大腸がん予防に年に 1 回は検診を! 早期なら 90%以上が完治

2016-03-14
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現代の日本は、2人が1人ががんになり、3人に1人ががんで死亡するという、世界有数の「がん大国」です。特に、大腸がんはその数や死亡数が近年増加傾向にあるがんの一つです。

大腸がんは、早期発見が重要であり、がんの進行が早い段階で治療が行われれば、90%という高い確率で治癒し、その後の寿命も長くなるとされています。今回は大腸がんの早期発見に役立つ便潜血検査(べんせんけつけんさ)について紹介します。

大腸がんは男女1位の罹患数(2015年統計予測)

大腸がん予防に年に 1 回は検診を! 早期なら 90%以上が完治
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国立がんセンターのがん統計予測によれば、2015年の日本における大腸がんの罹患数は、男女総合で1位、女性では乳がんに次いで2位の高さを誇っています1)。また、大腸がん死亡数は、男女総合で肺がんに続いて2位、女性では2位の乳がんを抜き1位、男性では3位となっています。

大腸がんは早期に発見することで、高い確率で治癒できるとされています。

大腸がんの症状

大腸がんの症状には以下のものがあります。

  • 便秘、下痢、便が細い、血便、排便後すっきりしない
  • 吐き気、腹痛
  • 貧血、体重減少

一般的に、早期の大腸がんではこれらの症状がでないことが多く、いざ症状が出て病院を受診した時には、進行がんだったということも少なくありません。

では、この症状がでにくいがんを発見するにはどうしたら良いでしょうか?

大腸がんの早期発見ができる検査・便潜血検査が有効です。

大腸がんを発見する便潜血検査って?

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便潜血検査は、大腸がんのスクリーニング検査(自覚症状がない時に行う一次検診)として行われます。早期の大腸がんでは、症状がない場合がほとんどで、血便や腹痛、体重減少などの症状が現れて、大腸がんだったということが多くあります。

便潜血検査は肉眼では確認できない大腸のわずかな出血の有無を見る検査です。検査が陽性となれば、大腸が何かしらの原因で出血していることが分かります。早期大腸がんでも、がん細胞がある所に便が通過すると、わずかに出血することがあります。便潜血検査では、検査の精度をより高めるために2日分の採取が行われます(2回法)。

どういう風にやるの?

便潜血検査は実際にはどのように行われるのでしょうか?

便潜血検査のキットは、検体保存容器のフタに便を採取する棒がついています。トイレットペーパーを置き、その上に排便をしたら、保存容器のフタを開け、フタについている採取棒に便をつけます。この時のポイントは、採取棒を便の一か所のみ検体を取るのではなく、便全体を万遍なくこするようにして、検体を採取することです。2日分の検体の採取が終わったら、保存容器にフタをし、指定の医療機関に送付または持参します。

気になる費用は?

便潜血検査は、市町村で行われるがん検診の場合、一般的に500~1000円で受けられる所が多いようです。また自治体によっては、がん検診への参加を促進するために、無料クーポンを配布しているところもあります。費用については、自治体によっても異なるので、ホームページで確認すると良いでしょう。

職場で行われる場合、法律で雇用者に行われる健康診断は、事業主の義務とされているので、無料でできる所もあります。職場によっては任意に検査が行われるので、別途費用がかかる場合もあります。詳しくは直接職場の担当の課に確認してみると良いでしょう。

便潜血検査の注意点

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便潜血検査は肉眼では確認できない出血を検査するものです。痔で血便などの症状がある場合、大腸がんでないにも関わらず、検査反応が陽性となることもあります(偽陽性)。逆に、がんのある部分が出血をしていないために、がんであるにも関わらず、陰性となってしまうことがあります(偽陰性)。

大腸がんの診断確定には、内視鏡検査やバリウム検査などの精密検査が必要になります。これらの精密検査は便潜血検査で陽性となった場合、医師の判断にて行われます。

1年に1回は検査を

とは言え、痔を患っている人が血便を痔の症状と思いこみ、実は大腸がんだったというケースもあります。また、便潜血検査にて、ポリープや潰瘍といった大腸がんに発展する可能性のある病気を発見できるきっかけにもなります。安く手軽に行える便潜血検査は、一年に一回は受けるようにしたいですね。

まとめ

早期の大腸がんは手術にて高い確率で治癒できると言われています。便潜血検査は大腸がんの早期発見をするのに役立つ検査です。検査内容も簡単で費用も安いので、1年に1回は便潜血検査を受けるようにしましょう。

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