売の「毎朝快調ヨーグルト腸内環境改善」についておうかがいしてもいいですか?

上垣内さん:
「毎朝快調ヨーグルト」は、1997年から発売しているチチヤスのロングセラー商品で、生きて腸まで届く乳酸菌(L.カゼイ菌431)に、食物繊維(イヌリン)をプラスしているのが特徴です。

新発売の「毎朝快調ヨーグルト腸内環境改善」は、その特徴はそのままに、ブランド初の機能性表示食品としてアップグレードしました。

この商品には、ビフィズス菌を増やして腸内環境を改善することが報告されているイヌリン(食物繊維)を4.5g配合しています。

田口:
今回、“腸内環境改善”を謳う商品を開発、発売した背景を教えてください。

上垣内さん:
市場調査を通して、年齢を問わず多くの消費者の方々が、腸内環境改善に強い関心を寄せていることがわかったんです。さらに、ヨーグルトの喫食理由に関する調査でも、胃腸の調子やお通じにまつわる回答が多く集まり、このヘルスクレームとの親和性を感じました。

そこで、ブランドイメージとしてもぴったりな「毎朝快調ヨーグルト」から、腸内環境改善の機能性表示食品を発売するに至りました。

田口:
新商品の開発にあたって、特に苦労した点はありますか?

上垣内さん:
「毎朝快調ヨーグルト腸内環境改善」は、従来品に比べて食物繊維の量を2倍以上にしています。食物繊維量が増えた分、これまでの「毎朝快調ヨーグルト」の味わいに仕上げる調整に苦労しました。

チチヤスでは「おいしくなければ意味がない」というポリシーのもと、どの商品でも味わいやボディ感に非常にこだわっているんです。

今回の新商品についても、飽きずに毎日続けられるさっぱりとした味わいや食べ応えを追求しました。

田口:
従来のシリーズと同じく「低糖質」も展開していますが、この商品にはどんな違いがあるのでしょうか?

上垣内さん:
「低糖質」は、通常品と比べて糖質を50%カットしています。糖質を抑えながらも、通常品と遜色ない味を追求して、適度な甘みを感じられる商品に仕上げました。

「糖質は気になるけど、無糖ヨーグルトの酸味は苦手」という方にも安心して召し上がっていただけます。

懐かしい味わいやシンプルな原材料が魅力。長く愛されるチチヤスブランドのこだわりは?

田口:
チチヤスさんは、日本で初めてヨーグルトを作ったパイオニア企業でもありますよね。御社のヨーグルト商品ならではの特徴や、こだわりがあればお聞かせください。

上垣内さん:
看板商品である「チチヤスヨーグルト」をはじめ、弊社の商品は「どこか懐かしい味わいだね」と言っていただけることが非常に多いんです。

時代に合わせて味や乳酸菌の種類を見直しつつも、自分が親になったときに子どもに食べさせてあげたいと感じていただけるような、世代を超えた笑顔の架け橋となる商品開発を意識しています。

田口:
なるほど。今日まで長きに渡って御社のヨーグルトが愛され続けてきた理由が伝わってきますね。

上垣内さん:
日本初となるヨーグルトを発売した当初、「ヨーグルトをいかに日本人の食べやすいものにするか?」というのは、チチヤスが取り組んだ課題のひとつでした。そこで日本人の味覚に合わせた味わいや口当たりを追求していった歴史が、今のチチヤスヨーグルトのおいしさにも繋がっているように思います。

さらに現在は、官能訓練制度によって選抜された風味感度の高い社員による官能評価を実施するなどして、数値では読めないおいしさの品質を守っています。

上垣内さん:
また、おいしさに加えて健康面への配慮を追求しているのも大きな特徴です。

これはチチヤスだけでなく伊藤園グループ全体で言えることだと思うのですが、安心・安全かつ極力シンプルな原材料選びにはかなりこだわっています。

※チチヤス株式会社は2011年より伊藤園グループの企業となりました。

田口:
そうなんですね!

