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冷え性にうれしい「あずき茶」で腸内フローラを作ろう

あずきの栄養素を簡単に摂れるあずき茶

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赤飯や和菓子に使われているあずき。実はあずきには高い健康効果があることをご存知ですか?

あずきに含まれる栄養素をうまく摂取できれば、腸内フローラを良好な状態にするだけではなく、冷え性やむくみといった、女性が特に頭を悩ませる症状を改善する大きな助けになります。

しかし、あずきを普段の食事に頻繁に取り入れるのは難しいかもしれません。そこであずき茶の出番です。普段飲んでいる飲み物の代わりに飲むだけですから簡単ですよね。

ここからは、あずきが体にもたらす健康効果と理由、そしてあずき茶の簡単な作り方を紹介します。

あずきが改善できる症状

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冷え性

あずきには赤ワインより多くのポリフェノールが含まれています。ポリフェノールには血をサラサラにし、血行を促進する効果があります。

同じくサポニンにも血行促進効果があります。

また、鉄分で冷えの原因のひとつである貧血も予防できます。

むくみ

外食が多くなると、塩分の摂取量が一日の基準を超えてしまいがちです。

塩分を過剰に摂取してしまうと、むくみとなって跳ね返ってきます。塩分(ナトリウム)は水分を貯めこむ性質があるからです。

あずきに多く含まれるカリウムにはナトリウムを排出する働きがあります。水に溶け出すので、あずき茶だけでも摂取することができます。

また、利尿作用があるサポニンもむくみ解消に役立ちます。

高血圧

カリウムは高血圧対策にも有効です。

肌へのダメージ

ポリフェノールの持つ抗酸化作用が、シミやシワの原因となる活性酸素を除去してくれます。

ビタミンや亜鉛も効果的です。

ダイエットに

あずき茶は煎ったあずきを煮出すだけでできますから、カロリーはゼロです。

余計な水分を体外へ排出してくれるカリウムと同じく、炭水化物をエネルギーに変換するビタミンB1も水に溶けだします。

カロリーを気にすることなく、ダイエットに役立つ栄養素を摂取できるのです。

腸内フローラを整える

あずきには、食物繊維が多いイメージのあるゴボウの倍以上の食物繊維が含まれています。

食物繊維の働きは、腸の働きを活発にするだけではありません。

大腸まで届くと、善玉菌のエネルギー源となるのです。

腸内フローラを良好な状態にする鍵は、善玉菌の数を悪玉菌より多くすることです。

悪玉菌が優勢だと悪臭の原因物質が作られるので、おならをしたときに臭いが気になることが続けば、それは悪玉菌が増えているということです。

害はそれだけではなく、免疫力の低下や発がん性物質が作られるなど、より深刻な状態になるリスクがあります。

ですから善玉菌を増やすために、食物繊維を積極的に摂取することが大切なのです。

あずき茶で注意したいのは、自作の場合、食物繊維は抽出した後のあずきに含まれていることです。抽出後のあずきも食べて、食物繊維も摂取しましょう。

市販のあずき茶の中には、粉末状のあずきを入れることで食物繊維を多く含んでいる商品もあります。

簡単!あずき茶の作り方

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用意するのは水とあずきだけです。

まず、水で洗ったあずきを乾煎りします。

この乾煎りの時間次第で、あずき茶の味や風味が違ってきます。

時間は好みによりますが、およそ7~8分が目安です。より香ばしさを重視するならば長めに煎りましょう。長過ぎると焦げて味が悪くなりますので注意。

あとは煮出せば完成です。こちらも好みの煮出し加減で。

このように、あずき茶はオリジナリティを出しやすいお茶ですから、自分だけの飲みやすさを目指す楽しみもありますね。

煎ったあずきの保存期間は常温で1週間が目安です。それ以上保存したいのであれば、冷蔵や冷凍するのがよいでしょう。

冷凍前提で一度にたくさんのあずきを煎っておくと、何度も煎る手間が省けますよ。

抽出後のあずきも捨ててはいけません。食物繊維が豊富に含まれているのはこちらですから、お粥に入れる、あるいは再び煎って味付けし、お菓子やおつまみにして残さず食べましょう。

まとめ

あずきが持つ健康パワーは様々な症状に効果があります。

あずき茶は飲むだけであずきの栄養素の一部を簡単に摂取することができます。できれば煮出した後のあずきも食べて、残りの栄養素も摂取しましょう。

あずき茶のペットボトル飲料も発売されていますから、あずきや、あずき茶のティーパックを買う前に試したい、気軽に飲みたいという人はまずそちらを買ってどんなものか確かめてみるのもよいでしょう。

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