酵素や菌を長年愛用しているといういとうまゆさん。2005 年4 月から7 年間、NHK「おかあさんといっしょ」4 代目ダンスのおねえさんを務め、現在も骨盤体操教室やダンス教室など精力的に活動しています。今回はいとうさんに、骨盤体操を始めたきっかけや、酵素や菌との付き合いについてお話を伺いました。
また、事前に受けていただいた腸内フローラの検査結果も発表します。検査前は食生活にかなり気を遣ったということですが、気になるその結果は?
──いとうさんの最近の活動について教えてください。
いとうまゆ
主にイベントに呼ばれることが多いですね。骨盤体操教室、親子ダンス教室、キッズのダンス教室もやっています。骨盤体操って耳慣れないと思うんですけど、定期的に色んな場所でやってます。女性の健康を応援する活動の中で、私は骨盤体操を提供しているという感じです。
あ、あと実は、ふなっしーの振り付けをしているので、ふなっしーのイベントに行くこともありますね。
──参加者の年齢層はどのくらいなのでしょうか?
いとうまゆ
骨盤体操は、お母さん世代から、それよりもっと上の方までご参加いただいています。65 歳の方もいらっしゃるんですよ。その方を見ていたら、運動をちゃんとしていると、筋肉もしっかりしていてハリがあるんだなっていうことがわかりました。動かしていたら背骨のアーチがしっかりしてきて、後ろ姿だけで見たら年齢がわからないくらいまで若々しくなれます。動かないままでいるから、体が衰えるんですね。
──骨盤体操を始めたきっかけは?
いとうまゆ
出会ったのは20 歳ぐらいの時です。ダンスをがんばっていたんですが、無理をしすぎていたんだと思います。その頃は体がすごく悪くて、首が痛くてうごかせなかったり、寝返りを打つのもきつかったりして……。
そんな状態だったんですが、「もっとダンスが上手くなるにはどうしたらいいんだろう」と体の使い方を追求していくうちに、良い先生に巡り会い、骨盤体操にたどり着きました。
私がやっている骨盤体操って元々は、本来のバランスの維持とか重心移動ができるようにと作られた、古武術から派生したトレーニングなんです。そういうこともあって、通っていた先生の教室には、オリンピック選手から普通の主婦まで色んな人がいるすごく良い環境でした。そして、体が治った時に、オーディションで受かって「おかあさんといっしょ」のお姉さんになったので、骨盤体操は運命の出会いという感じですね。
──いとうまゆさんは健康をすごく意識されていらっしゃる印象です。こだわりにこだわった酵素ジュースなどもプロデュースされていらっしゃいますが、酵素との付き合いは長いのですか?
いとうまゆ
長いですね。私は喉がすぐ痛くなるんですけど、「おかあさんといっしょ」に出演している時は、毎日穴を開けられないから大変で。普段から外出時にマスクしたりと気を使っていたんですが、それでも、本当に声が出なくなった時があって、2 週間くらい現場に迷惑をかけてしまったこともあるんです。
一回喉をダメにすると、そのあとも声帯が戻らなくて、1 年くらいはすぐ枯れちゃうような状態でした。それこそ喉の治療で有名な先生のところに行ってみたりと色々と試す中で出会ったのが酵素でした。喉にステロイド注射しても全然改善しな かったのに、1 日間の酵素断食をしたらすぐにそれが治ったんです。体のデトックスでこんなに変わるんだなって実感しました。酵素との付き合いはそれからですね。
──いとうまゆさんは「菌マニア」の印象も強いです。テレビやYouTube で「KinKin日和」という菌ダンスを披露されていました。菌への強い思い入れはどういったきっかけでしょうか?
いとうまゆ
これも「おかあさんといっしょ」に出演していた時なんですが、体調を崩したことがありました。なかなか治らなかったんですが、人にすすめられてその時コッカス菌を飲んだらすごく改善したんです。それから「薬飲むより菌を飲んだ方がいいじゃん!」と思うようになりました。
菌って目には見えないけれど、いろんな働きをしているんだなということがわかって、「菌と一緒に生きているんだな」と感じるようにもなりました。
──好きな菌の種類はありますか?
いとうまゆ
納豆菌、コッカス菌ですね。この2 つは日常的に取り入れています。納豆は毎日食べてるんですが、納豆菌をさらに追加して。笑
他、最近だとバクテロイデスも気になっていますね。それから、持っていたらストレスに強いと言われているフラジリス菌も。菌に対する関心は強くて、もっともっと知りたいと思っています。
──今回、いとうまゆさんの腸内フローラ検査結果が出ています。
──結果を受けて、どうですか? 実はバランス調整菌の平均は20%代位ですので、いとうまゆさんの結果はかなり良いですね。
いとうまゆ
そうなんですね。全体的に良いようで安心しました。私のおなかの中にきっといると思い込んでいた菌がいない……。でも、運動しても疲れると感じることがほとんどないのでフィーカリ菌が多いことに納得です。新しい発見がありますね。おなかにこの種類の菌がいると具体的に分かると腸内環境を意識しながら、食べ物を選んだりできそうでより楽しくなりそうです。とにかく腸内解析は楽しかったです! 疑問も浮上するのでもっと詳しい検査をやりたいくらいです!(笑)
──今回、腸内フローラの検査に当たって、何か気をつけたことはありますか?
いとうまゆ
食生活には気を遣いました。あとはコッカス菌を摂ったり、食物繊維とか発酵食品とかをとったり。良い食生活をするとやっぱり便の色も変わるので。
あと、実は検便の時にナガセール(採便用のシート)が沈んでしまって下水も混じっちゃったと思うので、変な菌が出るんじゃないか心配していたんですが、出なくてよかったです(笑)
──いとうさんにとってこれがベストだという食事はありますか?
いとうまゆ
お米、味噌汁、焼き魚、生野菜ですかね。あとは太陽の酵素と、それから粉末の発酵食品。納豆にさらに納豆菌を入れて食べたりもします。友人には、納豆菌を味噌汁に入れて飲んだらすごく快便になったという人もいます。 今回も授乳中なのでファスティングはせず食事をとっていたんですけれど、菌の餌になるようなものを食べるとしっかり食べてもちゃんと排出されるので、全然太る感じはしませんね。
──検査結果を喜んでいただけて嬉しいです! 不調を経験して、改善のために色々な方法やサプリメントも試してきたいとうさんのお話には、非常に説得力がありました。いとうまゆさん、ありがとうございました。
- photo:junichirou kibe