便秘解消に大事だとされるのが、適切な食事と適度な運動。
食事には気を使えるけれど、運動はなかなかできない…そんな人も多いでしょう。
運動するには時間も必要ですし、苦手意識を持っていれば運動する意欲すら起きないのかもしれませんね。
そこで目をつけてほしいのが、通勤時間。
例えば電車通勤の人は、電車に乗っている間に何をしていますか?
仕事の資料の確認、あるいは読書やスマホでしょうか。
もし便秘に悩んでいる方で、電車内でどうしてもやらなければいけない作業が無いならば、便秘解消に時間を使ってみてはいかがでしょうか。
あるいは徒歩の通勤時間もある人は、その間にだってできることはあります。
そんな場所でできることなんてあるの?と思われた方。実はあるんですよ。
省スペースでできる便秘解消法を解説します。
運動不足が便秘になる?
そもそも、なぜ運動不足が便秘に繋がるのでしょうか。
うんちを出すためには、腹筋の力が必要になります。
うんちは腸のぜん動運動によって、肛門まで運ばれます。その腸を動かしているのが筋肉、特に腹筋なのです。
何もムキムキの筋肉が要るわけではありませんが、それでもしっかりと腸を動かすだけの筋肉量は欲しいところです。
また、デスクワークが多い人は同じ姿勢を長時間続けてしまいがち。
すると、体の血行が悪くなり、冷えや便秘に繋がるのです。
他にも、運動不足により腹筋力が低下すると、猫背気味になり、姿勢が悪くなります。
便秘は肌荒れやポッコリしたお腹の原因にもなります。
このように、見た目にも大きな影響があるのですよ。
立ったままできる便秘解消法
ここでは、通勤途中で立ったままできる、便秘解消法を紹介します。
ポイントは筋肉を刺激し、血流を良くすること。
筋トレではなく、ストレッチに近いイメージですから、簡単に実践できますよ。
お腹周りをぐるぐるマッサージ
腸の真上のあたりをマッサージするだけです。 手のひらで腸をなぞるように、ぐるぐると時計回りにマッサージしていきます。 押す力は強すぎず弱すぎず。簡単な拭き掃除程度の力加減で。 ゆっくりと3~5分程度を目安に行いましょう。 これで大腸のぜん動運動を助けます。「背伸び」で体幹を刺激
電車や信号の待ち時間におすすめなのが、体を伸ばすこと。 まず両手を組み、上に向かって手を伸ばしながらぐーっと背伸びをします。 このとき、お腹まわりの腹筋や背筋を意識して、伸びていることを感じましょう。 また、息を止めてはいけません。体中に新鮮な酸素を届けるためにも、呼吸はしっかりと。 時間があるときは、そのまま体を横に倒し、脇の下から脇腹にかけての筋肉を伸ばしましょう。 気持ちよく感じるくらいがベスト。 筋肉が刺激され、血行も良くなります。体が温まったと感じることも座ったままできる便秘解消法
電車の中で座ったままできる便秘解消法です。
もちろん、デスクワークの合間でもいいですよ。
骨盤ゆらゆらエクササイズ
背筋を伸ばし、イスに座ります。深く腰掛けない方がやりやすいですよ。 骨盤を境に、下半身は固定しておきます。 骨盤より上の上半身は、水平に動かすようなつもりで、左右へゆっくり揺らします。 頭の動きを少なくするように意識すると、お腹まわりをぐっと伸ばせます。 骨盤まわりの筋肉を解せますし、腸の刺激も期待できます。立っていても座っていてもできる便秘解消法
基本的にいつでもできる方法です。
腹式呼吸
腹式呼吸はロングブレスダイエットとしてもブームになりました。 深くて長い呼吸は体幹部の筋肉を鍛えられます。続けることで代謝もあがりますよ。 また、腸にも刺激を与えますので、便秘解消にもってこいですね。 やり方は、まず、鼻で息をゆっくりと吸います。お腹を膨らませましょう。 次に、口から息を吐き出します。これ以上吐ききれないと感じるまでやりましょう。 しっかりとした腹式呼吸をすると、腹筋が刺激されているのが体感できると思います。 手を広げるスペースがあれば、吸うときに手を左右に伸ばし、吐くときには手を組んで前へ押し出すようにすると、肩甲骨周辺の筋肉がほぐれます。まとめ
凝り固まった体は便秘だけではなく、肩こりなど、様々な症状の原因にもなります。
こんなに簡単でいいの!?と思われるストレッチでも、普段何もやっていない人ほど効果は現れますので、どんどん実践していってくださいね。
ライター KURO
趣味の自転車を楽しむためにも、お腹の冷えにめっぽう弱い体質を改善しようと奮闘中。
読んだ人が、少しでも「ためになった」と思ってくれるような記事を書いていきたいと思います。