1. 多くの健診に含まれる「便潜血検査」はなんのため?

2. 便潜血検査の注意点は?

間違って陽性が出ることもある
便潜血検査で注意したいのが、検査を行うときの体の状態です。便潜血検査は、便の中に混じった血を見つけるというよりも、血液に反応する検査です。そのため、腸の中の出血でなくても、検体である便に血液が付着すれば、陽性反応が出ます。
特に気をつけたいのが、生理中や痔のとき。便自体に血液が含まれていなくても、便に血液が付着することで、陽性になってしまうので注意が必要です。ちなみに、病気ではないのに検査が陽性となることを、医学用語で「偽陽性」と言います。
3. もしも「陽性」がでちゃったら…

4. 目に見える血便はすぐに受診を

ティッシュや便に少し血が付着している
便が固めであるために、肛門が切れてしまった可能性があります(切れ痔)。緊急性は低いと思われますが、排便習慣を改善しても繰り返すようなら受診するようにしましょう。明らかに便に血が混ざっている
便に血液の固まりがついていたり、便の色が赤だったり、赤黒い場合は腸内で出血している可能性があります。いわゆる血便なので、早めに病院へ検査に行ってください。ただし、食べ物や薬の種類によっては、便を赤くするものもあるので注意が必要です。便とは別に真っ赤な血が大量に出
女性の生理期間を除いて、大量に血が出る場合はかなり注意が必要です。進行した大腸がんや炎症性の病気の可能性があります(妊娠中を除く)。貧血などの症状の他に、出血が大量であれば意識が低下し命の危険性も…! 体の状態を見て、必要であれば救急車で病院へ行く必要があります。黒い便が出る
黒い便になる理由にはいくつかありますが、便に血が混ざっている可能性があります。肉食が多くなると、便がこげ茶に近くなりますが、ここで言う黒い便は、黒か限りなく黒に近い色。 黒色便は大腸の出血ではなく、それより上の胃での出血によるものです。それは、胃で出血が起こると、血液中に含まれるヘモグロビンが、胃酸の作用を受けて黒くなるため。大腸の病気ではないないですが、胃炎や胃がんなどの病気の可能性もあるので、早めに受診しましょう。 ちなみに、鉄分のサプリメントを飲んでいる人でも、黒い便が出ます。日頃から便の色を確認し、自分の生活習慣と照り合わせることが大切ですね。 ※血便の判断については、全て自己責任になります。当サイトでは、何らかの不利益が生じても、一切の責任を負えませんのでご了承ください。5. おわりに
健康診断やがん検診の検査項目の一つである便潜血検査。便潜血検査は、比較的安く簡単に行える検査の一つです。大腸のがんやポリープの発見につながることもあるので、1年に1度は行うようにしたいですね。