トウモロコシの食物繊維で便秘解消&ダイエット!

トウモロコシには食物繊維が豊富に含まれています。
そのトウモロコシから作られた食物繊維を補うための特定保健用食品(トクホ)に難消化性デキストリンがあります。

難消化性デキストリンというだけあり、消化しにくい食物繊維となっています。 もともとは、日本人の食生活が欧米化し、食物繊維の役割が重視されるようになったため、不足しがちな食物繊維を補う目的で作られました。

難消化性デキストリンの主な働きを5つ

1.食後の血糖の上昇を抑える

食事から摂った糖質は、体内でブドウ糖に分解され、そのあと小腸で吸収されて肝臓へ送られます。
この小腸で糖が吸収されるとき、難消化性デキストリンは、糖の吸収スピードをゆるやかにさせることがわかっています。

そのため、食後の血糖値の上昇をおさえることができます。

2.整腸作用

難消化性デキストリンは、水分を抱えこみ保持する性質があるため、便のやわらかさを保ち、便量を増やし、便の通過時間を短縮させる作用があるといわれています。

3.脂肪の吸収を抑える

難消化性デキストリンは、食事とともに摂取することで、食事に含まれる脂質の吸収を遅延させ、食後の中性脂肪の上昇を緩やかにする働きがあるといわれています。

4.内蔵脂肪を減らす

難消化性デキストリン含む飲料をBMI23以上の成人男性に摂取させた試験で、難消化性デキストリン摂取群では内臓脂肪および中性脂肪の低下が確認されています。

5.ミネラルの吸収を良くする

難消化性デキストリンはカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛の吸収を促進することが動物実験で確認されているそうです。

いかがでしょうか。血糖値が気になる方や、食物繊維不足でうんちがつまり気味の方、脂肪が気になる方、デキストリンを上手にとってみると良いかもしれません。

参考文献

難消化性デキストリンの内臓脂肪蓄積に及ぼす影響。肥満研究 Vol13 No1 P34-41 2007