花粉症は腸内細菌と関係がある!? 腸内環境を整えて症状軽減

2018-03-18
リンク

ビフィズス菌や乳酸菌が花粉症に効くという話しを聞いたことはありませんか? 実は最近、ビフィズス菌や乳酸菌を多くとって腸内環境が整うと花粉症が改善するということが分かってきています。

お腹の中の環境と花粉症とがどう関係するの?!と不思議に思うかもしれませんが、花粉症は、免疫機能の異常反応と言われているので、免疫力の調整をおこなっている腸内細菌も大きく関係すると考えられてます。

Ryan M. Bolton / Shutterstock.com

毎年春がくると憂うつになる花粉症、何とかできないの?

毎年、春になるとやってくる花粉症。辛い鼻水やくしゃみ、目のかゆみ以外にも目や鼻をこすって真っ赤になるのはとても憂うつですよね。 花粉症の治療は抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬などの薬物療法が中心ですが、毎日飲まないといけないことや副作用で眠くなったり喉がかわいたりとかなり大変です。他にも鼻粘膜のレーザー照射など手術療法もありますが効果は長続きしません。 そこで見直され始めているのが、腸内環境を整えて自己免疫機能を強化したりバランスをきちんと保ったりすることで花粉症の症状を和らげる方法です。

花粉症は免疫の過剰反応=アレルギー

Voyagerix / Shutterstock.com
まず、花粉症がどのようにしておこるのかを見ておきましょう。人の体には自分にとって害となるもの(ウイルスや細菌など)から身を守るために自己免疫機能というしくみが備わっています。 例えばウイルスや細菌が体の中に入ってくるとリンパ球が反応して異物かどうかの判断をします。リンパ球はウイルスや細菌を異物と判断すると、それらをやっつけるために抗体を作ります。その抗体が肥満細胞とくっつくとヒスタミンという化学物質を分泌し、そのヒスタミンの作用によって鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどの症状がおこるのです。 つまり、鼻水やくしゃみなどの症状は体の自然な免疫反応なのです。そして、それが、さまざまな理由によって、体に特に害のない花粉までを異物だと勘違いして過剰に反応することで花粉症がおこっているのです。 花粉症以外にも、ダニや粉塵などに過剰するアレルギー性鼻炎や寒冷アレルギー、食べ物アレルギーなども花粉症と同じしくみです。

どうして過剰なアレルギー反応がおこるの?

Lightspring / Shutterstock.com
では、どうして過剰な免疫反応がおこるのでしょうか。実はまだ詳しいメカニズムは解明されていませんが、一つの説に腸内細菌や腸内環境のバランスの悪さが原因となっているのではないかと言われています。 実は、免疫機能を調節している免疫細胞の約6割が腸内に存在するといわれ、生活習慣の乱れや腸内環境の悪化で腸内細菌のバランスが崩れると花粉症などのアレルギー症状を起こしやすくなると考えられるからです。 また、腸内の善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌は、異物に反応してできる抗体の産生を調節するTh1細胞とTh2細胞のバランスを保つ働きをしているので、腸内の善玉菌が減ってそれらのバランスが崩れると抗体が異常産生しやすくなるのです。 腸内環境を良くしたら花粉症が改善した…というエピソードを、うんち博士で有名な辨野義己先生も自著で紹介しています1)

腸内環境を整えるために今日からできることは?

meaofoto/ Shutterstock.com
花粉症の症状を軽減させるためには、腸内環境を整えることが大切なことが分かりましたが、具体的にどのようにすればよいのでしょうか。 過剰なアレルギー反応や花粉症を抑えるために試してみたいのは、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を積極的に摂ることと、善玉菌のエサとなる食物繊維を多く摂って善玉菌のバランスを保ち、便秘を改善させることです。 乳酸菌やビフィズス菌を増やすためには、ヨーグルトが効果的と言われています。特に「BB536ビフィズス菌」や「L-55乳酸菌」、「1073R-1乳酸菌」、「LG21乳酸菌」など色々な乳酸菌が配合されていますので、スーパーでヨーグルトを買うときは、成分表示を意識してみてください。 なお、選び方や食べ方については、「あなたにあったヨーグルトの見つけ方、正しい食べ方|ヨーグルトを食べたらお腹に良い…そう思い込んでいませんか?」もご参照ください。 また、腸内で乳酸菌やビフィズス菌を増やすために納豆やキムチなどの発酵食品や、ごぼう、切り干し大根、さつまいもなど食物繊維を多く含む野菜を積極的に摂ることも有効です。腸内環境を整えるとともに、食物繊維の働きによって便秘の改善にも役に立ちます。

まとめ:腸内環境を見直すことで体を健康に保とう!

fpdress / Shutterstock.com
腸内環境は、今までさほどクローズアップされず見過ごされてきました。ところが、食生活の欧米化などによる腸内環境の乱れが、便秘をはじめ、痔や大腸がん、花粉症、アレルギーなどさまざまな弊害につながっているのではないかと考えられ始めています。 もともと日本の食事は、食物繊維や発酵食品が豊富で腸内環境にはよい食事でした。昔ながらの日本の食事を見直しつつ、腸内環境を改善させるために積極的に乳酸菌やビフィズス菌を摂るようにしましょう!体の健康の源となっている腸内環境や腸内細菌を見直したいですね。
この著者の他の記事を読む

似た腸活キーワード

関連記事

Facebook Twitter リンク

ページトップへ戻る