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なぜいけないの? 便秘薬(下剤・瀉下薬)が手放せない「便秘薬依存症」のリスク

便秘が続くと、気分も落ち込んでしまいますよね。スッキリしたくて、ついつい下剤(便秘薬)に頼ってしまうということもありがちですね。 しかし、下剤(便秘薬)を常用することは、「下剤(便秘薬)依存症」になってしまったりして、腸にとって良いことではありません。 下剤(便秘薬)の常用が腸にどのような影響があるのかご紹介しましょう。 以前ご紹介した記事「いざというときの頼れる味方!便秘薬とうまく付き合うために」では、便秘薬の全体像についてご紹介しています。こちらも良ければ読んでみてくださいね。

ついつい頼ってしまう便秘薬だけど・・・

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いつもよりたくさん出て、スッキリ感もあるので、ついつい下剤(便秘薬)を服用してしまうということもありがちですよね。 しかし腸を刺激するタイプの下剤(便秘薬)を常用していると、次第に下剤(便秘薬)の刺激がないと、腸の動きが弱くなり、排便しづらくなります。 薬もだんだん効きづらくなっていきますので、服用量が増えていき、所定量以上服用しないと便が出ないという状態になってしまいます。 この状態は、まさに「下剤(便秘薬)依存症」です。 知り合いの医療者から「便秘薬を100錠飲んでるって人が来たことがある」……なんて、便秘外来でのエピソードを聞くと、その深刻さがうかがえます。

下剤(便秘薬)依存症になるとどうなるの?

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大腸刺激性下剤(便秘薬)に分類される腸の蠕動運動を強めて、排便を促す、センナやダイオウなどに代表されるアントラキノン系下剤(便秘薬)を常用すると、下剤(便秘薬)依存症になりやすくなります。 毎日のように使用していると、腸自身の動きは弱くなって、下剤(便秘薬)の服用をやめると、自力で排便できなくなります。 また、5年、10年とアントラキノン系の下剤(便秘薬)を飲み続けていると、大腸の粘膜が少しずつダメージを受け、大腸粘膜に色素が沈着して黒ずみ、その部分の腸の機能が低下する「大腸メラノーシス」になります。 こうなると患部の腸の動きも悪くなるため、便秘も悪化します。 さらに、大腸メラノーシスは大腸ガンになるリスクを高めるとも言われているため、決して軽視できませんね。 この大腸メラノーシスは、下剤(便秘薬)の服用を止めれば、半年〜2年くらいで自然に大腸粘膜の色素沈着は消えていきます。 常用化した下剤(便秘薬)を急に止める事は、とても難しいため、徐々に薬の量を減らしていくことが必要です。

重症化すると長期的な通院治療が必要に

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では、「下剤(便秘薬)を常用してる……」という方はどうしたら良いのでしょうか? 軽度の方。例えば「下剤(便秘薬)なしだと、便意を感じにくい、便が出にくくて……。でも、服用は通常範囲です」ということであれば、食生活や、生活習慣の見直しで、改善されることが多いです。 重度の方。通常効果があるはずの量の下剤(便秘薬)を服用しても、便意が来ない、スッキリしないなどの方は、医師の指導による食事療法に運動療法や酸化マグネシウムなどの便を軟らかくする薬などを組み合わせた治療が必要になります。 治療期間は、人によりさまざまですが、1年〜2年かけてじっくりと治療に取り組むことが必要です。 重症の下剤(便秘薬)依存症は、自然に治ることがほぼないため、病院を受診して、医師の指示に従って、治療しましょう。

食生活の改善と運動で下剤(便秘薬)に頼らない排便をめざそう

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便秘対策については過去にたくさんウントピでも取り上げてきましたので、良かったら過去の記事を読んでみてください。 たとえば、「その便秘対策、間違っているかも。原因別の解消法教えます!」なんて記事もあります! 詳しい対策は他の記事に譲るとして大まかにお伝えしますと、まず、食生活の改善として、1日3回規則正しく食事をして、腸の機能を回復しましょう。 特に、朝は、便意を起こす反射が起きやすいため、朝食はしっかりと摂りましょう。 食事内容もとても大切ですので、便のカサを増やすために食事量はもちろん、食物繊維を意識して摂ってください。 腸内環境を整えるヨーグルトなどの乳酸発酵食品なども良いですね。 オリーブオイルも大切ですし、水分をしっかり摂りましょう。 食事以外では運動も大切です。 たとえば、運動も軽いウオーキングで心身ともにリフレッシュすると良いですよ。 女性の便秘の場合、筋力が弱いことも一因であることがありますので、腹筋もオススメです。 あまり辛いと長続きしづらいですので、負担に感じない程度に取り入れていくと良いですね。

まとめ

下剤(便秘薬)は、食事内容を気にすることなく、運動をしなくても便秘を解消できますが、下剤(便秘薬)に頼りきる事は、とても危険です。 下剤(便秘薬)依存症に陥ると、抜け出すためには、それまで以上に苦しい思いをすることになってしまいます。 さらに、アントラキノン系下剤(便秘薬)を常用することで、長期的には、大腸メラノーシスを引き起こしてしまい、腸の機能は低下、便秘は悪化、なんて本末転倒ですね。 下剤(便秘薬)の使用は、緊急時のみとし、毎日の食生活と運動で便秘解消をしていく事が大切です。
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