上垣内さん:
たとえば「毎朝快調ヨーグルト腸内環境改善」も、パッケージの表示を見ていただければわかる通り、原材料はとてもシンプル。

たとえおいしさに繋がるとしても余計なものは極力入れないというのは、ひとつのポリシーになっていますね。

田口:
シンプルな原材料にこだわることで、おいしさと健康への配慮の両方を担保していると。

とてもいいお話ですね……!

上垣内さん:
2017年から発売している安定剤・香料無添加の「無添加ハニーヨーグルト」なども想像以上に売上が伸びていて、健康志向のニーズも実感しているところです。

また「毎日食べるものだからこそ、より健康に配慮した商品が作れないか?」と、他社に先駆けて「チチヤスヨーグルト低糖」や「毎朝快調ヨーグルト低糖質」といった低糖タイプのヨーグルトの発売を開始しています。

さらに、「毎朝快調ヨーグルト」のように、まだ世間的にプレバイオティクスの考えもなかった頃から食物繊維入りのヨーグルトを発売していました。

田口:
画期的ですね!

地元でも大人気。お馴染みのキャラクター「チー坊」は6代目だった…!?

田口:
チチヤスさんといえば、「チー坊」のキャラクターでも有名ですよね。スーパーの棚に並んでいるのを見かけると、すぐに御社の商品だとわかります。

上垣内さん:
ありがとうございます。チー坊は、実は社員の落書きがきっかけで生まれたキャラクターなんですよ。

田口:
へえ、落書きから!

上垣内さん:
「疲れていたときにチー坊の可愛らしさに元気が出た」など、お客さまから前向きな声をいただくことも多いです。

チチヤス製品とともにたくさんの方に愛されてきたチー坊は、私たちにとってなくてはならない存在です。また、チー坊は「おいしい笑顔をお届けしたい」というチチヤスの想いの象徴にもなっています。

ちなみに、現在お馴染みのチー坊は、初代が復活した6代目。2代目から5代目も存在していて、歴代チー坊の変遷があるんです。

田口:
それは知りませんでした……!

上垣内さん:
時代に合わせて、商品パッケージが変わるタイミングなどで変化してきたのですが、2007年から初代チー坊に戻ってきました。

本社のある広島県内でチチヤスヨーグルトについて話すときは、どのチー坊を知っているかで年代がわかって盛り上がります(笑)。

田口:
広島の方に会ったときに話してみたいです!(笑)

地元広島におけるチチヤスの認知度の高さを感じるエピソードですね。

上垣内さん:
そうなんです。チチヤスの場合、創業の地であり本社のある広島のシェアが全国で見ても異常に高くて。

もちろんもっと全国で配荷を広げなければと考えてはいるのですが、こうして地元で愛していただけるのはありがたいことだなとも思っています。

田口:
広島の本社では工場見学ができるとお聞きしました。ヨーグルトの試食や手作りヨーグルト体験も可能とのことで、人気がありそうですね。

上垣内さん:
体験の提供が中心の工場見学が好評で全国から予約を頂戴しています。

手作りヨーグルトの体験では、好みの味を選んで、充填するだけでなくパッケージも描いてもらって、後日郵送でお送りしています。

みなさん楽しんでくださって、SNSで写真などをアップしてくださっているのを見るのも嬉しいですね。

独自の乳酸菌ブレンドもおいしさの秘訣。今後は「腸内細菌の多様性」の研究も

田口:
今後の展望についてお聞かせください。今後も腸内環境にまつわる研究や商品開発をしていく予定はありますか?

上垣内さん:
乳酸菌には、腸内環境へのアプローチにとどまらず、そこから派生する無限の可能性があると考えています。まずは「毎朝快調ヨーグルト腸内環境改善」を打ち出しつつ、次はその一歩先に派生させた商品展開も検討していきたいです。

田口:
今後の展開も楽しみです。

今日はありがとうございました。