皆さんは朝ごはんを食べる派ですか? それとも抜く派ですか?
今回便秘解消に繋がるおすすめの朝食を紹介したいと思いますが、そもそも朝食を抜いている人も多いのではないでしょうか?
昔から「朝ごはんを食べないと宿便が溜まる」といわれているように、便秘と朝食の間には密接な関係があります。
胃に食べ物が入り膨らむと、胃から大腸へ収縮(ぜんどう運動)を促す信号が送られます。
大腸はその信号を受け、直腸に便を送り出すよう働きかけます。
これを「胃結腸反射」といいますが、この反射は朝に最も起きやすくなります。
それは、就寝中の胃は空っぽのため、その状態で朝食を摂ると、胃に適度な刺激が加わるからです。
つまり、朝食を摂ることは、腸の機能を働かせるスイッチの役割を果たしているといえます。
便秘で悩む方が朝食を摂らないことは、便意をもよおすためのスイッチを自らオフにしてしまうことであり、とても勿体無いことなのです。
でも忙しい朝だしできるだけ手軽に、しかもどうせ食べるなら美味しく食べたいというアナタ!
今回は「便秘解消に良い朝食」と題し、簡単!美味しい!ヘルシー!な朝食を打線形式(クリーンナップ)で紹介したいと思います。
まずは3番、便秘解消チームの技巧派「バナナ」が先陣を切る!
まずは定番の「バナナ」です。
でも単に食べるだけでは味気ないので一工夫したい、そこでおすすめなのが「焼きバナナ」です。
調理法は簡単で、バナナにオリーブオイルを塗ってフライパンなどで焼くだけです。
オリーブオイルにはオレイン酸と呼ばれる脂肪酸が約7割ほど含まれており、腸に吸収されにくく乳化作用があるため、適度な硬さを保ちつつ腸に刺激を与えてくれます。
オリーブオイルは別名「自然界の下剤」と呼ばれており、イタリアでは便秘の子どもに今でも飲ませているそうです。
バナナもまた整腸効果の高い果物として有名です。便秘に効果のある栄養素といえば食物繊維ですが、熟していない青いバナナには「レジスタントスターチ」と呼ばれる食物繊維に似た働きをするでんぷん質が多く含まれています。
寒い冬はもちろん、暑い夏でも冷たいヨーグルトを添えて食べれば体も冷えすぎず、美味しく食べられること間違いなしのレシピです。
4番主砲はやっぱり和食のアイツ!「納豆」レシピでホームラン(便秘解消)を狙います!
和食派の方におすすめなのが、巷で話題の「オリーブ納豆」です。
オリーブオイルに詳しい腸のスペシャリストである松生恒夫医師考案のレシピです。
オリーブオイルと納豆の組み合わせは一見斬新に見えますが、便秘解消という面で考えると非常に合理的な食べ物です。
そして納豆といえば、原料の大豆に豊富な食物繊維が含まれていることで有名ですよね。
他にも納豆菌には大豆オリゴ糖と呼ばれる腸内善玉菌のえさとなる糖が含まれており、腸内環境を整えるために適した「天然の整腸剤」といえます。
先に記載した「自然界の下剤」といわれるオリーブオイルと、天然の整腸剤である納豆が組み合わさるのですから、便秘解消にピッタリというわけです。
ちなみに作り方は簡単で、スプーン一杯のエキストラヴァージンオイルを普段の納豆に混ぜるだけ。
肝心のお味ですが、オリーブオイルによって納豆の粘り気が抑えられ、クリーミーな味に仕上がります。 文句なしにおすすめの一品です。
5番でも目指したい!便秘解消チームのオリゴ盗塁王!
最後におすすめしたいレシピは、「オリゴ糖入り大根ヨーグルト」です。
オリゴ糖とヨーグルトはわかるけど、大根…不安しかない、と思われるのも理解できますが、これまた便秘解消には大変合理的な食べ物です。
大根には水溶性食物繊維とアミラーゼと呼ばれる酵素が含まれています。
大根に含まれる水溶性食物繊維の量はそれほどでもありませんが、すりおろすことで効率よく摂取しやすくいことと、水溶性食物繊維は大腸で分解されると腸内善玉菌のエサとなるため、便秘解消に適した食物です。
そしてアミラーゼは炭水化物の消化を促す効能があるため、便秘解消に良い効果をもたらしてくれます。
ただし、酵素は熱に弱いため、生で食べなければいけません。
そこですりおろし大根がピッタリなわけですが、問題はお味…ですよね。
でも混ぜる量はスプーン一杯程度ですから、意外と味も気になりません。
そして大根のシャリシャリ感がアクセントになり、むしろ美味しいという感想が多いほどです。
ちょっとの勇気で快腸快便、おすすめのレシピです。
まとめ
いかがでしたか?
いずれも手軽で簡単、朝の忙しい時間でも食べられる便秘解消に最適な朝食です。
しかし、モチロン食べ過ぎは逆効果。毎日続けることが何より重要です。
しっかり効果の高い朝食で、つらい便秘とサヨナラしてはいかがでしょうか?
ライター Piron3
食品会社で働く傍ら、うんトピで記事執筆中。
食品がスゴク腸活に役立つことを知って、今更ながらびっくり!
仕事の経験と知識を活かし、老若男女にわかりやすい記事の執筆を心がけます。