オムツの頃は、普通に毎日出ていたウンチ。トイレでするようになったらなぜか便秘がちになってしまったってお子さんも多いのではないでしょうか。
失敗の恐怖や恥ずかしさ、わずらわしさが先立って、後回しにしているうちに便秘になってしまうんですね。
ウンチの大切さを知れば、後回しにしないで楽しくトライできますね。
ウンチをすることの大切さを教えるとってもよいアイテムをご紹介しましょう。
子どもの便秘改善の道はウンチのすごさを知ることから
子どもの便秘を予防・改善するにあたっては、食べたものが、体の中で栄養を吸収され、ウンチとして出てくるという生命維持に欠かせないメカニズムを知り、子ども自身が排便することの大切さ、気持ちよさをしっかりと理解することが大切です。
そこで活用したいのが絵本です。
子供向けにウンチをすることの重要さ、楽しさを教える絵本がたくさん出ているのでご紹介します。
家族みんなで読むのもおすすめです。
トイレに行き始めの幼児にぴったりの絵本はコレ
オムツの頃はできたのに、トイレではできないのはよくあることです。
子どもにとっては、どうしてトイレでしなくちゃいけないのか? そもそもウンチって何なのか? と疑問でいっぱいかもしれません。
また、子どもに説明する場合、言葉でだけでなく、絵とともに教える方が、子どもにとってはイメージしながら理解しやすいですね。
そこで、ウンチのことやトイレですることの大切さ、気持ちよさを幼児にわかりやすく紹介している絵本をピックアップしました。
『みんなうんち』
大きいぞうは、大きいうんち、小さいねずみは小さいうんち。
いろいろな動物がいろいろなかたち、いろいろな色、いろいろなにおいのうんちをすることを紹介しています。
「いきものは食べるから、みんなうんちをするんだね。」
みんな自分と同じようにウンチをする、ウンチの仕方、場所はさまざまであることを知ることができます。
『ひとりでうんちできるかな』
いろいろな動物や怪獣、女の子がトイレに座って、う~ん、う~んとがんばっている仕掛け絵本です。
トイレでウンチが出た後の「お水を流して」「手を洗って」という一連の動作もわかって、自分もトイレで、う~ん、う~んとがんばってみたくなる絵本です。
『うんちがぽとん』
主人公、まあくんがおまるでおしっことうんちができるようにがんばる様子を自分と重ね合わせて、トイレトレーニングをイメージできる絵本です。
「でたかな?まだまだ」とフレーズの繰り返しがリズミカルで、実際のトイレトレーニングでも親子で、「でたかな?まだまだ」、「おしっこ バイバーイ」、「うんち バイバーイ」と言って、楽しみながらできそうです。
もう恥ずかしくない! お年頃のお子様にはこの絵本
小学生くらいのちょっと大人になった頃は、学校でウンチをするのは恥ずかしいと、便意を我慢してしまいがちです。
ウンチをするのは当たり前のこと、むしろ出ない方が大変であることを伝えて、排便の大切さを知ることができる絵本をピックアップしました。
『わたしたちうんこともだち?』
友達に冷やかされるのが嫌で、学校ではウンチはできない主人公が苦しい思いをしながら家まで帰る様子がとてもリアルに伝わってきます。
心配して家まで来てくれた友達とウンチについて語り合うところは、ウンチは誰もがするもので、学校でしたって良いことを伝えています。
また、学校でウンチをすることについては、みんな同じように悩んでいることで、一人で悩む必要はないことを教えてくれる作品です。
『がまんだがまんだうんちっち』
おしりがむずむずしていたけど、学校のトイレは上級生が掃除中で恥ずかしくてできなかった。帰り道、考え付く限りのトイレを一生懸命探しながら、極限までウンチを我慢する様子が描かれています。
我慢せずに学校でトイレに行っておけば、こんなに辛い思いをしなくて良いことを教えてくれます。
最後の主人公のお母さんの言葉にほんわかする作品です。
『うんちはどこへいくの?』
「ごはんを食べたら、食べたものは体の中でどうなるのか?」、「腸は何色?」、「体の外に出したうんちは、その後どうなるのか?」などの素朴な疑問の答えがわかる科学的な楽しい仕掛け絵本です。
体についての「なぜ?」、「なに?」から環境の問題まで幅広い知識が身につきます。
子どもだけでなく、大人も一緒に楽しめる作品です。
絵本を楽しく読みながら、ウンチをすることは自然なことであり、大切なことであることが身につきます。
子どもたちにウンチへの理解が深まることは、学校のトイレでも、誰もが不都合なくウンチができる環境になることに繋がりますね。