お腹の手術の後、便秘がちに? 腸閉塞かも?
腸閉塞ってどんな病気? どういう症状?
帝王切開でも? 腸閉塞が起こるのはなぜ?
腸閉塞予防で意識することは?
手術後の歩行
手術後というと寝たまま安静にするのが一番というイメージがあります。しかし、医療現場では状態が安定していれば、手術翌日から歩くのが普通です。 それは体の器官は使わないと機能が衰えるという特徴があるため。手術後に体を動かした方が、腸の動きが促進され腸閉塞の予防に役立ちます。 もちろん、手術後の歩行は医師の指示の下、看護師などの医療スタッフと行うものなので、自分一人で行わないように注意してください。食事の内容は少しずつアップ
帝王切開などの開腹手術では、手術後すぐに食事が開始されます。 一方、胃腸など消化管の手術では、傷口がきちんとくっつくまで、食事は一時的に中止に。 その間、使われない胃腸の機能は低下します。そのためいざ食事を始まったとき、ふだんの食事内容と量をそのまま食べてしまえば胃腸がびっくりして、腸閉塞を起こす原因にもなります。 病院食は医師の指示の下、最初は液状の食事から始まって、段階的に固形の食事へとアップしていきます。入院中は許可が出るまで、病院で出されたものを食べることが大切です。退院後も便秘対策を
無事に退院となったあとも、その後に腸閉塞になるリスクはゼロではありません。 日頃から暴飲暴食に気をつけて腸に負担をかけないようにしたり、こまめに運動を行うなど便秘対策を行うことが、腸閉塞の予防となります。便秘がちになったり、おならが出ないなどの症状は腸閉塞の可能性もあるかもしれません。 嘔気や嘔吐、激しい腹痛をともなう場合は、早めに医師へ受診しましょう。まとめ
帝王切開をふくめ開腹手術後は、麻酔により腸の動きが悪くなったり、腸同士がくっつきやすくなることで、腸閉塞を起こしやすくなります。
入院中は医師や看護師の指示に従うとともに、退院後は腸に負担をかけない生活を送ることが大切です。
